多発性硬化症の診断率向上と治療最適化を目指す協業プロジェクトを始動
E-コンサルを活用し、主治医とエキスパート専門医の連携体制を構築
多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄、視神経といった様々な箇所に病巣ができ、自分の免疫が自分の神経を攻撃することで視力障害・運動麻痺・平衡障害・排尿障害・感覚障害などの症状が現れる病気です。症状が出現する「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返す特徴があり、症状は人によって様々なこと、再発するたびに異なることにより、患者さんは様々な診療科を受診する可能性があり、脳神経内科への早期受診や診断、患者の病状に合わせた治療方針の選択が難しい難病です。多発性硬化症の発症原因は不明で、患者数は世界で約230万人、日本では19,000人を超えており、年々増加傾向にあります(※1)。適切な治療をせずに放置すると、体の機能の障害が進行してしまうことも少なくないため、早期診断と患者の病状に適した治療を早期に開始することが重要です。
Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げています。希少疾患や難病など専門性の高いスペシャリティ領域を中心に、患者の診断や治療方針に悩む医師が、各疾患に最も精通しMediiの理念に賛同し協力いただいているエキスパート専門医に匿名で個別相談できる、オンライン専門医相談サービス「E-コンサル」を提供しています。
ノバルティス ファーマは、多発性硬化症と共に生きている患者さんが、しっかりと疾患と向き合い、それぞれの患者さんらしい人生を叶える一助となり、患者さんに貢献をつづけています。
詳細:ノバルティス、多発性硬化症患者さんに向けて「つづけ、ワタシ」をテーマに疾患啓発活動を開始~患者さんが、それぞれの自分らしい人生を叶えるために~(https://www.novartis.com/jp-ja/news/media-releases/prkk20221020)
本協業においては、E-コンサル上ですでにご協力いただいている多発性硬化症(MS)/視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の専門医チームが相談に対応し、多発性硬化症を扱う脳神経内科と他診療科の早期連携、診断後の治療選択においては高度な知見をもつエキスパート専門医との連携ができる環境を構築します。この取り組みを通じて、多発性硬化症の早期診断と最適治療の促進を共に目指してまいります。
※1 難病情報センター(特定疾患医療受給者証の交付数):https://www.nanbyou.or.jp/entry/1356
E-コンサルとは
E-コンサルは、患者の診断や治療方針に悩む医師が、近くにいない専門領域の専門医に症例を相談できる完全無料のオンラインマッチング相談サービスです。1,000名以上のエキスパート専門医の協力のもと、全ての専門領域の相談に対応しており、厚労省指定難病の99%をカバー(患者数ベース)できるに至っています。相談内容に応じて最適なエキスパート専門医とマッチングされ、医師は匿名でチャット相談が可能です。1対1だけでなく、複数の専門領域のエキスパート専門医が所属するグループへの相談もできます。
Mediiについて
Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ、各領域の高度な知見を持つエキスパート専門医にすべての医師が気軽にアクセスできる仕組みを創っています。代表の山田は現役のリウマチ膠原病専門医であると同時に自身も免疫難病患者であり、ラテン語で本質を意味する「Medii」という社名には、医師と患者の双方向の視点で課題のある医療構造を本質的に仕組みから変えていきたいという思いが込められています。特に課題の大きな希少疾患・難病の早期発見や治療最適化を目指しています。
会社名:株式会社Medii
所在地:東京都新宿区新宿5丁目14-12-202
設立:2020年2月20日
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
URL:https://medii.jp
※E-コンサルは、株式会社Mediiの登録商標です。
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