―5月24日「改正学校教育法」成立関連 意識調査― “約半世紀ぶり”に、新たな「進路選択」として高等教育機関「専門職大学・短期大学」が誕生 現役高校生の約3割強が「専門職大学*」進学に興味
「専門職大学」認知度は28.4% 人気専門分野は1位「医療」2位「食」3位「IT」
食のプロを育成する教育機関、辻調理師専門学校(大阪市、校長:辻芳樹)は、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関「専門職大学」「専門職短期大学」(*以後、「専門職大学」と表記)の法案が可決したことに際して、2017年6月に高校生・大学生・保護者の男女300名を対象に「専門職大学における意識調査」を実施しました。
*「専門職大学」」とは
「専門職大学」とは、既存の大学や短大とは異なり、ITや農業、観光などの分野で、新たなサービスを生み出し、けん引役を担える即戦力の人材を育てることを目指す新しい高等教育機関です。教育課程は、産業界と連携し卒業に必要な単位の3~4割以上を現場の実習などで習得させる他、専任教員の4割以上を実務家が担うなど、実践重視のカリキュラムが予定されています。さらに卒業後には、大学や短期大学と同様に「学士」「短期大学士」が与えられます。
<調査概要>
調査対象人数 : 300名(高校生100名、大学生100名、高校生または大学生の子供のいる方100名)
地域 : 全国
調査期間 : 2017年6月1日(木)~6月4日(日)
性別 : 男女
調査方法 : インターネットリサーチ
【調査結果】
【1】高校生の進学先、4年制大学が根強い人気
高校生100名に対して、卒業後の進路として検討している選択肢を聞いた所、60.0%の学生が「4年制大学」を希望し、続いて「専門学校」20.0%、「就職」が17.0%という結果となりました。また、9.0%が「特に考えていない」と回答しており、割合としては1割近く存在する結果となりました。
続いて、高校生100名、大学生100名、高校生・大学生の子供を持つ保護者100名に対して、「専門職大学」について知っているかどうか尋ねた所、全体では「詳しく知っている」が4.7%、「名前は聞いたことがある」が23.7%という結果となり、「専門職大学」の全国的な認知度はまだまだ低いことが伺えました。また属性別で見ると、保護者より大学生や高校生の認知度のほうが高いことが分かりました。特に大学生においては、「詳しく知っている」「名前は聞いたことがある」で33.0%と一番高い認知度があることがわかりました。
【3】学生が学びたい「専門分野」ランキング
1位「医療」(33.0%) 2位「食」(25.0%) 3位「IT」(20.0%)
大学生100名に対して、「学びたい専門分野」を聞いた所、人気が高かった分野1位は「医療」(33.0%)、続いて2位「食」(25.0%)、3位「IT」(20.0%)という結果となりました。人気が低かった分野は「建築」(7.0%)や「農業」(9.0%)で、1位の「医療」(33.0%)とは約4倍もの差が開く結果となりました。
高校生100名、大学生100名にそれぞれ、進学先を選ぶ際に重視する(重視した)ことを聞いた所、高校生・大学生ともに、学校を卒業した後の「就職状況」に注目していることがわかりました。
高校生が進学先を選ぶ際に最も重視する割合が多かった項目は「将来就きたい仕事につながる」で、83.3%もの高校生が重視する・やや重視すると回答。続いて「進学先の就職実績」(78.4%)、「通学のしやすさ」(76.7%)という回答が続きました。
大学生が、現在の進学先を選ぶ際に最も重視したこととしては、「専門的な知識や経験が得られる」という回答が最も多く7割近く(69.0%)を占める結果に。続いて「将来就きたい仕事につながる」(61.0%)、「進学先の就職実績」(51.0%)、「必要な免許が取得できる」(51.0%)という回答が続きました。
【5】「専門職大学」法案が成立したいま、進学に興味を持つ学生は約3割強(32.5%)。
高校生100名、大学生100名に対して、「専門職大学」「専門職短期大学」が創設された場合進学してみたいかどうか尋ねた所、全体では進学してみたい・やや進学してみたいと回答した割合は32.5%となりました。属性別に見ると、高校生においては「進学してみたい」派(37.0%)と「進学してみたくない」派(35.0%)がほぼ同率となり、意見が分かれる結果に。大学生においては、「どちらともいえない」が45.0%と約半数を占める結果となりました。
「反対する」と答えた保護者は12.0%に留まり、認知の度合いにより好意的な受け入れ結果に。
【7】子供の「専門職大学」への進学に賛成する保護者の賛成理由は、
「質の高い専門性が身につく」(71.8%)や、「学位が授与され、就職に有利そう」(51.3%)が多数派
高校生・大学生の子供を持つ保護者100名に、進学に「賛成する理由」を尋ねた所、最も多かったのは「質の高い専門性が身につくから」(71.8%)で、続いて「大学と同じように学位が授与され、就職に有利そうだから」(51.3%)、「手に職がつくため、将来長い目で見て仕事に困らなそうだから」(43.6%)という結果となりました。
「専門職大学」とは、既存の大学や短大とは異なり、ITや農業、観光などの分野で、新たなサービスを生み出し、けん引役を担える即戦力の人材を育てることを目指す新しい高等教育機関です。教育課程は、産業界と連携し卒業に必要な単位の3~4割以上を現場の実習などで習得させる他、専任教員の4割以上を実務家が担うなど、実践重視のカリキュラムが予定されています。さらに卒業後には、大学や短期大学と同様に「学士」「短期大学士」が与えられます。
<<調査結果ダイジェスト>> 【1】高校生の進学先、4年制大学が根強い人気(「4年制大学」60.0%、「専門学校」20.0%、「就職」17.0%) 【2】「専門職大学」の認知度は全体で28.4%。保護者より、学生の方が6.5ポイント高い30.5%に。 【3】学生が学びたい「専門分野」ランキング 1位「医療」(33.0%) 2位「食」(25.0%) 3位「IT」(20.0%) 【4】“学校選び”の基準は、「将来、就職の選択肢が広がるかどうか」を重視 重視するポイント:「将来就きたい仕事につながる」(83.3%)、「進学先の就職実績」(78.4%) 等 【5】「専門職大学」法案が成立したいま、進学に興味を持つ学生は約3割強(32.5%) 【6】一方で、高校生・大学生の子供を持つ保護者の4割(39.0%)が、子供の「専門職大学」への進学に賛成。 「反対する」と答えた保護者は12.0%に留まり、認知の度合いにより好意的な受け入れ結果となった。 【7】子供の「専門職大学」への進学に賛成する保護者の賛成理由は、「質の高い専門性が身につく」(71.8%)ことや、「学位が授与され、就職に有利そう」(51.3%)が多数派で専門性や学位が安心材料となっていることが明らかに。 |
※本調査を引用する際は必ず、『辻調グループ調べ』とご記載ください。
<調査概要>
調査対象人数 : 300名(高校生100名、大学生100名、高校生または大学生の子供のいる方100名)
地域 : 全国
調査期間 : 2017年6月1日(木)~6月4日(日)
性別 : 男女
調査方法 : インターネットリサーチ
【調査結果】
【1】高校生の進学先、4年制大学が根強い人気
高校生100名に対して、卒業後の進路として検討している選択肢を聞いた所、60.0%の学生が「4年制大学」を希望し、続いて「専門学校」20.0%、「就職」が17.0%という結果となりました。また、9.0%が「特に考えていない」と回答しており、割合としては1割近く存在する結果となりました。
【2】「専門職大学」の認知度は全体で28.4%。保護者より、学生の方が6.5ポイント高い30.5%に。
続いて、高校生100名、大学生100名、高校生・大学生の子供を持つ保護者100名に対して、「専門職大学」について知っているかどうか尋ねた所、全体では「詳しく知っている」が4.7%、「名前は聞いたことがある」が23.7%という結果となり、「専門職大学」の全国的な認知度はまだまだ低いことが伺えました。また属性別で見ると、保護者より大学生や高校生の認知度のほうが高いことが分かりました。特に大学生においては、「詳しく知っている」「名前は聞いたことがある」で33.0%と一番高い認知度があることがわかりました。
【3】学生が学びたい「専門分野」ランキング
1位「医療」(33.0%) 2位「食」(25.0%) 3位「IT」(20.0%)
大学生100名に対して、「学びたい専門分野」を聞いた所、人気が高かった分野1位は「医療」(33.0%)、続いて2位「食」(25.0%)、3位「IT」(20.0%)という結果となりました。人気が低かった分野は「建築」(7.0%)や「農業」(9.0%)で、1位の「医療」(33.0%)とは約4倍もの差が開く結果となりました。
【4】“学校選び”の基準は、「将来、就職の選択肢が広がるかどうか」を重視
高校生100名、大学生100名にそれぞれ、進学先を選ぶ際に重視する(重視した)ことを聞いた所、高校生・大学生ともに、学校を卒業した後の「就職状況」に注目していることがわかりました。
高校生が進学先を選ぶ際に最も重視する割合が多かった項目は「将来就きたい仕事につながる」で、83.3%もの高校生が重視する・やや重視すると回答。続いて「進学先の就職実績」(78.4%)、「通学のしやすさ」(76.7%)という回答が続きました。
大学生が、現在の進学先を選ぶ際に最も重視したこととしては、「専門的な知識や経験が得られる」という回答が最も多く7割近く(69.0%)を占める結果に。続いて「将来就きたい仕事につながる」(61.0%)、「進学先の就職実績」(51.0%)、「必要な免許が取得できる」(51.0%)という回答が続きました。
【5】「専門職大学」法案が成立したいま、進学に興味を持つ学生は約3割強(32.5%)。
高校生100名、大学生100名に対して、「専門職大学」「専門職短期大学」が創設された場合進学してみたいかどうか尋ねた所、全体では進学してみたい・やや進学してみたいと回答した割合は32.5%となりました。属性別に見ると、高校生においては「進学してみたい」派(37.0%)と「進学してみたくない」派(35.0%)がほぼ同率となり、意見が分かれる結果に。大学生においては、「どちらともいえない」が45.0%と約半数を占める結果となりました。
【6】一方で、保護者の4割(39.0%)が、子供の「専門職大学」への進学に賛成。
「反対する」と答えた保護者は12.0%に留まり、認知の度合いにより好意的な受け入れ結果に。
高校生・大学生の子供を持つ保護者100名に対して、子供が進学を希望した場合、どのように感じますかと質問した所、「賛成する」が19.0%、「やや賛成する」が20.0%となり、賛成が約4割という結果となりました。専門職大学を認知している方には、好意的に受け入れられていると伺えます。一方で、「どちらともいえない」と回答した方も全体の半数近く(49.0%)を占めており、専門職大学の理解・認知促進の必要性が垣間見える結果となりました。
【7】子供の「専門職大学」への進学に賛成する保護者の賛成理由は、
「質の高い専門性が身につく」(71.8%)や、「学位が授与され、就職に有利そう」(51.3%)が多数派
高校生・大学生の子供を持つ保護者100名に、進学に「賛成する理由」を尋ねた所、最も多かったのは「質の高い専門性が身につくから」(71.8%)で、続いて「大学と同じように学位が授与され、就職に有利そうだから」(51.3%)、「手に職がつくため、将来長い目で見て仕事に困らなそうだから」(43.6%)という結果となりました。
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