ニフコ、「MCPC award 2025」にてサービス&ソリューション部門奨励賞を受賞

株式会社ニフコ

2025年12月18日 11時30分

株式会社ニフコ（本社：神奈川県横須賀市、代表取締役社長：柴尾雅春、以下「ニフコ」）の「電池レスセンサーを活用した熱中症予防対策システム」が、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム（MCPC）主催の「MCPC award 2025」において評価され、サービス＆ソリューション部門の奨励賞を受賞しました。

■MCPC award について
「MCPC award」は、2003年にモバイルコンピューティング推進コンソーシアム（MCPC）により創設されました。モバイル、IoT/AI、5G、ロボット、ドローン、クラウドなどのシステム活用事例を募集し、新たな価値の創出に取り組む企業・組織・団体を「ユーザー部門」と「サービス＆ソリューション部門」の2部門に分けて表彰しています。
22回目となる今年の表彰式は、東京都港区の東京プリンスホテルにて2025年11月26日に開催されました。

■受賞サービスとその理由
今回受賞した「熱中症予防対策システム」は、学校（小中高）での熱中症予防対策を目的に開発されました。
モバイルネットワーク経由でインターネット接続された専用センサーを、グラウンドや体育館などに設置することでWBGT値を測定します。計測データはWEBブラウザ上からリアルタイムで確認できますので、教職員が現場に向かう必要がなく、測定条件（測定方法・測定地点等）による計測結果のばらつきも防ぎます。管理者向け画面（機能）では、複数の学校の情報を一括管理することが可能です。

最大の特長は、電池レスセンサーを使用しているため煩わしい工事が不要で簡単に設置でき、省電力で運用可能（屋内用センサーは無線・電池レスデバイス、屋外センサーは電池長寿命化）なことです。
本システムは2025年6月より神奈川県横須賀市立の中学校23校、および市立横須賀総合高等学校に本格導入されており、教育現場における子どもたちの健康・安全を守るために役立てられています。
今年度末までには、横須賀市立の小学校44校、特別支援学校2校にも導入予定で、その他の自治体からも多数お問い合わせをいただいています。

また、学校向けシステムで実現したエリア別環境の見える化に加え、作業者別の温湿度・WBGT（換算）値も見える化し、日々のチェックリスト自動作成機能を追加した「一般企業向け熱中症予防対策システム」も現在9社にて実証実験を行っており、既に3社で来春の正式導入が決まっております。