9割が「時短」したい!共働きや育児で忙しい現代人「料理の家事」にも時短ニーズ~生活者のお悩み&アイディア集~【食卓体験ラボ】

料理に関する家事を「時短したい」と9割が回答。仕事や育児にと、忙しい毎日を送る方々のお悩みと工夫の声を集めました。

スナップディッシュ

料理写真共有アプリ「SnapDish (スナップディッシュ) 」(以下SnapDish)を運営するヴァズ株式会社(事業所:東京都武蔵野市、本店所在地:東京都練馬区、代表取締役:舟田 善)は、同アプリの利用者から「料理に関する家事の時短」について調査を実施しましたので、結果を以下にお知らせします。
1)9割が「料理に関する家事を時短したい」と回答。時短したい食事は「平日の夕食」が8割で最多。
本調査では、「料理に関する家事を、時短したいと思いますか?」という問に対し、62%が「とてもそう思う」と回答、「そう思う」の回答も合わせると92%に上る層から回答を得られました。「特に時短したいと思う料理のタイミング」では、「平日の夕食」が圧倒的に多く83%、次いで「休日の夕食」37%、「平日の朝食」34%と続きました。

2)料理に関する家事にかける時間。特に時短したいのは「調理工程」。
「1日あたり、料理に関する家事にどのくらいの時間をかけていますか?」という問いに対して、回答を平均すると「献立決め」11.3分、「食材の買い出し」30.1分、「調理」35.4分、「盛付け・配膳」8.0分、「調理器具・食器の洗い物」16.0分、「キッチンの清掃・後片付け」14.0分となり、「調理」が最も時間のかかる工程となりました。

「特に時短したいと思う家事」では、回答の多い順に「調理」65%、「キッチンの清掃・後片付け」57%、「調理器具・食器の洗い物」56%、「献立決め」38%、「食材の買い出し」33%、「盛付け・配膳」15%となり、家事にかける時間が長い「調理」と、家事にかける時間は比較的短いが面倒に感じやすい「清掃」関連の家事の回答が高い結果となりました。

<時短したい理由>
①仕事や他の家事との両立で時間が無い、疲れるから。(32%)

・朝の短時間でお弁当を作らないといけないから。(埼玉県・50代・男性)
・仕事を片付けて帰ってきたのに、家に帰ってまた片付けするのは、げんなりします。(滋賀県・40代・女性)
・仕事の帰りに買い物する事が多く、献立が決まっていれば、買い物時間が短縮出来るのに…と思う事が多々あるから。(東京都・50代・女性)
・子どもが小さいため、なるべくサッと料理を終わらせたいと思うため。(埼玉県・20代・女性)
・仕事で帰宅してから、夫がすぐに帰ってくるため、早く作らないといけないから。(東京都・30代・女性)

②楽しくない、面倒に感じるから。(30%)
・料理自体は楽しいが、それに付随するアレコレが本当に面倒くさいと思っています。(埼玉県・40代・女性)
・毎日考えてからの買い物が苦痛。(静岡県・30代・女性)
・作るほうに時間をかけるので、他のことは面倒に感じる。(兵庫県・40代・女性)
・頭を使い考える部分だから疲れる。(東京都・40代・女性)
・料理でやりきって食べた後の食器を片付けするのが億劫になる。調理は楽しいけど、洗い物は楽しくないので。(東京都・30代・男性)

③考えたり探したり、時間がかかるから。(23%)
・献立決めに悩んで検索している時間が長く、もっとパパッと決められたら、時間がプラスに。(福岡県・30代・女性)
・なかなか献立が決まらない。よって買い物する時間が長くなる。(大阪府・50代・女性)
・エビや鶏肉の下ごしらえをもう少し時短できないかなぁと思うことがあります。(埼玉県・50代・女性)
・食材を探すのに1番時間がかかるから。(山梨県・40代・女性)
・献立を決めるまでに時間がかかりすぎる。特にネットを見出したら止まらず、結局は有り合わせか出来合いで終わることがある。(東京都・40代・女性)

3)時短しても大切にしたいこと(妥協したくないこと)
料理に関する家事を時短をしたい一方で、クオリティーとのバランスに葛藤を覚える人も多数いることが判明しました。「時短しても大切にしたいこと(妥協したくないこと)は何ですか?」という問いへの回答では、「美味しさ」が最も多く83%、次いで「栄養バランス」70%、「食費の節約」46%、「見た目の良さ」40%、「品数」30%、「手作り感」29%、「ボリューム」19%の順となりました。

4)料理に関する家事の「時短」のお悩み。
料理に関する家事は調理だけでなく、献立決めから食材の買い出し、食後の片付けなど様々。どの家事も短時間で完璧にこなしたいと思うものの、時短するが故に献立がマンネリ化、満足のいく料理にできないなど、思うようにいかないという声も。

①毎日のことだから、献立を決めるまでが大変。
・毎日献立が思い浮かばずその場その場だから、何もかも遅くなってしまい、結果グダグダになる。(山形県・30代・男性)
・仕事帰りに夕食の食材を買いに行ってるのですが、売り切れてお目当ての食材が手に入らないこと。泣く泣く献立をいちから練り直しです。(静岡県・20代・男性)
・お弁当は時短の結果、おかず1品になりがち。(東京都・30代・女性)
・メニューのレパートリーが少ないので、急いで作るといつも同じようなものばかりになる。(香川県・50代・女性)
・家族の希望を叶えつつ、家にあるもので献立を立てるのが大変です。(神奈川県・40代・女性)

②味、見た目、バランス…満足する仕上がりにできない。
・急ぐあまり、調味料の量がいい加減になり、味がお粗末になること。(鳥取県・40代・男性)
・よくレンジ調理のレシピも試しましたが、肉がやはりパサつきがちで苦手です。(東京都・30代・女性)
・朝は時短しようとバタバタし、ついつい色もバランスも悪くなった食事になってしまう。(茨城県・40代・女性)
・夕食の献立は仕事帰りに買い物をしながら決め、家に帰ってから調理にかかるので、手の込んだ料理が作れない。(大阪府・60代・女性)
・丁寧さがない感じがする。そう思うと美味しさも半減する。(栃木県・50代・女性)

③段取りが命の料理、効率化はこんなにも難しい!
・手際が悪いのでスムーズにいく手順まで書いたレシピがあると助かります。(静岡県・40代・女性)
・コンロの数に限りがあるので、段取りを考えながら調理するが、たまに順番間違ったぁ!と時短にならずかえって時間がかかる時になんとかならないかなあと思う。(東京都・50代・女性)
・もともと料理が得意な方ではないので全体的に時間がかかるのだが、複数作るときの作業効率を構築するのが苦手。(福岡県・30代・女性)
・キッチンが狭いため、複数の調理の同時進行が難しい点が悩みです。(福岡県・30代・女性)
・手際が悪い。野菜を切ったりするだけで疲れてる。散らかる。(大阪府・40代・女性)

④作って食べて終わりではない、すべてが終わるのは一体いつ…?
・作るまではいいが、作ったあとの作業が面倒なので、洗い物が少なくて済む方法が欲しい    。(神奈川県・30代・女性)
・食べ終わったら早く洗いものをしたいのですが、子供が食べるのが遅かったり、夫の帰宅が遅く食事時間が遅かったりでなかなか片づきません。(静岡県・30代・女性)
・時短のために使った調理器具や道具の洗浄や手入れに手間がかかるとガッカリする。(神奈川県・60代・女性)
・油を使うと洗い物に時間がかかる。(兵庫県・40代・女性)
・グリルとかオーブンとかの掃除が手早く行いたい。(愛知県・40代・女性)

5)時短するための工夫やおすすめ
仕事や育児など、日々忙しく過ごす中で繰り出したSnapDishユーザーのアイディア多数。休日、時間に余裕があるタイミングでの事前準備や、調理器具や調理家電を上手く活用するなど、忙しい時こそスピーディーに取り掛かるための工夫が出てきました。

①事前準備で調理を時短。食材の下処理、作り置きの活用

週末作り置きおかず週末作り置きおかず

・とにかく週末に出来る限り下ごしらえする。鶏肉は塩と砂糖を振っておくと柔らかくなる。そして切っておく。(千葉県・40代・女性)

・大根の下茹でをするときは、ふろふき大根、煮物、おでんなどの分をまとめてゆでておくと3日分は使える など、翌日の分も一緒に考えておく。(奈良県・60代・女性)
・素材のカットなど、味にあまり関係ないところの時短をしています。(茨城県・40代・女性)
・毎日お弁当を持参しているので、土日のどちらかは、2時間くらい徹底的に作り置きを毎週している。お弁当のおかずを、夕食にアレンジするように心がけている。(石川県・50代・女性)
・ミートソースやシチューは多めに作り、ジップロックで冷凍します。グラタンソースにも使えるので、便利。(東京都・40代・女性)
・お弁当に入れる野菜は使いやすい形にカットして、茹でたり、冷凍したり。ミニトマトはヘタをとり、水洗いして水分をペーパーで拭き取ってタッパーで保存。(静岡県・40代・女性)

②調理器具・調理家電を活用して時短。

電気圧力鍋で肉じゃが電気圧力鍋で肉じゃが

・パスタをスキレットで作ると少ない水で早く湯が沸き、捨てるお湯もなく時短とエコを実現できる。(東京都・50代・男性)
・ボウルで混ぜるところをビニール袋で混ぜる。洗い物も少ないので。(青森県・50代・女性)
・蒸し器を使って、二段調理をすること。下は煮物、上は蒸し物でガス代も節約!(東京都・30代・女性)
・電子レンジを使った料理は本当に早く仕上がるので助かります。洗い物も減りますしね。(兵庫県・50代・女性)
・電気圧力鍋が思ったよりも使えます。豆を煮たり、ビーフシチュー、ポトフなどの煮物、煮魚と活躍しています。(埼玉県・60代・女性)

③調理工程の工夫で時短。同時作業や手順の見直しで効率化。

時短五色弁当時短五色弁当

・色々なおかずのための野菜をまとめて洗う→まとめて切る→茹でる→炒める→煮るの順で洗い物を極力少なくする。(千葉県・30代・女性)
・茹でる鍋は1つにする。卵→パスタ→野菜と茹で上がる時間別に同じ鍋で茹でていく。(福岡県・40代・女性)
・その日の食事をつくりながらお弁当のおかず、次の日の事を考えながらつくります!(大阪府・40代・女性)
・作る手順を工夫しています。加熱時間がある物、目を離しても大丈夫な物を先に作り、加熱最中に次の料理や洗い物をする。(神奈川県・40代・女性)

④献立の工夫で時短。時短したい時のテッパン献立や便利食材。

 

ピザトースト、冷凍保存ピザトースト、冷凍保存

・鍋や調理具を使い回しできる料理は結構時間が短縮できます。(広島県・50代・女性)
・食パンにあらかじめトマトソース、ベーコン、ピーマン、玉ねぎ等乗せて冷凍しておき、焼く時にチーズを乗せてオーブンへ。時短ピザトーストの完成!(茨城県・40代・女性)
・冬はお鍋料理。フライパン一個でチーズタッカルビ。(福岡県・40代・女性)
・揚げ物などは冷凍を買い、揚げるだけでよいようにしておくと調理時間も短く、片付けも少なくて済む。(兵庫県・30代・女性)
・1からやらないで、組み合わせる。例えば椎茸の肉詰めは椎茸に鍋用の肉団子を合わせる。(東京都・50代・女性)
・たまにカット野菜とかも購入します。これはとっても便利。(石川県・40代・女性)

■ご希望の方には、調査結果データを公開致します。
回答者属性、集計データ、フリーアンサー全文を無料でご提供しております。以下ページ下部のフォームよりお申し込み下さい。
http://vuzz.com/?p=3970
※食卓登場頻度、メニュー、シーンのデータと、その理由、お悩み、ひと工夫の理由回答(フリーアンサー)には、在住都道府県、年代、性別、就労状況、世帯の成人数、世帯の子ども数等の属性を併記しております。

■SnapDishでの「時短」料理投稿一覧はこちら
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SnapDishが、生活者の自発的な声や工夫を集めて共有することで、「生活者の食卓体験向上」を目指すラボラトリーです。過去の調査結果一覧はこちらよりご覧いただけます。
http://vuzz.com/lab2019

■調査概要
調査方法:SnapDish登録ユーザーにメールにて「みんなの声大募集♪時短編」として回答を募集
回答期間:2019年12月27日~2020年1月6日
回答者数:285名

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業種
情報通信
本社所在地
東京都武蔵野市御殿山1-5-6 NEST 403
電話番号
0422-24-6341
代表者名
舟田善
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2011年05月