土足対応WPCフローリングに、バイオマス由来材料を用いた『バイオリーフ』シリーズを追加
~石油由来の材料を減らした天然木突板床材を、公共・商業施設分野に提案~
大建工業株式会社(大阪市北区、社長:億田正則)は、独自技術のWPC加工により、耐久性に優れた土足対応の天然木突板床材『コミュニケーションタフ』と『デザインタフジオラ』において、バイオマス由来材料を表面化粧に配合し、バイオマスマークを取得した『バイオリーフ』シリーズを6月21日より発売します。
業界に先駆けて、公共・商業施設向けにバイオマスマークを取得した製品を投入することにより、他社製品との差別化を図るとともに、自然環境へのさらなる負荷低減を推進してまいります。
無垢の床材は、木そのものの美しさや素材感を味わうことができ、住宅のみならず公共・商業施設等においても底堅いニーズがあります。しかし、表面傷や紫外線による変色への配慮が必要とされており、長く綺麗に保つにはメンテナンスが欠かせません。そのような中、当社では、公共・商業施設向け床材として、木材組織にプラスチックを染み込ませて固める独自のWPC加工により、天然木を表面化粧材に用いながらも傷が付きにくく耐久性に優れた土足対応床材等をラインアップしており、これら製品の意匠性やメンテナンス性には市場から高い評価をいただいています。また、WPC加工は、杉など柔らかい材質の国産針葉樹においても優れた表面硬度を付与できるため、国産材や地域産材の活用ニーズにも、長年に渡りお応えしてきました。
一方、昨今では化石燃料を由来とするプラスチックの使用量削減など、脱化石燃料への対応も求められています。そこで今回、公共・商業施設向けのWPC床材『コミュニケーションタフ』と『デザインタフジオラ』において、WPC加工時に使用する樹脂や仕上げ時のコーティング塗料に植物由来の原料を配合し、石油由来材料の使用量を約10%減らしながらも、従来品と同等の性能を実現した『バイオリーフ』シリーズを新たに発売いたします。なお、本製品は、WPC樹脂、コーティング塗料ともにバイオマスマークを取得しているほか、土足対応が可能な公共・商業施設向け床材として、業界で初めてバイオマスマークを取得した製品となります。
今後につきましても、環境に配慮した製品の開発・販売など、サステナブルな社会の実現に資する事業を展開することで、環境課題をはじめとする社会課題解決に取り組んでまいります。
【『バイオリーフ』シリーズの特長】
●公共・商業施設向けとして、業界初のバイオマスマーク※取得製品
・塗料や樹脂に植物由来の原料を配合し、環境に配慮
従来は100%石油由来の樹脂を使用していましたが、『バイオリーフ』シリーズでは、WPC樹脂とコーティング塗料の両方に植物由来の原料を配合し、石油由来材料の使用量を約10%削減しました。どちらもバイオマスマークを取得しています。
※バイオマスマーク: 生物由来の資源(バイオマス)を利用した商品に表示できる目印。日本有機資源協会が認定した商品にのみ、バイオマスマークを表示することができる。
WPC床材とは
床材の表面化粧材に当社独自のWPC加工を施すことにより、天然木が持つ自然な美しさや風合いはそのままに、高い表面強度を実現。土足歩行などによる傷や凹みに強いほか、水がかりにも強く、優れた耐久性を発揮します。
【主な製品仕様等】
【販売目標】
土足対応WPC床材『コミュニケーションタフ』シリーズ全体で、
3億6千万円/年(2026年度)
【記事に掲載する製品のお問い合わせ先】
大建工業株式会社 お客様センター 0120-787-505
以 上
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