【Wrap Up】Snowflake、CCCMKホールディングスによるSnowflakeを用いたデータ活用に関する説明会を開催
AIデータクラウドを提供するSnowflake合同会社(所在地:東京都中央区、社⻑執⾏役員:東條 英俊、以下Snowflake)は1月27日、CCCMKホールディングス(以下CCCMKホールディングス)によるSnowflakeを用いたデータ活用に関する説明会を報道機関向けに開催しました。当日はCCCMKホールディングス IT戦略本部 本部長の松井太郎氏が登壇し、全社的なデータ活用について解説しました。
CCCMKホールディングスでは、共通ポイント「Vポイント」を通じたあらゆる顧客データを扱い、それらを通じて最適なキャンペーン施策の提案から購買検証に至るまでのマーケティングを提供しており、データの取り扱いそのものがビジネスの根幹となっています。松井氏は冒頭、CCCMKホールディングスとそのグループ会社におけるSnowflake導入史を説明。2021年から段階を経て、他社クラウドサービスプロバイダーからのマイグレーションを完了させ、それまでCCCMKホールディングス全体で保有していなかった全社的なデータ分析基盤をSnowflakeで構築しました。Snowflakeを活用することで全社間でストレージレス・データウェアハウスとしてデータを共有し分析することができるようになり、分析環境のモダン化が完了したことを説明しました。
次に、CCCMKホールディングスにおけるデータ基盤の当初の課題について説明しました。同社ではポイントデータの増加やデータ活用の高度化により、既存のデータ基盤ではパフォーマンスへの課題やワークロードの増加が顕著となっていました。その他、データベースの分散によるコスト増大やデータ民主化促進のためにも、データ基盤の刷新が必要な状態だったと説明。課題を解決するため、分析基盤ビジョンとして「データベースの統合を通じたシングルソース化」「大小さまざまなクエリ負荷に耐えうるマルチワークロード」「データを柔軟に取り扱えるデリバリーイージー」の3つを掲げました。
Snowflakeを採用したことによる業務効果として松井氏は以下の4点をあげました。
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パフォーマンスの改善:データクエリ速度は以前と比較し50%以上の向上を達成。繫忙度合いに応じたスケーラブルな拡張によりクエリ遅延がゼロに。
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コスト効率の向上:従量課金制によるリソース消費に応じたコスト管理が可能になり、インフラコストは60%に削減。
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データサイロの解消:これまでは複数のサービスに分散していたデータベースを統合し、データ更新のリードタイムを向上。システムの集約によりエンジニアの保守作業やスキル育成も最適化。
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セキュリティとプライバシー強化:Snowflakeの機能で従来よりもデータの匿名化を可能に。Snowflakeのデータクリーンルームの活用によりより安全な外部連携も実現。
松井氏はSnowflakeを使った業務効率化の社内事例として、Streamlit In Snowflakeの社内勉強会を活用した業務アプリケーション開発などを紹介。また昨年提携を開始した三井住友カード株式会社とのAzure/AWS間でのクロスクラウドにおけるデータシェアについても説明しました。
今後の展望として、松井氏は「データ活用では顧客価値の追求が一番大事。より一層データドリブンな経営を目指して、お客様によりお得でワクワクするような情報を提供していきたい」と締めくくりました。
Snowflakeについて
Snowflakeは、シンプルかつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。SnowflakeのAIデータクラウドは、世界最大規模の数百の企業を含む世界中の1万社以上のお客様に利用されており、データ共有、AI/機械学習アプリケーションの構築、AIによるビジネスの強化に貢献しています。エンタープライズAIの時代が到来しました。詳しくは、snowflake.com/ja/(ニューヨーク証券取引所:SNOW)をご覧ください。
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