プロ野球開幕まであと僅か。前日本ハム投手コーチ・吉井理人が初めて明かす『投手論』
ダルビッシュ、吉川投手を球界のエースに導いた、まったく新しい野球論と「投手魂」とは!?
近鉄バファローズ、ヤクルトスワローズ、そしてニューヨーク・メッツへと日米の球団を渡り歩いた吉井理人。メジャーでは通算32勝し、日本人初のポストシーズン開幕投手も務めました。そして現役引退後、日本ハムファイターズの投手コーチに就任し二度のリーグ優勝に貢献するなど、まさに日米野球界の表も裏も知り尽くしている存在です。今回、これまで培ってきた「投手とはかくあるべし」という吉井理人流の投手哲学を初めて明かします。
なぜ150キロの剛球を投げなくともメジャーで先発投手として勝ち星を積み上げられたのか?
どうやってダルビッシュ有、吉川光夫らを、球界を代表するエースに導いたのか?
そこには、これまでの投手観とはまったく異なる「投手魂」が存在していました。
――「打たれてKOされた時こそ、偉そうにベンチに帰って来い。打たれて下を向いたら罰金」
ここに著者の考える投手の魂があるのです。
また著者は、投球術についても既知の投球論に異を唱えます。
――「打者は、ゴロを打とうとするのに、なぜ投手は、低目に投げなければならないのか」
そして、日米では「打者の待ち方」が根本的に異なる、といいます。
メジャーでは追い込まれてからヤマをかける、一方日本の選手は、ストレートでも変化球でも対応できるように待つため、いいところに決まると手が出ない、など現在開催中のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表選手にも参考になるような情報が盛り込まれています。
本書に書かれているのは、従来の野球の見方を覆す、まったく新しい野球論。野球ファンはもちろん、投手のようにかっこよく生きたい人は必読の一冊です。
【主な内容】
- 第1章 投手のダンディズム
- 第2章 投手に必要な三つのコントロール
- 第3章 投手コーチが教えられるたった一つのこと
- 第4章 エースの条件
- 第5章 プロフェッショナルな指導者
- 第6章 メジャーへの挑戦
【著者プロフィール】
吉井理人[よしい・まさと]
1965年、和歌山県生まれ。箕島高校卒。83年のドラフトにて、近鉄バッファローズに指名される。88年には、抑え投手として活躍し「最優秀救援投手」のタイトルを獲得。95年にヤクルトスワローズに移籍。先発としてチームの日本一に貢献。97年オフにFA権行使。ニューヨーク・メッツと一年契約。98年、野茂英雄に次ぎ日本人メジャーリーガー史上二人目の完投勝利を挙げる。99年、ダイヤモンドバックスとのディビジョンシリーズ第一戦では日本人初のポストシーズン開幕投手となり、ランディ・ジョンソンと投げ合う。2003年に日本球界に復帰。08年から日本ハム一軍投手コーチ。10年、同二軍投手コーチ。11年から再び一軍投手コーチを務めた。09年と12年、パリーグ制覇を果たす。
【商品情報】
- 発売日:2013年3月18日
- 判型:新書判
- 定価:760円(税別)
- ISBN:978-4-569-81001-0
【ご参考】
《PHP研究所》 http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-81001-0
《アマゾンドットコム》 http://www.amazon.co.jp/dp/4569810012
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