SEEDER株式会社、インタビューの設計・実践に関するノウハウを公開!
AI時代のインタビューの意義を問い直し、 “創造的プロセス”としての活用を提案

先進生活者「トライブ」の調査・分析や、新規事業・商品開発支援を行うSEEDER株式会社(代表取締役:村田寛治、本社:東京都港区北青山)は、インタビュー設計の実践知とその未来の可能性について考察した「インタビューフロー総集編&これからのインタビューのあり方」を公開しました。
●背景
商品や事業の開発プロセスにおいて仮説検証のためのインタビューは広く行われていますが、その設計・実行・活用の精度により得られる洞察の質は大きく異なります。SEEDERでは、単なる“聞き取り”を超えた“思考を深める対話”としてのインタビューを重視し、数多くのプロジェクト支援で得た知見をまとめました。
また、近年のAIの進化によって、定型的なインタビュー業務の自動化が進む一方で、人間が担うべき“対話の意義”が再定義されつつあります。SEEDERはこの変化を受け、インタビューの本質を見つめ直す必要性を提起しています。
●概要
本記事では、以下のような内容を中心に構成されています。
-
基本のインタビューフロー:目的設定から具体→抽象への質問展開、信頼関係構築の流れ
-
実施後のフィードバックプロセス:自己評価、チームレビュー、参加者からの感想回収
-
SEEDER独自の実践例:即興的な質問、趣味への深掘り、メタファーを活用した感情の可視化
-
AI時代におけるインタビューの価値:プロセスとしての納得感、思考と発想を引き出す役割
さらに、AIが代替しきれない“その場の文脈理解”や“直感的問い”の重要性、そしてインタビューを演技的・創造的プロセスとして捉える視座が提示されています。
基本のインタビューフロー


SEEDERでは、インタビューを円滑かつ深い洞察につなげるための「具体から抽象へ」進行するフローを重視しています。初めは「最近使ったサービスは?」など、具体的な質問から始め、徐々に「あなたにとって理想的なサービスとは?」といった抽象的な問いへと移行。この流れは、参加者をリラックスさせ、信頼関係を築き、思考を深めるステップとして機能します。
実施後のフィードバックプロセス
インタビューの質を高めるため、SEEDERは実施後の振り返りにも力を入れています。インタビュアー自身による自己評価やチーム内でのフィードバック共有、さらにインタビュー参加者への「話しやすさ」や「物足りなかった点」などの感想ヒアリングを通じて、継続的に改善を図っています。発言内容の分析を通じてパターンを抽出し、次回の設計に反映する点も特徴です。
SEEDER独自の実践例

SEEDERのインタビューでは、決まった質問項目に縛られすぎず、即興性を重視したやり取りが特徴です。また、対象者の趣味やライフスタイルに焦点を当てた質問を通じて、行動や価値観の背景を深く理解。さらに、「このブランドを映画に例えると?」といったメタファーの活用により、感覚的な印象や無意識の嗜好を具体化する工夫も取り入れています。
AI時代におけるインタビューの価値
近年、インタビューの一部はAIで代替可能になりつつありますが、SEEDERは“プロセスとしての納得感”の提供と“思考の触発”という人間ならではの価値を重視します。インタビューは、単に情報を集める手段ではなく、問いを通じて考えを整理し、新しい視点を得るための創造的なプロセス。特にビジョン設計や新規事業開発において、この深い対話が重要な役割を果たすと考えています。
●今後の展開
SEEDER株式会社では、noteをはじめとした自社メディアを通じて、実務に根ざしたリサーチ知見やインタビュー手法の発信を継続しています。今後も、商品開発や新規事業支援の現場で得られた知見をもとに、業界関係者にとって実践的かつ示唆に富んだ情報提供を行っていく方針です。
■本リリースに関するお問い合わせ
SEEDER株式会社
担当:吉冨
e-mail:info@sd-g.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像