仕事の現状と目指す役割をつなぐ「気づく観点®・気付く対話®」(2021年発表内容を改訂)

知識を覚えることと、現場で使えることを分けて確かめる。クライアントとの実践で得た「視座」開発の知見を、現在も続く取り組みと仕事での使い方につなぎます。

組織行動科学®︎

2026年10月25日 改訂|2021年10月1日の「気づく観点®・気付く対話®」の開発・実践報告をもとに、当時の観察と歩留まりの報告を残し、仕事での使い方を整理しました。図解PDFと現在の公開資料・実践室への案内は、2026年10月25日時点の補足です。

学んだ内容は説明できる。それでも、自分の職場で何を変え、どこから試すかは浮かばない。そんなとき、担当してきた仕事と、次に期待される仕事を具体的に比べてみます。「気づく観点®・気付く対話®」の核は、現状と目指す状態、その間にある問題を、本人の仕事の問いとして捉えることです。

「気づく観点®・気付く対話®」は、現在もクライアントとの実践と検証を重ねながら、開発・提供を続けています。

経験から現状認識を変え、歩留まり4倍を報告

当社が2021年10月1日に発表したクライアントとのリーダー開発実践では、候補者へ知識や技術を先に渡すのではなく、その人が自分の仕事で使う観点を増やし、経験を通じて現状認識を変えるところから始めました。この実践で、リーダー開発の歩留まりが「現状の4倍」になったと報告しています。どのような問いと経験を組み合わせたかが、仕事での育成を考える手がかりになります。

関わり方にも特徴があります。お手本を渡さない。答えを先に教えない。決めつけない。原因を追究しない。相手の返答を否定しない。担当者として培った経験と自信を大切にしながら、本人にとって具体的な問いやヒントを用意しました。本人が動いて得た気づきそのものを次のケースにし、さらに別の観点を手渡していきます。

当時のクライアントとのリーダー開発で、他社のケースを自分の仕事へ変換・応用できる人は「10人中1人いるかいないか」、既存の進め方での歩留まりは「1/4前後」と整理していました。そこで、目先は一緒に考える手間をかけ、6か月以降の効率を見据える。小さく実際に動き、今まで見えていなかった現実に気づく経験を、リーダー開発の中心に置いたのです。

学んだことを実行へつなぐ、研究との接点

Gollwitzer & Brandstätter(1997)Implementation Intentions and Effective Goal Pursuit

一次研究を読む

GollwitzerとBrandstätter(1997)は、目標を実行する状況と行動を具体的に決めることを検討しました。当社の実践では、本人にとっての問いから「どの場面で、まずどう動くか」まで考える際の参考になります。この研究と当社の歩留まり4倍の実践記録は、対象と方法が異なります。本人が踏み出して得た気づきを次のケースにする、という当社の開発を具体的に使うための接点です。

学ぶ問いを、自分の仕事からつくる

図:本人の仕事で使う観点を増やし、小さな経験から得た気づきを次の問いへつなぐ。

改訂版PDFを読む(7ページ)

担当する仕事と、期待される役割を比べる

新しい役割で期待されることを聞いても、これまでの仕事の延長として受け取ることがあります。実際に行ってきた仕事と、次に担う仕事を同じ紙面で比べると、生かせる経験と、新たに必要な確認を考えやすくなります。

本稿の「視座」は、どの相手や期間まで含めて、仕事の目的や判断を考えるかという意味で使っています。担当者として積み重ねた経験を、次に担う仕事の目的と結びつけ、見る範囲を少しずつ広げます。

現状・目的・問題・一歩を、本人と整理する

実際の一件から、今起きていること、実現したい状態、その違い、まず試すこと、背景や制約を一緒に整理します。話せるところから始め、必要なら途中の資料や相手とのやり取りを見ます。

相手の話を言い換えて理解を揃える、具体的な行動の例から深める、始められる一歩を考える、別の角度の観点を渡す。当時の実践を、本人の問いと経験に合わせて使うための四つの整理です。

仕事の例:商談件数を増やす計画が動かない

たとえば、こんな場面です。リーダー候補は商談件数を増やす計画を提出しましたが、誰に何を確かめるかが曖昧です。支援者は、計画の体裁だけでは実践の準備ができたか判断できません。

候補者と一つの取引先を選び、その取引先が先に解決したい問題を確認する機会をつくります。確認できた事実で提案と次の行動をどう変えたかを見ます。事実が得られない場合は、質問の仕方や接点、必要な同席支援を見直します。

知識と実践をつなぐ、具体的な比較から

「経験した仕事と比べて、新しい仕事を理解する。」では、経験済みの会議と目指す会議を、目的・問い・判断材料・進め方で並べる例を紹介しています。比較図を見て「ここは近い」「ここが違う」と感じる部分を一つ選ぶところから、次の学びを考えられます。

育成の企画へ進めたい方は、「研修を企画する実践室」で、いまの仕事に近い場面から研修例を見られます。研修名を先に決めず、本人が何を経験し、職場で何を試すとよいかを、案を見ながら具体化できます。

改訂版PDFを保存する(7ページ)

関連する実践と公開資料

人間の「行動テクノロジー®」

代表者プロフィール

現在の公開資料と使い方の案内

発表時の会社紹介

リクエスト株式会社 URL:https://requestgroup.jp



代表取締役 甲畑智康

​URL:https://requestgroup.jp/profile



著書「教える技術 外国人と働く編(かんき出版)」

「現場を上手にまとめる介護リーダーの8つの技術(中央法規出版)」



【事業内容】

需要創造型リーダーの開発®、習慣化プログラム開発、Nudge Product®、Manage Robot:芸術と応用行動分析学にもとづいた人材開発技術 “smart creative management®”を840社以上、社員30,000人の組織から年商5億円の企業へ開発提供の実績を有しています。



【研究機関】

ABA(応用行動分析学)オペレーションズ研究センター

スマートクリエイティブマネジメント総合研究所

公共行動研究室



【担当】:末光

request@requestgroup.jp

https://requestgroup.jp/request

現在の発行主体と公開方針(2026年10月23日追記)

リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行っています。「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸に、仕事の問いから使える図解資料と実践の場を公開しています。

会社名:リクエスト株式会社
代表者:代表取締役 甲畑 智康(こうばた ともやす)
本社:東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F

会社公式サイト

本件に関するお問い合わせ

リクエスト株式会社
メール:request@requestgroup.jp

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会社概要

URL
https://requestgroup.jp
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F
電話番号
090-4183-2525
代表者名
甲畑智康
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年10月