伊勢丹新宿店にて、商業施設DX「プラチナモール」とデジタルサイネージを連携する実証実験を実施

催事会場における有効性を確認

ボールドライト株式会社

商業施設DXプラットフォーム「プラチナモール」を提供するボールドライト株式会社(東京都新宿区 代表取締役社長:宮本章弘、以下 ボールドライト)は、デジタルサイネージサービスを提供する株式会社Will Smart(東京都江東区 代表取締役社長:石井康弘、以下 Will Smart)と、2023年10月12日(木)~17日(火)の6日間、伊勢丹新宿店で開催された「サロン ド パルファン 2023」にてデジタルサイネージと連携させたデジタルフロアマップの実証実験を実施いたしました。

  • 本実証実験について

1.背景

株式会社三越伊勢丹が運営する伊勢丹新宿店の催物場では年間を通じて多くの催事が開催されています。催事では伊勢丹新宿店には通常取り扱い店舗がないブランドやショップも出店があるため、新規顧客が増加する傾向にあります。そのため、初めて伊勢丹新宿店にいらっしゃるお客様にも効率よくお買い物をしていただけるようにわかりやすい店舗案内を行うことが課題とされてきました。


本実証実験では、スマートフォンやPCのブラウザから利用でき、商業施設DXを推進するデジタルフロアマップ・プラットフォーム「プラチナモール」のシステムとデジタルサイネージを活用し、催事場のデジタルフロアマップをデジタルサイネージへ表示しました。またスマートフォンからもデジタルフロアマップを利用できるよう、QRコードのPOPを掲示しました。お客様へのご案内にデジタルサイネージとスマートフォンを活用することで、イベントにおける回遊性や購買率の向上を目指します。


2.実証概要

「サロン ド パルファン 2023」開催期間中、デジタルフロアマップを表示したサイネージを催事場入口に設置。QRコードを併記し、来訪者が自身のスマートフォンでQRコードを読み取り、会場でスマートフォンからデジタルフロアマップを利用したのか検証しました。


スマートフォンからデジタルフロアマップへアクセスすると、催事場内の案内が見られるだけでなく、イベントに出展している各ブランドの情報や常設店舗での特典情報を閲覧できるようにしました。


「サロン ド パルファン 2023」催事場入口に設置したデジタルサイネージ「サロン ド パルファン 2023」催事場入口に設置したデジタルサイネージ

「プラチナモール」スマートフォン画面「プラチナモール」スマートフォン画面


  • 実証結果

催事会場では、出入り口で足を止めてデジタルフロアマップを表示したサイネージをご覧になるお客様が多く見られました。催事期間中にお客様がQRコードを読み取り、スマートフォンからデジタルフロアマップで各ショップの情報を閲覧した回数は、同期間における伊勢丹新宿店の化粧品フロアに設置されているタッチパネル型デジタルサイネージの閲覧数の約3.7倍となりました。催事場など新規のお客様の割合が高い場所においては手元でデジタルフロアマップを見ながら会場を回りたいという需要も高まるものと考えられます。


また、催事を担当したスタッフからはデジタルサイネージとスマートフォンの連携について「先進的な取り組みだ」とご評価いただきました。特にスマートフォンからデジタルフロアマップを活用することで6階の催事場だけでなく、1階と2階にある常設店舗を同時にご案内できる点を高く評価いただきました。


一方でデジタルフロアマップをスマートフォンで閲覧できることに気づかないお客様も多く、実証期間中に急遽QRコードのPOPを設置するなどの対応を行いました。商用化に向けてデジタルフロアマップの認知度向上やQRコードを読み込んでもらうための工夫が必要だという点が課題として挙がりました。


  • 各社コメント

1.株式会社三越伊勢丹 中尾様・川上様

「サロン ド パルファン 2023」は盛況のうちに終了いたしました。催事会場でフロアマップをご覧になるお客様が多くいらっしゃったので本実証実験が顧客体験の向上につながったと感じています。

また、本イベントをはじめ、催事には新規のお客様が多くご来場します。デジタルマップを活用して催事会場から常設店舗へ誘導したり、店舗の混雑状況をご案内するなど、お客様がより便利に買い物ができる工夫をすることでリピーター獲得にも寄与できるのではないかと考えております。


2.株式会社Will Smart 渡邉様

本実証実験は弊社の強みである企画提案力を生かし、お客様とのコミュニケーションの中から課題を設定したうえで設計・実行いたしました。

その結果ボールドライト様の「プラチナモール」との連携により催事会場の案内業務の効率化や、便利な顧客体験の実現に向けた新たな施策を提示することができました。

今後もボールドライト様との協業を通じて実証実験で浮かび上がった課題の改善に取り組んでいくほか、観光施設や宿泊施設などでの展開可能性についても検討してまいります。


3.ボールドライト株式会社 代表取締役 宮本

弊社は、商業施設のフロアマップをデジタル化し、店舗情報のリアルタイム更新や屋内経路検索を実現するサービス「プラチナモール」を開発提供しております。今回、Will Smart様のデジタルサイネージサービスを通じ、伊勢丹様の催事場にて「プラチナモール」をご活用いただき心より感謝いたします。

実証実験により得られたデータ・評価結果を、更なるサービスの改善に活用させていただきます。引き続き、百貨店・ショッピングセンター・展示場など商業施設事業者様の課題解決を目指して、Will Smart様との協業を推進させていただければと存じます。


  • 今後の取り組み

本実証実験で検証を行った商業施設DXプラットフォーム「プラチナモール」とデジタルサイネージの連携サービスを12月より提供開始する予定です。主に百貨店や商業施設、催事場、展示会場などでご活用いただけるサービスとなっております。詳細については下記よりお問い合わせください。


≪本実証実験に関する問い合わせ≫

ボールドライト株式会社 商業施設DXビジネスユニット

mail:cs@boldright.co.jp


【ボールドライト株式会社】

デジタルテクノロジーを通じて、リアル空間とサイバー空間のボーダレス化を目指すDXベンチャーカンパニー。  

2019年の創業以来、約700の導入実績(2023年11月現在)を誇る観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」は、自治体や観光関連の事業者様を中心に、主体的な情報発信にご活用いただいています。今年度より、施設内マップのデジタル化を目指し、商業施設DX「プラチナモール」、レジャー施設DX「プラチナパーク」を提供開始。 施設経営の改善や業務効率化の課題解決を目指してDXオファリングを推進しております。


●代表者

代表取締役社長 宮本章弘

●設立

2019 年4 月3 日

●事業内容

観光DX関連事業、商業施設DX関連事業、システム及びソフトウェア開発事業、ビジネスコンサルティング事業、デジタルマーケティング事業

●コーポレートサイト

https://boldright.co.jp



【株式会社Will Smart】

株式会社ゼンリンデータコムの社内ベンチャー企業として、2012年に設立。人々の価値観や必要性から生まれる社会課題を、アイデアとテクノロジーによって解決することを使命とし、事業モデルの共創からハードウェアの企画製造及びソフトウェアの開発、導入後の運用までをサポートしています。


●代表者

代表取締役社長 石井康弘

●設立

2012年12月12日

●事業内容

課題解決型のAIソリューションおよびパッケージAIソリューションの提供、カーシェアリングシステムの構築およびパッケージシステムの販売、インターネットに接続するハードウェアの企画製造販売、クラウドサービスによるシステム開発

●コーポレートサイト

https://willsmart.co.jp/


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会社概要

ボールドライト株式会社

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URL
https://boldright.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿3-9-7 フロンティア新宿タワー4階
電話番号
-
代表者名
宮本 章弘
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2019年04月