床下を守るプロフェッショナルが解説する高気密・高断熱住宅の落とし穴!シロアリの活性化と雪・地震による倒壊リスク
2025年の冬は早く到来!12月〜1月は厳しい寒さや大雪になる可能性も
12月に入り、本格的な寒さが到来しました。多くの人が「冬はシロアリ被害の心配はない」と考えがちですが、実は冬であってもシロアリのリスクが潜んでいます。近年、住宅の高性能化(高断熱・高気密化)が私たちに快適な暖かさをもたらす一方で、シロアリにとっても「年中無休の理想的な温室」となっている可能性があるのです。
近年では積雪による家屋倒壊も問題になるなど、家屋の構造的なリスクへの関心も高まっています。倒壊の直接的な原因ではないものの、シロアリや腐朽によるダメージがある家屋は耐久性が低下します。このようなことからシロアリ対策の重要性が再認識されています。
今回、シロアリ対策をはじめとした総合ハウスメンテナンスサービスを提供している株式会社アサンテ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮内 征)(以下、アサンテ)が擁するシロアリ防除プロフェッショナル「シロアリバスターズ」が、半世紀以上培ってきたハウスメンテナンスの技術・知見を活かし、「シロアリ被害から自宅を守るために必要な対処法」を解説します。

住まいと暮らしを守る!アサンテのシロアリ防除プロフェッショナル「シロアリバスターズ」
シロアリバスターズは、50年以上の歴史と実績を持つアサンテが誇る、シロアリ防除のプロフェッショナル集団です。シロアリの生態や木造家屋の構造を知り尽くした高度な専門知識と、訓練を重ねた確かな技術力で、徹底した調査から施工、充実のアフターサービスまで、業界最高品質のサービスで大切なマイホームをお守りします。お客様に寄り添い、透明性の高い最適な対策をご提案することを第一に、大切な住まいをシロアリ被害からお守りします。無料の床下診断も承っておりますので、お気軽にご相談ください。


「冬はシロアリがいない」は大きな誤解!高性能住宅でも「シロアリの温床」に
冬に虫の心配をする方は少ないでしょう。いろいろな虫と同様に、「シロアリも冬は休眠している」と思われがちですが、それは大きな間違いです。シロアリ防除のプロフェッショナルであるシロアリバスターズによると、一般的なイメージとは異なり、シロアリは1年中活動しており、冬の寒い時期であっても休眠しません。特に、日本に広く生息するヤマトシロアリは、温度によって活動量が大きく変わりますが、活動できる最低温度は6℃程度といわれています。グラフは、冬にアサンテ社員宅の床下の温度を測定したデータです。オレンジの線は外気温、青の線は床下温度を示しています。測定の結果、床下温度が外気温より高くなり、10℃を下回ることがありませんでした。もちろん、家の造りや地域などによっても異なりますが、このくらいの温度があれば、ヤマトシロアリは活動することができます。現代の高気密・高断熱住宅は、冬でも住宅の温度が保たれます。これは住宅に侵入したシロアリに対して冬の寒さから身を守り、年中活動し続けられる環境を提供しているのと同じ状態です。「新築だから大丈夫」「冬だからシロアリは活動していない」という考えは禁物です。快適な家に長く住み続けるためには、こうしたリスクの認識や定期的な点検、早期の対策が必要です。

また、ヤマトシロアリの生息北限は、北海道の名寄市まで確認されています。寒冷地でシロアリが生息できるのは、冬季に根雪となることで積雪による断熱効果が働き、土壌の凍結が進みにくく、生息環境が保たれるためです。豪雪地域や寒冷地であっても、家屋の高断熱化や暖房設備の影響により、シロアリ被害は発生する可能性があります。


シロアリ予防が、「倒壊しない家」をつくる!雪にも地震にも強い住まいへ
シロアリや腐朽によるダメージがある家屋は、倒壊リスクが高まります。阪神・淡路大震災での家屋の全壊率は、シロアリによる被害や腐朽があった建物では93.2%と高く、被害のない建物の約4倍にもなります。
また、気象庁によると、今冬の気温は平年並みの見込みである一方、西日本や日本海側では平年より雪が多くなると予測されています。 12月に寒気が流れ込みやすいことから、早いタイミングで積雪する可能性があります。昨冬も積雪の重みによる空き家の倒壊がありました。シロアリ被害や腐朽のある家屋では被害のない家屋に比べて耐久性が低下しているため、被害が甚大になるほど積雪による家屋倒壊のリスクの一つになりえます。
どんなに耐久性の高い家であっても、構造部分がシロアリ被害や腐朽によって劣化していれば、その性能を十分に発揮できません。万が一に備えるためにも、普段目にすることのない床下への意識と点検の重要性を、多くの方に知っていただく必要があります。




床下を守るプロフェッショナル「シロアリバスターズ」が教える「冬の自宅診断」
「冬だしシロアリは活動していないだろう」と安易にメンテナンスを放置してしまうと、高性能住宅であっても、深刻なシロアリ被害が進行する恐れがあります。また、結露が発生している壁の内部や湿気がこもっている床下は、木材の含水率が上昇し、シロアリ被害や腐朽が発生し、見えないところで被害が拡大する可能性があります。これは、木材の耐久性に影響を及ぼします。まずは自分でできるチェックリストに当てはまる項目がないかチェックしてみましょう!
ご自身でチェックできること
□ 暖房を効かせている部屋の壁や床に、以前より結露がひどく発生するようになった
□ ゴキブリやムカデなどの不快害虫を冬でも見かけるようになった
□ 雪や雨が降った後、基礎や外壁のひび割れ部分に水が染み込んでいる跡が見える
□ 床材が変色してきた(黒ずみ、シミなど)
□ ドアが開きにくい/閉まりにくいなど、建具に違和感がある
□ 床がギシギシ音を立てる/一部沈み込む・たわむ
□ 室内にカビ臭さを感じるようになった
1つでも当てはまる方は、早めの床下点検をおすすめします!
1つも当てはまらなくて一安心した方も、1年に1度は床下点検をおすすめします。
不安な点がある場合は、アサンテのシロアリバスターズへご相談ください。
株式会社アサンテについて

アサンテは1970年に三洋消毒社として東京都府中市にて創業し、以降半世紀以上にわたってシロアリ対策をはじめとした総合ハウスメンテナンスサービスを提供する事業会社です。「人と技術を育て、人と家と森を守る」を経営理念として掲げ、お客様の安全と安心、ならびに木造家屋の長寿命化を実現し、ひいては環境保全や我が国の「木の文化」を未来に繋げることを目指しています。
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