次世代リチウムイオン電池の商業化に向けた共同開発契約締結について

株式会社東芝(社長:綱川 智、本社:東京都港区、以下、東芝)、双日株式会社(社長:藤本昌義、本社:東京都千代田区、以下、双日)および伯CBMM(社長:エドゥアルド リベイロ(Eduardo Ribeiro) 、本社:サンパウロ市)は、ニオブチタン系酸化物(Niobium Titanium Oxide、以下、NTO)を用いた次世代リチウムイオン電池の商業化に向けた共同開発契約を締結しました。

試作セルとニオブチタン系酸化物(NTO)試作セルとニオブチタン系酸化物(NTO)

NTOはリチウムイオン電池の負極材として一般的に使用される黒鉛と比較して、2倍の理論体積容量密度を持つ材料です。3社は2018年6月に、NTOを用いたリチウムイオン電池負極材の共同開発契約を締結し、東芝研究開発センターが中心となり開発を進めてきました。この度、試作セルの開発を完了し、商業化に向けた量産プロセスの確立および早期の市場投入に向けて、さらなる協業を進めるに至りました。今後、3社は主に商用電気自動車用途等に適した高エネルギー密度でかつ急速充電が可能な次世代リチウムイオン電池の2023年度の商業化を目指します。

CBMMは、ラテンアメリカにおける電気トラックの開発・生産の先駆者であるフォルクスワーゲン・カミニョイス・イ・オニブス(Volkswagen Caminhões e Ônibus)(*)と契約し、NTOを用いた次世代リチウムイオン電池の実導入に向けた実証を行います。東芝と双日は本実証に協力し、フォルクスワーゲン・カミニョイス・イ・オニブスが設計した新型商用電気自動車に搭載されるNTOを用いた次世代リチウムイオン電池の特性および車両運行データの収集を行う予定です。

ニオブ(Nb)は、金属元素の一つで、鉄鋼添加剤として主に高張力鋼、ステンレス鋼などの高級鋼材に用いられ、中でも自動車向け鋼材の軽量化・剛性化には不可欠とされております。CBMMは、ニオブ市場において世界一位の生産量と販売量を誇り、高い技術力と製品開発プログラムを有しております。一方で、双日は、CBMMの株主の1社であり、また、CBMMの日本市場向けの総代理店として、安定的な原料供給体制の構築や用途開拓を進めてきた知見・ノウハウを持ちます。

 今後、東芝はCBMMと双日からのニオブ材料の安定的な供給体制の確保を進めます。さらにCBMMや双日の持つグローバルな顧客ネットワークも活用しながら、急速に拡大する二次電池市場でのシェア獲得を3社で目指します。

【東芝の概要】

代表者 代表取締役社長 綱川 智
設立 1875年7月
資本金 2,005億5,800万円(2021年3月31日現在)
売上高 3兆544億円(2020年度)


【双日の概要】

代表者 代表取締役社長 藤本 昌義
設立 2003年4月1日
資本金 1,603億3,900万円(2021年6月30日現在)
売上高 1兆6,025億円(2020年度)


【CBMMの概要】

代表者 Eduardo Ribeiro (エドゥアルド リベイロ)
設立 1955年
資本金 非公開
売上高 非公開

* フォルクスワーゲン・カミニョイス・イ・オニブスは、フォルクスワーゲン・グループの子会社であるTRATONグループの一員。中南米最大級のトラック・バスメーカーであるフォルクスワーゲンとMANの商用車メーカー。

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