GXマネジメント支援サービス「Cyanoba(シアノバ)」、CO2削減目標とコストをセットで管理し、施策を組み合わせて達成可能性をシミュレーションできるロードマップ機能で特許を取得
ESGテックの株式会社PID(ピーアイディー/本社:東京都港区、代表取締役:田子 智志、以下 「PID」)は、Cyanoba に搭載する「ロードマップ機能」に関して、以下の通り特許を取得したことをお知らせいたします。この特許は、CO2削減やコスト削減といった目標を「コストとセットで管理」し、施策を組み合わせて最適なロードマップを自動設計できる点に新規性を有するものです。

■特許取得の背景
近年、企業には脱炭素化やESG経営が強く求められており、CO2削減施策を計画・実行する際には「投資効果・コスト管理」と「実現可能性の検証」が不可欠となっています。一方で、従来ツールや手法では、施策を個別に見たり、定性的に組み合わせたりするにとどまり、最適なロードマップ設計を支援するものは限られていました。
本特許技術は、目標とコストをセットで管理し、施策の最適な組み合わせと動的なシミュレーションを通じて「実現可能性の高いGX戦略立案」を強くサポートするものです。これにより、企業はより合理的かつ迅速に変革ロードマップを設計・実行できるようになります。
■特許の概要
特許番号 :特許第7741523号
発明の名称:情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
特許権者:株式会社PID
登録日:令和7年9月9日(2025.9.9)
■特許を取得したロードマップ機能の特長
今回特許を取得した技術は、以下の仕組みを特長としています。
・目標を設定できる
例:2030年までにCO₂を50%削減する/コストは3億円以内に収める
中間目標(2025年△トン削減など)も設定可能
・施策を登録できる
例:EV導入、省エネ設備投資、再エネ購入、Jクレジット利用
各施策に「効果(削減量)」「コスト」「実施タイミング」を付与
・組み合わせを自動評価する
登録した施策を組み合わせると「削減量」と「コスト」が目標に届くかどうかを自動判定
達成度を段階評価(達成/未達成/部分達成)で見える化
・シミュレーションしながら調整できる
「この施策を前倒ししたらどうなるか?」「目標値を少し緩和したらどうなるか?」
→ その場で結果が表示され、何度でもシナリオを試行錯誤できる
・複数のロードマップを比較できる
投資効果が高い順やリスク分散案など、複数のシナリオを保存して比較可能
本機能の特長は、単にCO2削減施策を列挙するだけでなく、目標とコストを同時に考慮し、施策の選択と順序をシミュレーションすることで「実現可能性の高いロードマップ」を効率的に作成できる点にあります。
この特長により、従来のように施策を単に列挙するだけでなく、目標とコストを同時に考慮し、施策の選択・順序を動的にシミュレーションすることが可能になります。
■Cyanoba(シアノバ)について

「Cyanoba」は、2050年のカーボンニュートラル実現と企業の利益最大化の両立を支援するサービスです。
エネルギー使用量/排出量データをコスト情報と合わせて一元管理することで、GX実現に向けたロードマップ改定におけるシミュレーション評価や投資計画を含めた分析が可能です。また、API接続/RPA導入によるデータ収集の自動化によってCO2排出量算定などの運用に係る業務を効率化するオプション機能も搭載しています。さらには、省エネ法やGRESB(※)等の外部報告に向けた分析・報告支援や、戦略ロードマップ策定/見直しを支援するGXコンサルティングも提供しています。
これらの機能・サービスを、企業のカーボンニュートラル目標や業界特性など、さまざまなニーズに応じて柔軟に組み合わせて提供します。
※GRESB:会社・ファンドの環境・社会・ガバナンス(ESG)配慮を測る年次のベンチマーク評価及びそれを運営する組織の名称
Cyanobaサービスサイト:https://service.cyanoba.com
■株式会社PIDについて
PIDは「人類が進歩するための環境貢献」をミッションに掲げ、最新のDXテクノロジーを駆使し、カーボンニュートラル実現に向けたグリーン・トランスフォーメーション(GX)の推進を支援するサービス「Cyanoba(シアノバ)」を展開しております。
【会社概要】
社名:株式会社PID
所在地:〒105-0004 東京都港区新橋3丁目16-12 第一横山ビル2階
代表者:代表取締役 田子智志
設立年月日:2017年7月6日
事業内容:
1.グリーントランスフォーメーションSaaS[Cyanoba]の企画開発提供、その他関連するコンサルティングのESGテック事業
2.システム開発事業
コーポレートサイト:https://pid-corp.jp
■ 本件に関するお問い合わせ
株式会社PID
お問い合わせフォーム:https://pid-corp.jp/contact
E-mail:info@pid-corp.jp
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