「将来のために、今知ること」株式会社STAYGOLD、プレコンセプションケアとして女性社員の妊孕性を支援する新制度を導入

～にしたんクリニックと連携、キャリアと妊活の両立支援～

株式会社STAYGOLD

2025年6月16日 17時00分

「NEXT REUSE CULTURE」を経営理念に掲げ、ブランドリユース事業を展開する株式会社STAYGOLD（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：柏村淳司、以下当社）はこの度、社員のライフプラン支援と健康促進を目的として、医療法人社団直悠会「にしたんクリニック」が提供する「無料相談窓口」および「無料AMH検査」の福利厚生導入を、2025年7月より開始いたします。

■「無料相談窓口」および「無料AMH検査」について

当社は従業員の多様な働き方やライフステージを尊重し、一人ひとりが長期的に安心してキャリアを築ける環境づくりを推進しています。その一環として、社員のプレコンセプションケアを中心に、健康課題や将来設計に寄り添う新たな福利厚生制度を導入いたしました。

AMH（抗ミュラー管ホルモン）検査は、血液検査をすることで卵巣内にどれくらい卵子が残っているかを把握する指標の一つとして注目されており、妊孕性（妊娠のしやすさ）に関する理解を深めるための有効な検査です。

にしたんクリニックが提供する本サービスでは、専門医による無料相談に加え、AMH検査を女性社員はもちろん男性社員のご家族も、原則として自己負担なく受診することが可能です。

今回の制度導入により、社員一人ひとりが将来の選択肢をより主体的に考えられるよう支援し、より働きやすく、安心して長く活躍できる職場づくりを目指してまいります。

■導入背景

ライフスタイルやキャリアの多様化により、将来の妊娠や出産に備えた健康管理への関心が高まる中、女性が早い段階で正しい知識を得ることの重要性が注目されています。なかでも妊孕性の目安となるAMH検査は、自身のライフプランを考えるうえで有用な手段の一つです。

STAYGOLDでは、社員の約3割を女性が占め、幅広い世代の女性社員が活躍しています。その中でも「妊娠や出産への不安」や「正しい医療情報へのアクセスの難しさ」といった声が寄せられていました。

こうした背景を踏まえ、社員が将来について前向きに考え、安心して選択できる環境を整えるべく、AMH検査と医療相談を無償で提供する福利厚生制度を導入しました。

■不妊治療と仕事の両立に関する現状と社会課題
近年、不妊治療は特別なものではなくなりつつあり、日本では約12人に1人¹が、不妊治療を経て誕生している現状があります。また、夫婦の約4組に1組²が検査・治療を経験しており、誰にとっても身近なテーマとなっています。

しかしながら、職場における理解は依然として不十分で、治療中であることを職場に公表している人はわずか約10%³。多くの人が周囲の無理解や偏見を恐れ、悩みを抱えたまま働き続けています。さらに、治療と仕事の両立が困難な現実から、約3割が離職や雇用形態の変更、治療の断念を余儀なくされているという調査もあります。

これは個人のキャリアや人生に影響を与えるだけでなく、企業にとっても優秀な人材の流出や採用コストの増大など、見過ごせない経営課題となっています。企業の積極的な理解と支援が求められています。

¹ 日本産科婦人科学会「ARTデータブック 2020」

² 厚生労働省「令和3年国民生活基礎調査」

³ NPO法人Fine「不妊治療と仕事の両立に関するアンケート調査2020」

【企業としての思い】

株式会社STAYGOLDは、社員一人ひとりの「人生そのものに寄り添う企業」でありたいと考えています。

キャリア、家庭、ライフスタイル——それぞれが異なる選択をする中で、すべての社員が安心して働き続けられる職場環境を整えることは、企業の責任であると私たちは捉えています。

とくに女性社員にとって、将来の妊娠・出産に関する選択は、非常にセンシティブかつ重要なテーマでありながら、情報不足や経済的なハードルから一歩踏み出せないケースも少なくありません。

私たちは今回、そうした現状に真正面から向き合い、にしたんクリニックと連携して「まずは知ること」「正しい情報を得ること」への後押しとして、無料の医療相談とAMH検査の提供を決定しました。

社員が自らの人生を主体的に選び取れるよう支援することが、STAYGOLDが掲げる「一人ひとりの価値を大切にする」という企業理念の延長線上にあると信じています。

これからも私たちは、社員の声に耳を傾けながら、誰もが自分らしく輝ける職場づくりに取り組んでまいります。

【会社概要】