DigitalBlast、小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」の栽培システムおよび栽培方法の特許を取得
宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾、以下DigitalBlast)は、小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」の栽培システムおよび栽培方法について特許(特許第7164910号)を取得したことをお知らせいたします。
- 特許取得の目的・背景
本発明は、3つの実験区画を有するAMAZにおいて、ISS内で2つの実験区画をそれぞれ異なる角速度で回転させることにより人工重力環境を作り出し、その人工重力下で植物の栽培を行うことのできるDigitalBlast独自の技術です。
本技術により、微小重力環境に加え、月面と同じ地球の6分の1の重力の他、回転速度を変更することによりさまざまな人工重力環境を作り出し、3つの重力環境実験を同時比較することが可能です。多様な重力下での栽培・培養を通して、生物の重力応答に関する基礎データを取得できます。
また、ISS内の微小重力で限られたスペースにおいて、宇宙飛行士が作業しやすいようユーザビリティを意識したデザイン・設計になっています。試料容器は片手で取り付けが可能です。台座は装置の円筒部分のどこにでも取り付けられるようになっており、装置を作業しやすい角度でISS内に設置することができます。
- 特許概要
・登録日 2022年10月25日
・特許権者 株式会社デジタルブラスト
- 小型ライフサイエンス実験装置「AMAZ(アマツ)」について
本装置は、宇宙環境と月面重力における植物生理の研究を主目的としています。装置の一部を回転させることにより生じる遠心力を用いて、月面と同じ地球の6分の1の重力を再現します。発生させる重力は、月面と同じ地球の6分の1の重力の他、回転速度を変更することによりさまざまな重力環境を再現し、同時比較することが可能です。多様な重力下での栽培・培養を通して、生物の重力応答に関する基礎データを取得します。
既にプロトタイプが完成し、地上実験を進めており、2024年にISSでの本装置の設置・運用を目指しています。現在、本装置での宇宙実験は、コケ栽培とビール酵母培養を予定しております。
- 株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について
会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast, Inc.)
所在地:〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-7-9 神田司町PREX7階
代表者:代表取締役CEO 堀口真吾
設立:2018年12月
ホームページ:https://digitalblast.co.jp/
事業内容:企業変革に関する企画・設計及び支援、デジタル技術の開発及び支援、統合マーケティングサービス、デジタルマーケティングサービス、インターネット広告サービス、動画制作及び配信
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