日本人はどの国の製品を不安視する?533人調査で見えた国別イメージ
何が不安視されるのか──海外製品のマイナス要因を整理

hotice株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:趙 無極、以下 hotice)は、日本国内の一般ユーザー533名を対象に「海外製品に対する印象」に関する調査を実施しました。
今回の調査では、日本の消費者が国ごとにどのような印象を持っているのかが明確に可視化されました。
アメリカやイギリス製品では「日本向けの最適化不足」が中心となり、中国やインド製品では「品質への不安」が特に多い傾向にありました。
一方、韓国や台湾の製品はネガティブな印象の偏りが比較的少なく、デザインや価格など複数の観点で幅広い評価が見られました。
国ごとの差が際立つ結果となり、日本市場におけるブランドイメージの違いが改めて浮き彫りとなりました。
https://hoticeglobal.com/blog/trends/japanese-negative-perception-foreign-products-survey/
■ 調査概要
調査主体:hotice株式会社
調査協力:合同会社RASA JAPAN
調査手法:インターネット調査
調査実施日:2025年11月17日
調査対象:日本国内在住の一般ユーザー
有効回答数:533名
■ 調査背景と目的
日本の消費者が海外製品に対してどのような印象を持ち、国ごとにどの価値軸で評価しているのかを明らかにすることを目的に、本調査を実施しました。
グローバルブランドの流入が加速する中で、「日本人が感じる信頼性」や「デザイン・価格に対する評価基準」、さらには「国別イメージの違い」は、市場戦略を設計するうえで欠かせない指標になりつつあります。
しかし、国ごとの印象を体系的に数値化したデータはこれまで十分ではありませんでした。
そこで私たちは、日本人533名を対象に「デザイン」「品質」「価格」「最適化」「サポート」など複数の観点から印象を測定し、国ごとの差異を可視化しました。
今回得られたデータは、海外ブランドが日本市場で信頼を築くために何を重視すべきか、そして“自国らしさ”をどのように伝えるべきかを検討するうえで、実践的なヒントを含む内容となっています。
■ 主な調査結果
調査概要
海外製品に対して日本の消費者がどのような印象を持っているのかを把握するため、全国の一般ユーザーを対象にアンケート調査を行いました。
調査はインターネット上で実施し、有効回答数は533名です。
回答者は会社員、公務員、自営業、フリーランスなど、多様なバックグラウンドを持つ層で構成されています。
本調査では、各国製品に対する印象や不安点、デザイン・価格・品質に関する評価軸など、複数の観点について回答を収集しました。
本記事では、その中でも「印象の違いが明確に表れた国・項目」に焦点を当て、消費者がどの価値軸で海外ブランドを評価しているのかを整理・分析します。
※Q1では、「特定の商品ジャンルではなく、その国の製品に対する一般的なイメージであること」を確認しています。
アメリカ製品:日本向け最適化が課題

最も多かった印象は「日本向けに最適化されていない」で45.6%でした。
次いで「情報やサポートが分かりにくい」が33.8%、「価格に見合っていないと感じる」が31.1%となります。
一方で「デザインや機能が好みに合わない」は20.8%にとどまり、他項目より低い割合でした。
数字を並べて見ると、アメリカ製品は“魅力はあるが日本市場向けの調整が不十分”という印象が強いと考えられます。
製品そのものよりも、情報提供やアフターサポートなど運用面での不足が懸念として現れているとみられます。
実務的には、日本語情報の拡充やサポート体制の改善が信頼向上の鍵になると予測できます。
購入後の不安を減らす仕組みを整えることで、ブランドへの評価が高まりやすくなると考えられます。
イギリス製品:機能よりも“使いにくさ”が目立つ評価

イギリス製品で最も多かった印象は「日本向けに最適化されていない」で39.4%でした。
次いで「情報やサポートが分かりにくい」が28.3%、「価格に見合っていない」が25.7%となり、利用時の“わかりにくさ”に関する指摘が上位に並んでいます。
一方、「デザインや機能が好みに合わない」と感じた人は13.7%にとどまり、外観や機能への拒否感は比較的少ない結果となりました。
この傾向を見ると、イギリス製品はデザインや世界観に対して一定の受容がある一方、情報提供や日本仕様への調整が十分ではないと受け止められていると推測できます。
製品そのものの魅力というより、“使い始めるまでのハードル”が高い印象を与えている可能性が考えられます。
活用シーンを考えると、日本語での案内やサポート整備が信頼向上の鍵になるとみられます。
購入前後で迷わず利用できる環境を整えることで、イギリス製品のポテンシャルがより評価されやすくなると考えられます。
カナダ製品:情報の分かりやすさと認知の薄さが影響

カナダ製品で最も多かった印象は「日本向けに最適化されていない」で31.9%でした。
次いで「情報やサポートが分かりにくい」が28.9%、「価格に見合っていないと感じる」が23.8%と、使う際の“理解しづらさ”に関する項目が上位になっています。
注目すべき点として、「あてはまるものがない」と答えた人が24.4%にのぼります。
これは、そもそもカナダ製品の利用経験が限られていたり、具体的なブランドイメージを持ちにくい状況があると考えられます。
評価軸が定まらないほど認知が薄い場合、明確なメリット・デメリットの判断がしにくいことが背景にある可能性があります。
こうした回答の並びを見ると、カナダ製品は“製品自体の良し悪し”よりも、情報の不足や接点の少なさが印象形成に影響しているとみられます。
製品への理解が深まらないまま検討する状況では、購入に踏み切りづらくなるケースが増えることが想定されます。
実務面では、日本語での情報提供や利用シーンを連想しやすい説明を整えることが重要になりそうです。
認知そのものを高めるアプローチも効果が期待でき、製品との“最初の接点”を作る取り組みが評価向上に寄与すると考えられます。
オーストラリア製品:情報量の少なさが評価を左右

オーストラリア製品に対して最も多く選ばれた印象は「日本向けに最適化されていない」で31.5%でした。
続いて「情報やサポートが分かりにくい」が25.7%、「価格に見合っていないと感じる」が23.5%という結果で、利用時に必要な情報が不足している点が目立ちます。
回答の中で「品質に不安がある」は20.1%にとどまり、極端にネガティブな評価が集中しているわけではありません。
一方で、「あてはまるものがない」が25.3%と4分の1を占めており、強い印象を持たれていない可能性が示唆されます。
製品との接点が少なく、具体的な特徴を思い浮かべにくい状況が背景にあると考えられます。
回答の分布からは、オーストラリア製品への評価が“マイナスが強い”というより、“判断材料の不足による曖昧な印象”として形成されていることがうかがえます。
情報や比較材料が得にくい状態では、消費者が製品の価値を捉えにくく、購入判断にも影響が生じる可能性があります。
マーケティング視点では、日本語の情報提供や利用イメージを補う説明が重要になりそうです。
同時に、存在感そのものを高める施策が評価向上の一手となり、ブランド理解が進めば検討の土台も整いやすくなると期待できます。
インド製品:突出する“品質不安”が印象を決定づける

インド製品に対する印象では、「品質に不安がある」が49.7%と最も高く、他項目を大きく引き離す結果となりました。
さらに、「日本向けに最適化されていない」が33.2%、「情報やサポートが分かりにくい」が31.0%と続き、実用面での懸念が幅広く示されています。
この数字の構成を踏まえると、インド製品は“まず品質が不安”という前提から評価が始まる傾向が強いと考えられます。
品質に対する消費者の期待値が満たされていないイメージがあり、その感覚が他の項目にも影響している可能性があります。
結果として、サポート・最適化といった別領域も、品質の印象に引っ張られる形でネガティブに捉えられやすい状況がうかがえます。
市場で考えると、品質基準や安全性に関する情報をしっかり提示できるかが信頼獲得の鍵になりそうです。
製造背景や保証内容を明確に示す取り組みは、消費者の不安を減らし、インド製品への評価改善につながると見込まれます。
中国製品:“品質不安”と偽造品リスクの課題

中国製品に対して最も多く挙げられた印象は「品質に不安がある」で68.1%に達しました。
次いで「偽物や並行輸入品と区別しにくい」が43.9%、「口コミや評判が安定しない」が38.8%となり、信頼性に関わる項目が上位を占めています。
さらに、「情報やサポートが分かりにくい」も35.5%にのぼり、利用時の安心感に関する課題が幅広く指摘されています。
この結果から、中国製品は“品質・真贋・評判”といった信頼性の要素で懸念が集中していることが分かります。
製品の幅広さや価格帯の差が大きいことも影響し、情報の精度や提供方法が評価の揺らぎにつながっていると考えられます。
一方で「デザインが好みに合わない」(23.1%)などの機能面の指摘は相対的に低く、見た目や使い勝手よりも“信頼面が評価の起点”になっている印象です。
こうした傾向を踏まえると、品質基準の明確化や認証制度の提示が、信頼構築の第一歩になると見られます。
正規ルートの可視化や保証体系の強化も有効で、真贋判別のしやすさが担保されれば、消費者の不安は大きく減少すると考えられます。
台湾製品:品質への慎重姿勢と“悪くない印象”の共存

台湾製品に対して最も多く挙げられたのは「品質に不安がある」で30.4%でした。
ただしその割合は他国と比べて極端に高いわけではなく、むしろ“強烈なネガティブ”に傾いていないのが特徴です。
続く項目として「情報やサポートが分かりにくい」(26.6%)、「日本向けに最適化されていない」(18.8%)があり、ユーザー体験面でやや課題が指摘されています。
一方で、「あてはまるものがない」が30.0%を占めており、一定数の回答者は特定の不満を持っていないことが分かります。
“可もなく不可もなく”というニュートラルな位置づけが強く、悪いイメージで固定されていない点は他国と比べても特徴的です。
目立った欠点が少ないため、評価の方向性が分散しやすい状況にあると考えられます。
台湾製品は、すでに日本市場で一定の存在感を持ちつつあり、品質面での改善点は挙げられるものの、強い拒否感や不信が広がっているわけではありません。
製品情報の開示やサポート品質の強化が進めば、より評価が底上げされる可能性が高いカテゴリだと言えます。
韓国製品:品質評価や情報の分かりやすさが改善ポイント

韓国製品で最も多かったのは「品質に不安がある」で38.8%でした。
次いで「情報やサポートが分かりにくい」(31.0%)、「価格に見合っていないと感じる」(25.1%)が続き、品質面とサポート面の2軸で懸念が示されています。
他の項目も20%前後で分布しており、特定の問題だけが際立つというより、多面的に改善の余地を指摘されている印象があります。
回答の分布からは、韓国製品に対する“慎重な見方”が根強いことがうかがえます。
美容や家電などジャンルによって評価が分かれやすいこともあり、製品ごとの差をユーザーが見極めようとしている状況が推測できます。
また、情報の取得しづらさが3割を占めている点を見ると、購入前に必要な判断材料がそろいにくいこともハードルになっていると考えられます。
メーカー側にとっては、品質の訴求とサポート体制の透明化が重要な打ち手となりそうです。
特に韓国製品はカテゴリーごとに強みが異なるため、個別の商品価値を丁寧に説明できる環境づくりが信頼形成に直結するとみられます。
■ 会社概要
hotice株式会社
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-17-4 山口ビル(新館)4階
代表取締役:趙 無極(Mukyoku Cho)
設立:2021年9月1日
事業内容:SNS運用支援/インフルエンサー施策/動画制作/デジタル広告/コンサルティング
公式サイト(日本語):https://hotice.jp
公式サイト(英語):https://hoticeglobal.com
日本のインフルエンサーマーケティングについて(英語):https://hoticeglobal.com/blog/marketing/influencer-marketing-japan/
調査協力:合同会社RASA JAPAN
所在地:〒225-0011 神奈川県横浜市青葉区あざみ野1-27-1 G-201
代表取締役:喜多 克(Masaru Kita)
設立:2019年2月21日
事業内容:マーケティングオペレーション構築支援/BPOサービス/デジタル戦略支援
公式サイト:https://rasa-jp.co.jp/
■ お問い合わせ
hotice株式会社
メール:contact@hotice.jp
お問い合わせフォーム:https://hotice.jp/contact
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