【自動車整備工場、成果の秘訣】月「30台以上」自動車を販売する整備工場では、半数が「営業利益の20%以上」を広告費に投下
〜マーケティングでは「顧客が快適に過ごせる環境の整備」を重視する一方で、「新規顧客の集客に」課題も〜
調査サマリー
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調査概要
調査名称:自動車整備工場の広告費などに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年4月17日〜同年4月19日
有効回答:自動車を販売している整備工場の代表取締役・役員89名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
毎月の自動車販売台数、「1台以上~5台未満」が41.6%で最多
「Q1.あなたの自動車整備工場では、毎月どのくらい自動車が売れていますか。」(n=89)と質問したところ、「1台以上~5台未満」が41.6%、「30台以上」が19.1%、「5台以上~10台未満」が11.2%という回答となりました。
・30台以上:19.1%
・25台以上~30台未満:1.1%
・20台以上~25台未満:2.2%
・15台以上~20台未満:5.6%
・10台以上~15台未満:7.9%
・5台以上~10台未満:11.2%
・1台以上~5台未満:41.6%
・売れていない:9.0%
・わからない/答えられない:2.2%
自動車を購入した顧客の比率、「1(新規):9(既存)」や「2(新規):8(既存)」が上位に
「Q2.あなたの自動車整備工場で売れている車に関して、新規顧客と既存顧客のどちらに売れているのかおおまかな比率を教えてください。」(n=89)と質問したところ、「1(新規):9(既存)」が20.2%、「2(新規):8(既存)」が18.0%、「0(新規):10(既存)」が15.7%という回答となりました。
・10(新規):0(既存):3.4%
・9(新規):1(既存):2.2%
・8(新規):2(既存):0.0%
・7(新規):3(既存):4.5%
・6(新規):4(既存):2.2%
・5(新規):5(既存):10.1%
・4(新規):6(既存):3.4%
・3(新規):7(既存):14.6%
・2(新規):8(既存):18.0%
・1(新規):9(既存):20.2%
・0(新規):10(既存):15.7%
・わからない/答えられない:5.6%
広告宣伝費の比率、「5(自動車販売):5(自動車整備)」と「1(自動車販売):9(自動車整備)」が同率で1位
「Q3.広告宣伝費に関して、自動車整備に関する販促と自動車販売に関する販促のそれぞれどの比率で支出しているか教えてください。」(n=89)と質問したところ、「販促していない」が16.9%、「5(自動車販売):5(自動車整備)」が12.4%、「1(自動車販売):9(自動車整備)」が12.4%という回答となりました。
・10(自動車販売):0(自動車整備):7.9%
・9(自動車販売):1(自動車整備):9.0%
・8(自動車販売):2(自動車整備):7.9%
・7(自動車販売):3(自動車整備):4.5%
・6(自動車販売):4(自動車整備):3.4%
・5(自動車販売):5(自動車整備):12.4%
・4(自動車販売):6(自動車整備):5.6%
・3(自動車販売):7(自動車整備):7.9%
・2(自動車販売):8(自動車整備):7.9%
・1(自動車販売):9(自動車整備):12.4%
・0(自動車販売):10(自動車整備):3.4%
・販促していない:16.9%
・わからない/答えられない:1.1%
営業利益における広告宣伝費の割合、約4割が「5%未満」と回答
Q3で「0(自動車販売):10(自動車整備)」「販促していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.自動車販売のマーケティングにおいて、営業利益のうち、どのくらい広告宣伝費を支出しているのかを教えてください。」(n=70)と質問したところ、「5%未満」が35.7%、「5%以上~10%未満」が24.3%、「30%以上」が10.0%という回答となりました。
・30%以上:10.0%
・25%以上~30%未満:1.4%
・20%以上~25%未満:7.1%
・15%以上~20%未満:5.7%
・10%以上~15%未満:5.7%
・5%以上~10%未満:24.3%
・5%未満:35.7%
・わからない/答えられない:10.0%
月「30台以上」自動車を販売する整備工場は、半数が「営業利益の20%以上」を広告費に投下
Q1で毎月「30台以上」「1台以上~5台未満」、Q3で「0(自動車販売):10(自動車整備)」「販促していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、 営業利益に対する広告費の構成比でクロス集計したところ、「販売台数が多いほど広告費がかかっている」実態が明らかになりました。
広告宣伝費の使用用途、約半数が「Web広告(リスティング広告)」と回答
Q3で「販促していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.あなたの自動車整備工場での、広告宣伝費の使用用途を教えてください。(複数回答)」(n=73)と質問したところ、「Web広告(リスティング広告)」が45.2%、「チラシ」が32.9%、「DM」が32.9%という回答となりました。
・Web広告(リスティング広告):45.2%
・チラシ:32.9%
・DM:32.9%
・SNS広告:30.1%
・野立看板:24.7%
・新聞折込広告:17.8%
・ラジオ広告:12.3%
・その他:5.5%
―65歳:個人のサイト
―62歳:新聞広告
・わからない/答えられない:15.1%
自動車整備工場のマーケティング、50.7%が「整備工場の施設など顧客が快適に過ごせる環境を整備すること」を意識
Q3で「販促していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.あなたの自動車整備工場のマーケティングで意識していることを教えてください。(複数回答)」(n=73)と質問したところ、「整備工場の施設など顧客が快適に過ごせる環境を整備すること」が50.7%、「HPに最新の情報などを更新すること」が46.6%、「地域の特徴を把握したエリアマーケティングを展開すること」が37.0%という回答となりました。
・整備工場の施設など顧客が快適に過ごせる環境を整備すること:50.7%
・HPに最新の情報などを更新すること:46.6%
・地域の特徴を把握したエリアマーケティングを展開すること:37.0%
・SNSなど時代に合った施策を取り入れること:35.6%
・購買サイクルに基づくマーケティングの施策を立案すること:27.4%
・アナログよりもデジタルを活用すること:26.0%
・アクセス解析などデータを元にマーケティングの改善施策を立案すること:24.7%
・その他:1.4%
・特にない:9.6%
・わからない/答えられない:6.8%
自動車の売上台数を増やす上で感じている課題、51.7%が「新規顧客の集客」と回答
「Q7.自動車の売上台数を増やすために、課題に感じていることを教えてください。(複数回答)」(n=89)と質問したところ、「新規顧客の集客」が51.7%、「既存顧客のリピート率」が43.8%、「競合の整備工場との差別化」が40.4%という回答となりました。
・新規顧客の集客:51.7%
・既存顧客のリピート率:43.8%
・競合の整備工場との差別化:40.4%
・低単価になってしまっている:29.2%
・設備の老朽化によって作業効率が悪い:16.9%
・価格設定がどんぶり勘定(価格設定が大雑把):9.0%
・その他:4.5%
―64歳:人材不足
―55歳:自動車整備
・わからない/答えられない:11.2%
21.4%が、今後広告宣伝費を「増やす予定」と回答
「Q8.あなたの自動車整備工場での、今後の広告宣伝費の意向を教えてください。」(n=89)と質問したところ、「増やす予定」が21.4%、「減らす予定」が3.4%という回答となりました。
・増やす予定:21.4%
・減らす予定:3.4%
・変わらない:49.4%
・特にない:19.1%
・わからない/答えられない:6.7%
広告宣伝費を増やす理由、94.7%が「新規顧客の集客が重要だから」
Q8で「増やす予定」と回答した方に、「Q9.あなたの自動車整備工場において、今後の広告宣伝費を増やす理由を教えてください。(複数回答)」(n=19)と質問したところ、「新規顧客の集客が重要だから」が94.7%、「競合の整備工場との差別化を図るため」が78.9%、「少子高齢化の影響で顧客を獲得する必要があるから」が63.2%という回答となりました。
・新規顧客の集客が重要だから:94.7%
・競合の整備工場との差別化を図るため:78.9%
・少子高齢化の影響で顧客を獲得する必要があるから:63.2%
・若者世代の購買行動の変化に適応するため:57.9%
・客単価が下がっているから:57.9%
・競合が増加しているから:57.9%
・その他:5.3%
・わからない/答えられない:0.0%
まとめ
今回は、自動車を販売している整備工場の代表取締役・役員89名を対象に、自動車整備工場の広告費などに関する実態調査を実施しました。
まず、自動車整備工場の毎月の販売台数は「1台以上~5台未満」が41.6%で最も多く、次いで「30台以上」が19.1%となっています。新規顧客と既存顧客の比率については、「1(新規):9(既存)」が20.2%で最多であり、既存顧客の割合がかなり高いことがわかります。また、広告宣伝費の比率は、「5(自動車販売):5(自動車整備)」と「1(自動車販売):9(自動車整備)」が12.4%で同率で1位となりました。さらに、営業利益における広告宣伝費の割合については、「販売台数が多いほど広告費がかかっている」実態が明らかになりました。最後に、自動車整備工場の21.4%が「今後の広告宣伝費を増やす予定」と回答しており、その理由として、94.7%が「新規顧客の集客が重要だから」と回答していることからも、新規顧客の集客に注力していく意向がうかがえる結果となりました。
今回の調査では、多くの自動車整備工場が、営業利益に対して広告宣伝費の支出に消極的である一方、新規顧客の獲得や既存顧客のリピート率、競合の整備工場との差別化に課題があることが明らかになりました。今後、広告宣伝費の効果的な配分と共に、顧客満足を向上させるサービスの提供やHPの頻繁な情報更新などによる効果的なマーケティングの展開が重要となるでしょう。自社サイトの制作やコストに課題を抱える自動車整備工場では、簡易ランディングページや自社サービスを盛り込んだ専用ショップサイトを安価に提供するホームページ制作サービスの利用を検討することが、効果的なマーケティングの実現につながるのではないでしょうか。
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ジョイカルは2005年の創業以来、「カーライフをもっと楽しく便利に」をモットーに、クルマ社会の未来へ向け常に考え、新たなサービスを提供しています。クルマ社会を支えている日本全国各地の自動車整備工場との協業で事業を進めて参りました。2025年に向けて「クルマの乗り方、変える。時代、変える、ジョイカル。」をスローガンとし、現代のDXに向けて自動車業界のDXをどう生き抜くか、ジョイカル流DXとは何か?を模索し続けながら日々成長し続けます。
商号 : 株式会社ジョイカルジャパン
代表者: 代表取締役社長 CEO 早川 由紀夫(はやかわ ゆきお)
所在地: 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 18F
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