【開催レポート】健康経営セミナー2025年健康経営の最新動向と、企業事例からみる実践のヒント
~6月30日まで、アーカイブ動画 配信中~
従業員の健康管理ソリューション、リモート企業内診療所「Smart One Health」を展開する株式会社インテグリティ・ヘルスケア(本社:東京都中央区、代表取締役社長:園田愛)は、2025年3月19日に健康経営セミナー「2025年健康経営の最新動向と、企業事例からみる実践のヒント」を開催しました。会場となったCOREDO室町3の日本橋ライフサイエンスハブには多くの方が足を運び、オンライン参加と合わせた事前登録者は400名を超えるなど、健康経営への関心の高さがうかがえました。

当日は、基調講演として経済産業省 ヘルスケア産業課 課長 橋本 泰輔氏より健康経営の現状と今後の方向性について、続いてホワイト500認定企業である株式会社日立システムズ 健康経営推進プロジェクト主管の中川 英世氏より同社における健康経営のトライ&エラーの実例について講演いただきました。健康経営の効果の一つ「労働市場との関係性」に関して、橋本氏からは「就活生や転職者の約6割が、企業が健康経営に取り組んでいることを就職先の決め手としている」という調査結果が紹介され、中川氏からは「採用面接を受けた学生の約8割が、同社を選んだ理由として『ホワイト500認定をとっていること』を挙げた」という、調査結果を裏付けるような実例が共有されました。セミナーではこのほか、国の施策としての健康経営の今後の方向性や、企業における具体的な取り組みの実情について、詳しく、わかりやすく解説されました。
セミナーの全内容は、2025年6月30日までSmart One Healthの公式サイトにて配信中のアーカイブ動画でご視聴いただけます。
アンケート結果に見る健康経営の実際
セミナー参加者のうち157名から得た回答では、当社サービスのリモート企業内診療所「Smart One Health」に興味を持った方は82%にのぼり、オンライン診療を活用した従業員の健康管理に対する関心の高さがうかがえました。
また、自社で健康経営推進に関わる人事・総務・労務担当者72名に「貴社では健康経営に取り組んでいますか?」と質問した結果、回答は以下のとおりでした。
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積極的に取り組んでいる(積極取り組み群): 39%
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少しずつ取り組み始めている(徐々に取り組み群): 47%
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まだ取り組んでいないが関心はある(関心あり群): 11%
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あまり関心がない: 3%

健康経営への注目度は高まっているものの、本セミナー参加者のように健康経営に関心の高い層であっても、「積極的に取り組んでいる」と回答した割合は4割程度にとどまる結果となりました。
さらに、従業員の健康管理に関する具体的な施策として「メンタルヘルス対策」「生活習慣病の重症化予防」「労働時間の適正化」「女性の健康支援」「治療と仕事の両立支援」「禁煙支援」「PHRを活用した健康管理」「高齢従業員の健康対策」のテーマ別に実施状況を尋ねたところ、健康経営への取り組みレベルによって差があることが明らかになりました(図2参照)。
中でも「労働時間の適正化」は、どのグループにおいても高い実施率を示しました。これは、2019年以降の働き方改革による労働時間法制の見直しが影響していると考えられます。
また、「メンタルヘルス対策」「生活習慣病の重症化予防」については、
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積極取り組み群の80%以上
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徐々に取り組み群の50%以上
が実施しており、特に課題意識の高い分野であることが推察されました。
一方、健康経営の認定評価項目である「女性の健康支援」「治療と仕事の両立支援」に関しては、
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積極取り組み群では50%以上が実施
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徐々に取り組み群では20%以下にとどまる
など、グループ間での取り組み状況の差が見られました。
さらに、健康経営優良法人2025年度版(大規模法人部門)の設問に追加された「PHRを活用した健康管理」についても、
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積極取り組み群の30%以上が実施している
一方、関心あり群では「メンタルヘルス対策」「生活習慣病の重症化予防」「労働時間の適正化」以外の施策は実施されていないという結果が得られました。このことから、健康経営の取り組み度合いと、具体的な施策の実施状況は強く関連していることが示唆されました。

株式会社インテグリティ・ヘルスケアの今後の取り組み
今回のアンケート結果が示すように、多くの企業が健康経営に関心を持ちつつも、「少しずつ取り組みを進めている」段階に留まっているのが現状です。そこから一歩進み、健康経営をさらに推進していくためには、以下の取り組みを「しくみ」として定着させることが重要です。
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課題の的確な把握:健診結果をデータとして一元管理し、従業員の健康リスクを早期に把握する
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健診後のフォローアップ強化:受診勧奨や特定保健指導への連携など、健診結果に基づく適切なアクションをしくみ化する
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従業員のヘルスリテラシー向上:健康教育や専門家による相談機会を通じ、従業員が主体的に健康管理に取り組む意識を高める
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受診しやすい環境整備:利便性の高いオンライン診療などを導入し、従業員が医療サービスを受けやすい環境を整える
これら4つの観点に基づき、当社は健康管理ソリューションの提供を通じて、企業が健康経営の次のステップへと着実に進めるよう支援してまいります。
リモート企業内診療所・保健室「Smart One Health」について
リモート企業内診療所・保健室「Smart One Health」は、従業員の健康管理ソリューション「Smart One Health」の契約企業が専用で利用できる、従業員の健康診断結果にもとづいた適切な医療アクセスを支援するサービスです。健診後に受診勧奨を受けた従業員がオンラインでスムーズに診療を受けられるしくみを構築することで、従業員個人の重症化予防はもちろん、企業全体の受診率向上にも貢献します。

サービスの概要
サービス① リモート企業内診療所(オンライン診療)
オンラインで予約、診察、決済、服薬指導、薬の受け取りまで完結。通院の手間を省き、忙しい従業員でも治療を継続しやすいしくみを構築します。
サービス② リモート企業内保健室(24時間チャット健康相談)
健康上の悩みや質問に、現役看護師が24時間対応。いつでも気軽に相談できる「身近な保健室」として従業員の健康不安を解消します。
サービス③ 健診結果のデジタル管理
健診結果の収集、データ化、産業医判定、労基報告、受診勧奨を専⽤システムで効率化。紙やPDFで保管している健診結果や、複数拠点にまたがる健診結果の管理もスムーズに実現します。
株式会社インテグリティ・ヘルスケアについて
株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、人とテクノロジーの融合で、医療の未来をつくることを目指したメディカルテック企業です。ICTの先端技術と医療ノウハウを組み合わせ、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めながら一層の診療の質の向上に寄与する、疾患管理システムYaDoc、オンライン診療システムYaDoc Quick、PHR管理システムSmart One Healthの開発を進めています。
【会社概要】
社名:株式会社インテグリティ・ヘルスケア
設立:2009年10月
代表者:代表取締役会長 武藤 真祐、代表取締役社長 園田 愛
事業内容:テクノロジーを活用した疾患管理システム・オンライン診療システムの提供
所在地:東京都中央区築地3-12-5 +SHIFT TSUKIJI 4階
HP: https://www.integrity-healthcare.co.jp/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社インテグリティ・ヘルスケア
ウェルビーイング事業部担当
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