漁網アップサイクルのamu「第26回グリーン購入大賞」大賞・経済産業大臣賞を受賞

全国から漁師が使い終えた漁具を回収し、リサイクルした素材ブランド「amuca®」

amu

amu株式会社(本社:宮城県気仙沼市、代表取締役CEO:加藤 広大、以下amu)が、グリーン購入ネットワークが運営する「第26回グリーン購入大賞」の大賞・経済産業大臣賞を受賞したことをお知らせいたします。

amuは、全国から漁師が使い終えた漁具を回収し、リサイクルした素材ブランド「amuca®(アムカ)」の開発・販売を行っています。回収地域やリサイクル工程などのトレーサビリティ情報や背景となるストーリーを素材や製品に付与して、消費者にわかりやすく伝える仕組みを構築しています。今回、環境課題を「伝わる価値」に転換し、地域や消費者につなぐ仕組みが評価されて受賞に至りました。

グリーン購入大賞とは

グリーン購入大賞は、環境や社会に配慮した製品・サービスを環境負荷低減と社会的責任の遂行に努める事業者から優先的に購入する「グリーン購入」の普及・拡大に取り組む団体を表彰する制度として、1998年に創設されました。

気候変動対策、再生可能エネルギーの普及促進や、食品ロス・フードロスの削減につながる取り組み、様々なステークホルダーと協働・連携し、グリーン製品等の普及展開に取り組んだ事例など、脱炭素・SDGs・サーキュラーエコノミーの実現に寄与する取り組みを募集・表彰しています。

環境課題を「伝わる価値」に転換し、地域や消費者につなぐ仕組みが評価

この度、amuが受賞したのは大賞・経済産業大臣賞(中小企業部門)です。この賞は、環境配慮製品・サービスを通じて、グリーン購入の市場を拡大する活動が特に優れていると評価された1団体へ贈られます。廃漁具のリサイクルシステムの構築だけでなく、消費者の意識改革や地域経済・雇用への貢献まで期待できる点が高く評価されました。

■評価コメント

廃漁具の回収から製品製造・販売まで行うシステムの構築に加えて、地域との結びつきを重視し、製品のQRコードから「物語」を発信することで、消費者に対して価値を伝え、海洋プラ問題への意識変革の促進につなげている点は高く評価できる。多くの情報をコンパクトで共感を得やすい形で発信されている工夫は他の模範といえる。また、地域産業としての漁業は、後継者不足など人的にも経済的にも厳しい状況にあるため、本取り組みを通じて、地域経済・雇用への貢献を期待する。

amu株式会社 代表取締役CEO 加藤広大 コメント

「環境に良いだけでは売れない」という現実に対するアプローチとして、私たちamuは、直感的に魅力を感じられるデザインを重視しています。

今年に実施したクラウドファンディングで「amuca®」のアパレル製品を販売していた際に、印象的な出来事がありました。POPUPイベントで、3歳のお子さんが「amuca®」のトートバッグを手に取り、「可愛い。ママこれ欲しい」と言ったのです。その瞬間、老若男女を問わず、環境価値以前に“感性”が購買を引き起こすことを確信しました。

私たちは、まずデザインで心を動かし、その次に amuca®︎ Tagを通じて素材の背景やストーリーを伝えます。そうすることで、サステナブル素材という枠を超えた新しい価値が生まれると信じています。

今後は素材ブランドとして、製品の魅力とともに環境配慮の考え方が自然に選ばれる社会をつくり、グリーン購入の普及に貢献していくことを目指してまいります。

「廃漁網アップサイクルベンチャー」amu株式会社について

全国の漁港から回収した廃漁網をアップサイクルして価値ある製品を生み出す、宮城県気仙沼市発の廃漁網アップサイクルベンチャーです。「いらないものはない世界をつくる。」をビジョンに世の中のゴミ、無価値とされているものを再資源化して新たな価値を吹き込みます。

海と生きるマテリアル amuca®

amuca®(アムカ)は、amu株式会社が取り扱う廃漁具から生まれた素材ブランドです。amuが全国の漁港を巡り、“産業廃棄物”である廃漁具を“原料”として買い取って回収。それらを分別・加工し、再び素材として蘇らせたものがamuca®です。

今後の展開

今後は、2026年までに100トンの漁具を回収する予定です。東南アジアなど海外での回収も視野に入れています。商品の展開では、法人向けのCSRノベルティやユニフォーム、内装材などへの採用を通じて、企業のサステナビリティ活動と一体となったプロダクト提案を強化します。全国の漁港や自治体、企業との連携をさらに広げ、地域の風景や文化を反映したテキスタイルデザインや、リサイクルの背景を伝えるタグ・コンテンツを組み合わせることで、環境配慮とブランディングの両面を支えるパートナーとしての役割を高めていきます。これらの取り組みを通じて、「いらないものはない世界をつくる。」というビジョンの実現に向け、持続可能な地域循環型モデルの拡大を目指します。

「amuca®」についてのお問い合わせは、下記よりご連絡ください。

お問い合わせはこちら:https://www.amu.co.jp/contact

amu株式会社改革 沿革

2023年5月 amu株式会社設立

2023年10月 漁網由来の新素材ブランド「amuca®」をリリース

2023年11月 一般社団法人宮城県北部鰹鮪漁業組合と漁具の回収・処理に関する連携協定を締結

2024年8月 廃漁網由来ナイロン素材「amuca®」宮城県産の第一弾販売を開始

2024年9月 「東洋経済すごいベンチャー100」2024年版に選出

2024年10月 廃漁具をアップサイクルしたデザインタイルをリリース

2025年1月 デザインタイルが宮城県のクラフトビール店舗に初導入

2025年2月 循環型経済をデザインするグローバル・アワード「crQlr Awards 2024」を受賞

2025年4月 廃棄釣り糸アップサイクルの実証実験をスタート

2025年4月 株式会社ゴールドウインと協業を開始

2025年5月 「Forbes 30 Under 30 Asia 2025」に代表取締役CEO 加藤広大が選出

2025年7月 初のコレクション「Buddy Collection by amuca®」を発売。初日には販売サイト内購入金額ランキング総合1位を獲得。

2025年8月 代表 加藤広大が「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2025」Audi特別賞を受賞

2025年11月 廃漁網由来ナイロン素材「amuca® Fabric」リリース・本格販売開始

2025年12月 日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社【2026年版】」に選出

会社概要 

社名:amu株式会社 

本社所在地:〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25 

代表取締役CEO:加藤広大 

出資元:ANRI株式会社/UBE株式会社/株式会社ANOBAKA/一般社団法人AgVenture Lab/株式会社TeamMake Capital/フィッシャーマンジャパン・ブルーファンドによる匿名組合出資(連携:一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン/取扱者:ミュージックセキュリティーズ株式会社) 

事業内容: 廃漁網の回収、プロダクト開発販売 

設立: 2023年5月 

HP:https://www.amu.co.jp/ 

ブランドサイト:https://amuca.world/ 

ブランドサイト(EN):https://amuca.world/en

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会社概要

amu株式会社

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URL
https://www.amu.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
宮城県気仙沼市南町2-2-25
電話番号
-
代表者名
加藤広大
上場
未上場
資本金
1010万円
設立
2021年09月