三菱商事従業員組合とトヨタ自動車労働組合に合同で”プロティアンセッション(越境型キャリア自律開発)”を実施
労組の役割変化の兆し ~雇用維持・賃金確保中心の対応から組合員個人を強くし、組織を強くするキャリア支援強化へ~
背景
激変する雇用環境のなか、従来からの「雇用維持や賃金確保等の集団的な対応」だけでなく、「組合員個人を強くする取り組み(キャリア自律支援)」への展開をする労働組合が出てきています。
変化が激しい今の時代、「会社に依存するキャリア形成から自律的キャリア形成への転換」に向けて従業員のキャリア自律を支援することが、結果として雇用の確保や働くことへの生きがい・働きがいの発見に繋がります。こうした支援を通して、組合員のライフやキャリアの充実と組織の活性化に繋げていくことが今、労働組合に求められてきています。
こうしたことを背景として、日本を代表する三菱商事従業員組合とトヨタ自動車労働組合よりお声がけ頂きまして実施することになりました。
実施概要
日時:合同プロティアンセミナー:3月19日18時~19時
合同プロティアンワークショップ:4月7日18時~19時30分
開催方法:オンライン(ZOOM)
講師:有山徹(当協会代表理事)
参加者評価:満足度 4.6(5段階)、キャリアへの意識向上 4.7(5段階)
参加者の声:
・今まで難しく考え過ぎていたが部分が解消され、キャリアを考えやすくなった。
・自身の価値観を振り返るだけでなく、他者との交流で言語化、ディスカッションすることで、新たな気づきを得られた 等
組合員向けキャリアセッション導入の背景と狙い
・三菱商事従業員組合様
三菱商事従業員組合は、組合員の中長期的なキャリア形成・キャリア自律度向上の支援を重点施策と位置付け活動しています。組合員一人一人がキャリア開発を進めるために、最新の方法論を学ぶことや第三者の視点が重要と考え、今回のセミナーの実現に至りました。
・トヨタ自動車労働組合様
本年春の労使交渉では、モビリティカンパニーへの変革に向け、キャリア・働き方における自律をテーマに話し合いを実施しました。キャリアは会社が与えてくれるものという根強い考えがあり、主体的に向き合うことへの戸惑いがあるなか、自らを振り返り、業界を超えた交流を通じて、一歩踏み出せる機会をとなるよう企画しました。
田中研之輔代表理事より労働組合に対するメッセージ
労働組合は、終身雇用や年功序列とともに日本型雇用を支えてきました。職種や部署をこえて、組合員の労働環境・労働条件を改善し続けてこられた歴史があります。その労働組合が主体となり、組織内キャリアから自律型キャリアへの変革に取り組まれていることを非常に嬉しく感じています。組織にキャリアを預けるのではなく、自ら主体的なキャリアオーナーシップを持って働く組合員が増え、さらに組合員同士が繋がっていくことで、好循環が生み出されていきます。プロティアンセッションを実施した先には、企業をこえた労働組合の横のつながりもつくっていきます。社会の変化に翻弄されるのではなく、柔軟に適合され、新たな取り組みに着手される労組主体の動きに、大きな期待を寄せています。
【協会概要】
正式名称:一般社団法人プロティアン・キャリア協会
所在地:東京都新宿区西新宿3-2-9新宿ワシントンホテルビル本館2F
事業概要:プロティアン・キャリア理論に基づく個人の主体的なキャリア開発と組織と個人のより良き関係創出の支援
代表理事:田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部 教授)
有山 徹 (4designs株式会社 代表取締役CEO)
設立年月:2020年3月
協会WEBサイト:https://protean-career.or.jp/
メディア「Protean」:https://protean-career.or.jp/column/
Facebook:https://www.facebook.com/protean.fb
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像