<SDGs共同企画>環境問題を題材とした手作りのぬりえ絵本をフィリピンの子どもたちへ提供
~新型コロナウイルスの影響により、学校に行けない子どもたちにも平等な教育機会を~
フィリピンでは、身近で起きている海洋汚染やゴミ処理問題などの環境問題を知らない子どもたちが多いのが現状です。また昨今の新型コロナウイルスの影響により、フィリピンでは2020年3月から現在まで、依然として厳しい外出規制が続いており、子どもたちは学校へ行けず、精神的ストレスが溜まっています。さらに、貧困地区の子どもたちはインターネット環境が整っていないため、オンライン授業を受けることも難しく、貴重な教育機会が失われています。
このような状況の中、「子どもたちに平等な教育機会を提供できないか」「環境問題を学べる機会を提供できないか」と両者で何度も議論を重ね、このぬりえ絵本を通じて環境問題を身近に感じてほしい思いから「Story Book」プロジェクトを企画しました。
■「Story Book」プロジェクトの取り組み・概要
①ぬりえ絵本のストーリー企画/イラスト作成
フィリピンの環境問題である深刻な海洋汚染とゴミ処理問題などをストーリーに組み込む。
デンソーテンフィリピンとDEAR MEがぬりえ絵本を通じて、それぞれ解決策を子どもたちに提示。
②完成したぬりえ絵本を子どもたちへ提供
ぬりえ絵本の内容から環境問題を教育素材として活用いただき、
デンソーテンフィリピンの支援先小学校や現地連携NGO団体(CHILD HOPE)を通じてストリートチルドレンに学ぶ機会を提供。
③子どもたちが未来を語り、次のストーリー企画に反映
プロジェクトに参加した子どもたちから「大人になったらどんな世界になっていてほしいか?」「自分はどうアクションすべきか?」などをインタビュー。
子どもたちの声を次の企画に盛り込む。
④「Story Book」プロジェクトの継続
■フィリピンの子どもたちと共に夢をかなえる次世代教育プロジェクトを発足
デンソーテンフィリピンでは、環境保全のための植林活動、海洋生物の保護活動を支援するウミガメの放流、子どもたちへの教育支援など、地域社会への貢献を中心としたSDGs活動に取り組んでいます。またフィリピン経済特区庁(PEZA)より、「環境貢献活動優秀賞」や「社会貢献賞」を受賞するなど高い評価をいただいています。
DEAR MEでは2015年より毎年フィリピンの貧困地区に暮らす子どもたちがモデルになるファッションショーを開催してきました。現在は、現地でファッションを通した教育と雇用創出の実現を目指したラボラトリー『coxco Lab(ココラボ)』の開校を目指し活動しています。しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年はファッションショーが中止となり、『coxco Lab』の開校も延期せざるを得ない状況です。
そこで、デンソーテンフィリピンの地域社会への貢献を中心としたSDGs活動の知見、またDEAR MEが大切にしてきた夢とファッションの力を掛け合わせることで、「平等な教育」「環境問題」などのサステナブルな解決ができるのではないかと思いが一致し、子どもたちと共に夢をかなえる次世代教育プロジェクト『Dream For Our Future』を2021年1月に発足しました。
両者は次世代教育プロジェクト『Dream For Our Future』を通して、以下のSDGsの達成に貢献します。
■株式会社デンソーテン
デンソーテングループは、企業ビジョン「VISION2030」の実現に向け、人・モノ・モビリティなど、”移動”の困りごとを解決する『モビリティソリューションパートナー』として、「クルマの価値向上」、「生活の価値向上」に貢献する製品・サービスの提供を推進しています。また、企業理念である「誠」を大切にし、「事業成長を伴いながら、社会課題の解決に貢献する」というサステナビリティ経営の実践を通じて、デンソーグループの一員として、2035年カーボンニュートラルの実現や、持続可能な開発目標であるSDGsの達成に貢献していきます。
■NPO法人DEAR ME
「Better Fashion Better future」をスローガンに、ファッションを通して持続可能な社会づくりを目指すNPO団体。2015 年よりフィリピンの貧困地域で暮らす子どもがモデルになるファッションショーを計7回開催し、現在はファッションを軸に教育・雇用機会の創出を目指したラボラトリー『coxco Lab』の開校を目指しています。
国内では、大手アパレルメーカーや繊維商社と連携しながらZ世代と共に、「サステナブル」をテーマに学び対話し未来を創造するプロジェクト「Timeless Worth Project」を実施。
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