Medii、新潟大学とリウマチ性疾患に関する連携を開始
診断未確定関節炎の地域医療連携システムに「E-コンサル」を活用
本取り組みは、日本リウマチ学会とファイザー株式会社による医学教育プロジェクト助成「診断未確定リウマチ性疾患の病診連携モデル構築プログラム2022」において、新潟大学が採択された「新潟発診断未確定リウマチ性疾患 医療連携ネットワーク」プロジェクトの一環です。
新潟発診断未確定リウマチ性疾患 医療連携ネットワーク
診断未確定リウマチ性疾患は、一般的な臨床検査と身体診察では確定診断に至らない関節炎です。非リウマチ専門医では診断が難しい難渋症例が多く、治療の遅れが重大な影響を及ぼします。臨床の現場では、患者の遅れ(症状発現からかかりつけ医受診までの遅れ)、かかりつけ医の遅れ(かかりつけ医からリウマチ医受診までの遅れ)、リウマチ医の遅れ(抗リウマチ薬投与開始までの遅れ)の3つの遅れが問題とされています。
「新潟発診断未確定リウマチ性疾患 医療連携ネットワーク」は、これら3つの遅れを解消することで、診断未確定リウマチ性疾患に対する地域医療圏での診断および治療レベルの向上を目指し、新潟大学 医歯学総合病院 整形外科 病院准教授 近藤 直樹先生(日本リウマチ学会専門医、指導医)が2023年9月1日より立ち上げたプロジェクトです。診断未確定関節炎に対する新潟発地域連携システムのwebサイトにおいて疾患啓発を行い、リウマチ性疾患の早期診断のためのチェックリストを運用・分析をすることで「患者の遅れ」を解消し、かかりつけ医がリウマチ専門医にすぐに相談できる環境を構築することで、「かかりつけ医の遅れ」の解消を目的としています。新潟モデルの研究を元に、全国での健康寿命の延伸につなげることを目指しています。
取り組み内容
「新潟発診断未確定リウマチ性疾患 医療連携ネットワーク」プロジェクトの中で、Mediiの医師専用オンライン専門医相談サービス「E-コンサル」の仕組みを活用します。E-コンサルを通じて、かかりつけ医が抱えるリウマチ性疾患に関する臨床的な疑問を、リウマチ専門医にオンライン相談できるようにすることで、リウマチ性疾患における新潟県の医療連携体制を構築し、早期診断と治療最適化の促進を目指してまいります。
E-コンサルとは
E-コンサルは、患者の診断や治療方針に悩む医師が、近くにいない専門領域の専門医に症例を相談できる完全無料のオンラインマッチング相談サービスです。1,000名以上のエキスパート専門医の協力のもと、全ての専門領域の相談に対応しており、厚労省指定難病の99%をカバー(患者数ベース)できるに至っています。相談内容に応じて最適なエキスパート専門医とマッチングされ、医師は匿名でチャット相談が可能です。1対1だけでなく、複数の専門領域のエキスパート専門医が所属するチームにグループコンサル形式で相談もできます。
Mediiについて
Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ、各領域の高度な知見を持つエキスパート専門医にすべての医師が気軽にアクセスできる仕組みを創っています。代表の山田は現役のリウマチ膠原病専門医であると同時に自身も免疫難病患者であり、ラテン語で本質を意味する「Medii」という社名には、医師と患者の双方向の視点で課題のある医療構造を本質的に仕組みから変えていきたいという思いが込められています。特に課題の大きな希少疾患や難病など専門性の高いスペシャリティ領域における患者の早期発見や治療最適化を目指しています。
会社名:株式会社Medii
所在地:東京都新宿区新宿5丁目14-12-202
設立:2020年2月20日
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
URL:https://medii.jp
※E-コンサルは、株式会社Mediiの登録商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像