Rokt、デジタル広告の課題に関する意識調査を発表リテールメディアがもたらす”新しい広告体験”の可能性
信頼性・文脈・精度の再構築が鍵に——広告主と生活者1,400名の声から浮かび上がった3つの課題とその解決策とは
Eコマーステクノロジーのリーディングカンパニー、Rokt(ロクト|本社:米ニューヨーク、CEO:ブルース・ブキャナン)は、広告主および一般生活者を対象に「デジタル広告に関する意識調査」を実施し、調査結果をまとめたレポート『デジタル広告の実態とデジタルリテールメディアの可能性』を本日発表しました。
本調査は、近年加速するブランド毀損リスク、ターゲティングの精度低下、広告のノイズ化など、デジタル広告を取り巻く本質的な課題に対し、広告主と生活者の双方がどのような課題・懸念を抱いているかを明らかにするとともに、それらに対する打ち手としてリテールメディアがどのような価値を提供できるかを検証したものです。

デジタル広告が直面する3つの課題
1. ブランドセーフティとアドフラウドのリスク
オファーがどこに掲載されるかという「掲載面の信頼性」は、広告の受け取られ方を大きく左右します。
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広告主の76.0%が、「不適切な媒体や文脈に広告が表示されることに強い懸念を抱いている」と回答し、72.4%が「広告が本当に人間に届いているか不安」と答えています。ブランド価値や広告費の毀損につながるアドフラウドも深刻な問題です。
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一方で生活者の85.0%が、「信頼できないWebサイト上の広告を見かけたとき、その広告主に対して悪印象を抱く」と回答。表示される“場所”そのものが、ブランドへの信頼感を左右していることが明らかになりました。

2. ターゲティング精度の著しい低下
CookieやIDFAなど、個人情報取得の制限強化により、広告のターゲティング精度は急速に低下しています。
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広告主の70.8%が「ROASやCPAなどの広告効果が落ちてきている」と感じており、69.9%は「不適切なターゲティングがブランド印象に悪影響を及ぼしている」と回答しました。
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生活者の82.3%は「なぜこの広告が自分に表示されるのか分からない」と回答し、79.2%が「無関係な広告に不快感を抱いた経験がある」と答えています。
ターゲティング精度の低下により、もはや自分にとって”関連する情報”ではなく、”無関係の情報”として扱われてしまう兆候が見られます。

3. 広告疲れ・ノイズ化の進行
広告の氾濫により、広告は生活者にとってストレスや不快の原因となりつつあります。
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生活者の87.9%が「Webサイトやアプリ上で広告が多すぎると感じた経験がある」と回答。さらに81.0%は、「広告が行動を妨げたことで、その広告主に悪印象を抱いたことがある」と答えました。
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一方、広告主の74.0%も「広告疲れの進行により、CTRやCVRなど全体の効果が落ちてきている」と実感しており、75.8%が「自社広告がユーザー体験を損ねている懸念がある」と答えています。
本調査からは本来価値を届けるはずの広告が、むしろブランドの信頼を損なう存在になりかねないという現実が、浮かび上がっています。

リテールメディアが示す明確な解決策
これらの課題に対して、調査ではリテールメディアが極めて高い評価を得ました。
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ブランドセーフティの確保:
信頼できるECサイト内で表示される広告は、外部ネットワークに依存せず、広告主の73.9%が「安心して出稿できる」と回答。 -
ファーストパーティデータの活用:
Cookieレス環境においても、ECサイトのデータを活用した精度の高いターゲティングが可能で、80.3%の広告主が肯定的に評価しています。 -
「買い物モード」に合った文脈性:
79.1%の広告主が「購買行動中に表示される広告は好意的に受け止められる」と回答。商品を探しているタイミングで表示される広告は、情報として自然に受け入れられやすいことが明らかになりました。

Roktの取り組み:広告主と生活者の“間”をつなぐ存在として
Roktは、ECサイトにおける「購入完了の瞬間」にユーザーの興味・関心に合ったオファーを表示することで、リテールメディアを補完する独自の広告体験を提供しています。「購入の瞬間」という、注意と関心が最大化されるタイミングに適切なオファーを提示することで、ユーザーの体験を損なわず、広告主にとっても高い成果を生み出す広告接点を実現しています。
国内外の主要なEC事業者との連携を通じて、日本におけるリテールメディアのエコシステム構築に取り組んでおり、広告主・生活者双方にとって意味のある広告体験を提供し続けています。
Roktが目指すのは、広告主だけでも、生活者だけでもない、「双方にとって価値のある広告体験」です。広告が“邪魔されるもの”ではなく、“見たくなる情報”として届く環境づくりに、これからも真摯に取り組んでまいります。
レポート全文のPDFはこちらからダウンロードいただけます:
『デジタル広告の実態とデジタルリテールメディアの可能性』PDFをダウンロード
調査概要
調査名称:デジタル広告とリテールメディアに関する意識調査(2025年)
調査委託先:株式会社マクロミル
調査方法:インターネット調査(インターネットリサーチ)
調査対象:広告主(デジタル広告責任者及び担当者)、一般生活者
回答者数・割付方法:広告主400名/一般生活者1,000名
調査期間:2025年7月7日~7月9日
実施主体:Rokt合同会社
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