6月20日（月）より ホームメイド協会115教室にて食文化スタディ「ドイツ」を開催予定
「食文化スタディ」は食材や「食」にまつわるテーマをピックアップし、栄養や効能、調理のコツなど「食」をより深く掘り下げ、知識と理解を深めるホームメイド協会の人気講座です。
今年は、日独交流150周年の年でもあり、それを記念して大いにドイツを学ぼうと、まず皮切りに4月23日スペシャル版の講座を、都内池袋、有楽町の２校で開催しました。この日、4月23日は「ドイツビールの日」と呼ばれ、世界最古の食品に関する法律「ビール純粋令」が制定された日です。
この日開かれた食文化スペシャル「ビールを楽しむドイツ語」の講座では、ドイツのパンや料理を手づくりし、ドイツビールやドイツワインを試飲。さらに特別講師として講座のタイトル名の本の著者でゲーテインスティテュート・ドイツ語講師のヤン・ヒレスハイム氏をお招きしてドイツ語とドイツビールについての講義も聞けるという内容豊富なものでした。はじめに特別講師ヒレスハイムさんよりドイツビールの構成要素、水、麦芽、ホップ、酵母を意味するドイツ語を教えていただき、みんなで発音してみるところから講座ははじまり、ホームメイド協会講師の指導で参加者全員でライ麦入りのドイツパンを作り、パンにもビールにもピッタリの料理、カリフラワーのピクルス、シュヴァーベン風ポテトサラダ、オバツダの作り方を学び、ドイツビール3種を試飲しました。ビールはドイツ食品普及協会の手配でピルスナータイプ、ドゥンケルタイプ、ヴァイスビアタイプのそれぞれ味わいの違う3種が用意され、ヒレスハイムさんよりそれぞれのビール所縁のストーリーが紹介されました。この日紹介されたドゥンケルビールは「ビール純粋令」を制定したウィルヘルム4世と同じ家系の貴族のお城の醸造所で作られていること、小麦で作るヴァイツェンビアには酵母がそのまま生きている酵母入りビールがあり、これは美容にもよいことなどを興味深く学びました。引き続き、ドイツワインの製造販売をしているピーロートジャパン株式会社によるドイツワインの紹介があり、6種のワインを飲み比べるころには、参加者もすっかりドイツ気分に酔い、楽しいひと時を過ごしました。
★「ビール純粋令」とは？★
1516年4月23日バイエルンの街インゴルシュタットでウィルヘルム4世により制定された世界最古の食品関連法。「ビールは大麦麦芽、ホップ、水（のちに酵母が加えられた）のみによって醸造されなければならない」として、添加物を一切認めないとした。後世ドイツ全土で採択され、現在もドイツではすべてのビールがこの法令に基づいて作られている。
当時ビールに混ぜ物をして販売するものがあり健康を害する事件が度重なり、それを取り締まる役割を果たした。食の安全のための先駆的な法としてドイツの先進性を物語っている。
■食文化スタディ「ドイツ」概要
・開催日時 ： 6月20日(月)～7月19日(火) AM 10：00～/PM 13：:30～/PM 18：:30～（約2時間30分）
・会場 ： 全国のホームメイド協会の教室115校 （※詳細はお問い合わせ下さい。）
・内容 ： ドイツパンとドイツ料理の食文化調理実習と試食
・実習メニュー
①ドイツパン ヴァイツェンミッシュブロートとヌスベック
②シュヴァーベン風ポテトサラダ
③オバツダ
④ドイツソーセージ3種試食
・応募方法 ： 開催教室に直接お申込み下さい。
・金額 ： 一般： 4,500円、ホームメイド協会会員： 3,900円
・協力 ： ドイツ食品普及協会・ダイニングプラス
・応募締切 ： 定員になり次第締め切り
■ホームメイド協会について
～毎年約2万人生徒が増加中 受講者延べ人数は70万人超～
ホームメイド協会は、全国に115箇所の教室を展開している手づくり総合教室です。1973年に、現代表取締役社長の灘吉利晃により創立。パン教室からスタートし、独自のパン製法を開発、多数の特許を保有しています。また近年は、天然酵母の研究、天然酵母パンの開発にも力をいれています。
＜お問合せ先＞
ホームメイド協会 キッチン倶楽部事務局 TEL: 03-3276-1882
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