白馬五竜高山植物園が、環境省が定める「自然共生サイト」に認定されました
リゾート運営と生物多様性保全の両立を図る取り組みが評価
株式会社五竜(所在地:長野県北安曇郡白馬村、代表取締役社長:伊藤英喜、通称:白馬五竜)はこのたび、当社が運営する「白馬五竜高山植物園」が、環境省が定める「自然共生サイト」に認定されたことをお知らせいたします。令和5年度から行われている本認定制度において、令和7年度第1回である今回は「地域生物多様性増進法」に基づく初めての認定となり、長野県白馬エリアの施設としては唯一、日本国内のスキー場運営施設としては他社と並び第一号での認定評価を受けました。
「自然共生サイト」認定について https://www.env.go.jp/press/press_00761.html

白馬エリア初、国内スキー場としては第一号で「自然共生サイト」に認定
「自然共生サイト」とは、環境省が「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」として認定するもので、2030年までにネイチャーポジティブ(生物多様性の損失を止め回復させる)を実現させることを目標にしています。その実現に向けては、生物多様性が豊かな場所を維持するだけでなく、生物多様性が損失している場所においては生物多様性の回復や創出を図ることも重要とされています。
このたび認定された「白馬五竜高山植物園」は、スキー場・エイブル白馬五竜を運営する株式会社五竜が2000年にオープンし、スキー場としての立地や設備を活用し、雪の降らない6月〜10月に運営してきました。自然環境への恩返しや再生をテーマに数々の取り組みを行ってきて、今年で開業25周年を迎えました。
国の特別天然記念物である雷鳥の保護活動や、その餌となる植物の育成、希少な高山植物の保全や再生、再生可能エネルギーの導入等、自然と共生するための活動は多岐にわたりますが、それらを複合的に評価していただきました。山を切り開いて開発するスキー場の運営会社の社会的責任として、生物多様性を保全するだけでなくその再生にまで精力的に取り組んできたことが、ひとつの成果として認められたことを大変誇らしく思います。
9月30日に東京都内で行われた認定式には、営業推進部の社員と植物園を支える学芸員の2名で参加し、国を挙げてネイチャーポジティブに取り組む熱量を体感してまいりました。認定にあたり環境省より当園に対し、「本サイトの活動は、リゾート運営と生物多様性保全を両立を図る注目すべき取組である。 今後、本サイト周辺の国立公園等との連携を期待する」とのコメントを頂きました。
継続してきた活動がこのような社会的評価を受けたことを光栄に感じるとともに、その名に恥じぬようより一層身を引き締めて自然と向き合い、誰もが「自然共生サイト」であると納得するリゾート地を作っていきます。




今年も「白馬五竜高山植物園」は10月下旬まで営業予定
「白馬五竜高山植物園」は、今年も例年通り10月下旬までの営業を予定しています。夏が終わると観光客の数も落ち着き、登山やトレッキングのお客様が増えてまた違った雰囲気が味わえます。標高の高い白馬村では10月に入ると紅葉が見られるようになり、下旬にかけて徐々に色づく範囲が増してくるため、いつ来ても違った景色が楽しめるのも魅力です。紅葉シーズンの終わりまで高山植物園としてお楽しみいただけますので、ぜひこの機会にお越しください。




株式会社五竜およびマウンテンリゾート「白馬五竜」について
株式会社五竜は、長野県北安曇郡白馬村において、ウィンターシーズンにはスキー場「エイブル白馬五竜」を、冬季以外のグリーンシーズンにはスキー場の一部を「白馬五竜高山植物園」として運営しています。通年営業のマウンテンリゾート「白馬五竜」として、ここにしかない雄大な北アルプスの大自然を守りながら大切に管理・手入れし、四季折々の表情を最大限に楽しんでいただくお手伝いをしています。
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
TEL:0261-75-2101
アクセス: 東京方面から約4時間、名古屋方面から約3.5時間、大阪方面から約5.5時間
公式HP:https://www.hakubaescal.com
植物園公式HP:https://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/
採用特設サイト:https://www.goryu-hakuba.com/recruit
【白馬五竜高山植物園 概要】

標高1515mの山頂エリアに広がる日本最大の高山植物園。8人乗りゴンドラ「テレキャビン」に乗って約8分で到着し、6月から10月にかけて300種以上200万株の高山植物をお楽しみ頂けます。
冬はスキー場として営業しますが、スキー場開発によりこの土地が本来もつ植生を失うことのないよう、20年以上にわたり丁寧に管理して守ってきた歴史があります。長野県はその特異な地理により、南北東西の異なる環境で生息する高山植物が国内で最もミックスして植生する土地です。明治時代から識者に指摘され、正式に植物園協会に登録された当園では、その貴重で稀有な植物たちをを間近で観察できる博物館のような存在を目指しています。
【エイブル白馬五竜 概要】

長野県北部北アルプス山麓に位置し世界有数のパウダースノーに恵まれたスキー場。併設のスキー場Hakuba 47 Winter Sports Parkと合わせて一山のスキー場では長野県来場者数トップ。夏季はスキー場の一部が国内最大の高山植物園「白馬五竜高山植物園」となる。昭和45年創業以来革新的な経営を続け、東洋初のテレキャビンを導入、高山植物園の造成、恋人の聖地第一号選定、国内唯一スキー場でのISO14001取得や再生可能エネルギー100%営業などの歴史があります。地域環境の特性を活かし地元に根付いた年間観光を目指して、持続可能性のある観光索道業を継続しています。
【株式会社五竜 会社概要】
社名:株式会社五竜
代表:代表取締役 伊藤 英喜
所在地:〒399-9211 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10
設立:昭和45年8月
資本金:1,000万円
事業内容:スキー場・高山植物園の経営
お問い合わせ先:info@hakubaescal.com
▼参考:白馬五竜のSDGsや環境への取り組み

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