クライメートテック領域のグローバルアクセラレーションプログラム「SUITz Tokyo」第2期採択スタートアップ企業決定!
「SUITz Tokyo」は、東京都と協働しながらクライメートテック分野における東京発ユニコーンの育成と起業の増加に寄与しスタートアップを支援するグローバルアクセラレーションプログラムです。
株式会社アドライト(本社:東京都千代田区、代表取締役:木村 忠昭 以下、アドライト)は、クライメートテック*領域のスタートアップを対象とするアクセラレーションプログラム「SUITz(スーツ) Tokyo」のプログラムにおいて、第2期に採択する国内・国外スタートアップ企業を決定しました。
本プログラムにパートナーとして参画するクライメートテックに投資する日本、アジア、および米国グローバルVCや国内事業会社と連携し、採択スタートアップの資金調達・海外展開・日本での事業共創を実現します。
(*クライメートテック:温暖化の主因となる温室効果ガス削減に寄与する技術やソリューション群)
SUITz Tokyoは、①SUITz TOKYO Outbound Acceleration Programと②SUITz TOKYO Inbound Acceleration Programのふたつのプログラムから構成されます。本取組は、東京都が運営する多様な主体によるスタートアップ支援展開事業「TOKYO SUTEAM」での協定事業に選出されており、東京都や他の採択プロジェクトと連携して成果の最大化を目指します。
【SUITz TOKYO Outbound Acceleration Program 第2期採択スタートアップ企業一覧(五十音順)】
ENELL株式会社 | ENELL Inc.
代表取締役:赤石 太郎
「空気から水を作る技術」を筆頭に革新的な4つの技術を駆使し、世界中の水源インフラにイノベーションを起こす「分散型マイクロ水源インフラ」の構築を目指す。この取り組みによって世界中の水供給を再定義し、より持続可能で健康的な未来を切り開く。
エシカル・スピリッツ株式会社 | The Ethical Spirits
代表取締役CEO/小野 力
日本酒生産工程の最後に生成される酒粕を再蒸留してクラフトジンを生産および販売し、その利益から酒米を酒粕提供元の蔵元に提供し、再度そこから日本酒を生産するという世界初の循環型「エシカル・ジン・プロジェクト」を始動
株式会社エマルションフローテクノロジーズ | Emulsion Flow Technologies Ltd.
代表取締役社長 CEO/鈴木 裕士
エマルションフロー技術により以下のソリューションを実現
1.LiBバッテリーに含まれるレアメタルのリサイクル(廃棄バッテリーからリチウム、コバルト、ニッケル等を再生する)
2.PFAS含有物質(廃液等)からPFASを除去する
株式会社eMoBi |eMobi Co., Ltd.
代表取締役/石川 達基
地方&都市における移動や交通課題にフォーカスし、持続可能な移動の仕組みを作る。
現在は電動トゥクトゥクを活用した新たな観光移動サービスを展開。観光地での新たな移動手段、アクティビティとして全国で30台が導入されている。
マイクロモビリティを活用した、誰もが自由に移動できる社会の実現を目指す。
AC Biode株式会社 | AC Biode S.a r.l.
CEO/ 久保 忠
「化学技術により、地球の温暖化ガス削減と海洋プラスチックはじめグローバルなごみ問題解決・リサイクル率向上に貢献する」をミッションに掲げ、触媒を用いて廃プラスチックをモノマーや水素等に分解する開発を行う。
Quon Energy
代表/野村 亮太
地球温暖化対策として、CO2排出量の少ない地熱発電に着目。特に、生産量を向上させるEGS技術に注目し、既存発電所の生産量回復や新規発電所の開発を目指す。EGSにより、地熱発電のポテンシャルを大幅に高め、脱炭素社会の実現に貢献する。
クレアトゥラ株式会社 | Creattura Co., Ltd.
代表取締役CEO/服部 倫康
国内外のカーボン・クレジットのプロジェクト開発、およびITシステムの開発。グローバル基準の知見と現地の最新情報をもとに、エネルギー証書や高品質なカーボンクレジットの活用なども視野に入れた先端的で効果的なCO2削減ソリューションを提供する。
株式会社PlastiFarm
代表/芦内 誠
高知大学発のバイオベンチャー企業。同大学の環境バイオマテリアル研究室の研究成果を基に、納豆菌を利用した「ポリ-γ-グルタミン酸」の製造、およびポリ-γ-グルタミン酸の機能材料化を主事業とする。環境調和型の新素材開発を通じて、持続可能な社会への実現に貢献することを目指す。
※一部追加の可能性あり
【SUITz TOKYO Inbound Acceleration Program 第2期採択海外スタートアップ企業一覧(AtoZ)】
Barocal(イギリス)
ケンブリッジ大学での15年にわたる研究に基づき、Barocalは冷媒ガスを完全に置き換えることで、HVAC(空調制御システム)市場に革命をもたらします。Barocalの固体材料由来のモジュール式冷暖房システムは、地球温暖化をもたらすことなく2~3倍のエネルギー効率を実現することが可能です。
ConcR(ドイツ)
コンクリートやスクリードのようなセメント系建材の建設から25年間運用まで、ライフサイクル全体にわたって高品質なデータを生成・動員するIoTソリューションであり、プランナー、エンジニア、請負業者、オーナー・オペレーターがライフサイクルの各段階においてデータ中心の知見を得ることを可能にするプラットフォームです。
ELU Mobility(ドイツ)
ELU Mobilityは、カーボンニュートラルな輸送を収益性の高いものにします。私たちのプラットフォームは、貨物運送事業者が収益性を損なうことなく電気トラック・フリートを計画・運用することを可能にします。私たちのチームは、電気トラックがわずか2,000台しかなかった時代にこの業界に参入し、電気輸送用ソフトウェアで長年の経験を有しています。
Formwork IO(香港)
廃棄物をアップサイクルしながら炭素排出を削減・除去する革新的な材料技術で建設業界を変革します。ホールライフカーボンアプローチは、新築でも改修でも多用途に使えるように設計された材料で、不動産に含まれる具体化炭素を大幅に削減することが可能です。こうした適応性により、Formwork IOがもたらすインパクトは、多様な都市環境において増幅されます。
PocketSeed(オーストラリア)
PocketSeedは、企業の持続可能性支出を顧客エンゲージメントの機会に変えるプラットフォームであり、CO₂削減や環境プロジェクトなどの気候変動イニシアチブを測定可能なブランド価値に変換します。顧客の行動をポジティブなインパクトに結びつけることで、PocketSeedはブランドがロイヤリティ、成長、そして測定可能な環境面での進歩を促進するのを支援します。
Satlyt(アメリカ)
切り離された衛星同士を仮想クラウド上でネットワーク化することで、「宇宙コンピューティングのためのAirbnb」を構築しています。当社の相互運用可能なソフトウェア・プラットフォームにより、衛星通信事業者は、余剰のコンピュート・キャパシティをレンタルまたは販売することができ、遅延の削減、ダウンリンク効率の向上、二酸化炭素排出量の削減を自社衛星なしで実現する。SpaceXのStarlinkがiPhoneだとすると、Satlytは衛星管理のAndroidです。
Sesami Sustainability(アメリカ)
Sesami Sustainabilityは、重工業における脱炭素プロジェクト投資とサプライチェーン決定のコストと排出量をモデル化、評価、最適化するためのソフトウェアプラットフォームです。第一原理モデルに基づいて構築され、フローシート形式でアクセス可能なセサミのソフトウェアは、新興技術やポートフォリオ投資戦略の吟味を複雑にする、関連技術、財務、規制面のすべてを把握することが可能です。
Soletair Power(フィンランド)
2016年に設立されたSoletair Powerは、建物一体型の炭素回収ソリューションを提供するフィンランドの新興企業です。炭素回収ソリューションとの統合によって、各ビルは空気中のCO2回収が可能になると同時に、建物の換気量を下げることで、エネルギーコストとCO2排出量の削減も可能です。自然エネルギーと併用すれば、建物を二酸化炭素の吸収源に変えることできます。
Squee Foods(フィンランド)
Squee Foodsは、 Natural Resources Institute Finland (Luke)傘下で、ビジネス・フィンランドの資金援助の元に運営されているResearch to Businessのスピンオフ企業です。同社の主力製品であるSqueeは、醸造所の副産物であるマイコプロテインを調理済み食品に利用した、セカンドウェーブの代替タンパク質製品となります。特許出願中の技術により、Squee Foods社は、真に環境に優しく、美味しく、健康的な代替タンパク質製品に対する需要の高まりに応えます。
SUITz TOKYO Outbound Acceleration Program 第2期プログラムスケジュール
2024年11月8日(金)
第1回セミナー 村上 未来氏(株式会社somebuddy):資金調達とエクイティファイナンス
2024年12月10日(火)
第2回セミナー 市川 裕康氏(株式会社ソーシャルカンパニー代表取締役 / メディアコンサルタント):
クライメートテックスタートアップの世界トレンド
2025年1月15日(水)
第3回セミナー 鈴木 健吾氏(株式会社ユーグレナ 共同創業者 兼 エグゼクティブフェロー):後日発表
2025年1月28日(火)
中間発表(クローズド/オンライン開催)
2025年2月28日(金)
Demo day
グローバルビジネスハブ東京(大手町)にて開催
※詳細と参加者募集はアドライトwebサイトにて後日発表
参加できない企業の方には関心のある採択スタートアップ企業をお繋ぎしますのでお問い合わせください
SUITz TOKYO Inbound Acceleration Program 第2期プログラムスケジュール
2024年11月5日(火)
第1回セミナー Cyril Ebersweiler氏
2024年12月5日(木)
第2回セミナー Mark Bivens氏
2025年1月
第3回セミナー Christian Schmitz氏
2025年1月27日(月)
中間発表(クローズド/オンライン開催)
2025年2月27日(木)
Demo day(オンライン開催)
※詳細と参加者募集はアドライトwebサイトにて後日発表
参加できない企業の方には関心のある採択スタートアップ企業をお繋ぎしますのでお問い合わせください
SUITz(スーツ)とは
「限界なき世界を描く」をビジョンに掲げるアドライトが展開する、ネットゼロのための共創プラットフォームです。「Sustainable, Unlimited & Innovative Transition for Net Zero」をテーマに、クライメートテック領域を対象に自社にフィットするソリューションを有する企業とのマッチングや協業を促進し、ネットゼロ社会の実現をサポートします。
アドライトについて
アドライトでは、オープンイノベーションによる新規事業創出や社内ベンチャー制度構築、イノベーター人材育成等、事業化の知見や国内外ベンチャーのネットワークを活かした事業創造支援を展開。事業会社だけでなく、国の行政機関や主要自治体とも連携し、未来へと続く事業を共創している。直近では、脱炭素・GX(グリーントランスフォーメーション)・クライメートテック領域に注力し、同領域に関心のある事業会社や地方自治体との共同プロジェクトを多数進めている。
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