【9/19は敬老の日】リクシスと電通シニアラボ、「シニア兆し調査2022」を発表
シニア事業支援領域において協業を行う「シニアビジネス・タスクフォース」開始
株式会社リクシス(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐々木裕子、以下リクシス)は、株式会社電通の社内横断プロジェクト「電通シニアラボ」と共同で、全国60〜70代男女800名と高齢者介護の現場に従事する109名を対象に「シニア兆し調査2022」(以下「本調査」)を実施いたしました。本調査を第一弾として、リクシスと電通シニアラボはシニアの暮らしの安全性・快適性の向上を目指し、シニア事業支援領域において協業を行う「シニアビジネス・タスクフォース」を開始いたします。
●調査結果サマリー
1.シニアが「不調が出てきたら取り入れたい」商品サービス1位は「難聴対応スピーカー」。Top10には「課題解決型エイジテック」が多数ランクインし、浸透の兆しが見える。
2.エイジテック商品が浸透しつつある背景として、シニア自身の意識にポイントあり。「迷惑をかけずに生きていきたい」94.9%、「介護が必要になったら少しでも負担を減らす商品/サービスを取り入れたい」82.3%
3.家族のサポートや介護をしている「介護家族」は、エイジテックや安全を守る商品導入への意向が高く、デジタルリテラシーも高い”ポテンシャル層”。
4.介護職の半数以上が「ビデオ通話」「動画閲覧サイト」「SNS」「EC」等を既にシニアのために利用経験あり。
5.「在宅シニアに役立つ」と介護職が期待する商品は、まだシニア自身に価値が伝わっていないものもあり、受け入れに伸び代あり。
●調査の背景
団塊の世代が75歳を超える2025年には、75歳以上の人口が全人口の約18%を占めると推計されており、社会全体におけるシニアの割合は年々増加しています。また男性の平均寿命は 81.47 歳、女性の平均寿命は87.57歳となり、個人の人生におけるシニアの期間はますます長くなっています。一方で、テクノロジーの発達により、シニアの生活を支え彩る新たな商品・サービスも多数発表され、シニアを取り巻く環境は変化してきています。このような変化をリクシスと電通シニアラボは未来への可能性と捉え、シニアが輝く社会を実現する後押しをしたいと考えました。
本調査を通じて、これからのシニアが自分らしく生きるために本当に役立つ商品・サービスは何かを明らかにし、それが受け入れられる背景にはどのような意識の変化や可能性があるのかを読み解きました。
●調査結果
1.シニアが「不調が出てきたら取り入れたい」商品サービス1位は「難聴対応スピーカー」。Top10には「課題解決型エイジテック」が多数ランクインし、浸透の兆しが見える。
・「不調が出てきたら取り入れたい」商品サービスとして、「難聴でも音がはっきり聞こえるスピーカー」に60-70代男女の74.1%が「興味がある」と回答。
・「難聴対応スピーカー」の他、「紛失防止タグ」「転倒を防ぐ床材」「柔らか調理家電」「ハンズフリー・シューズ」といった『課題解決型エイジテック』がランクイン。
・「防災」や「転倒による骨折を防ぐ」など安全を守ることや「食事」関連が、不調が出てきたときにまず心配になるテーマであることがわかる。
2.エイジテック商品が浸透しつつある背景として、シニア自身の意識にポイントあり。「迷惑をかけずに生きていきたい」94.9%、「介護が必要になったら少しでも負担を減らす商品/サービスを取り入れたい」82.3%
・不調が出てきたらとり入れたい商品/サービスランキング上位に課題解決型エイジテックが挙がる背景として、60-70代男女の94.9%が「できるだけ人に迷惑をかけずに生きていきたい」と考えており、70代女性ではトップボックスで6割以上と、特に強く望んでいる。
・60代の83%、70代の81.5%が、介護が必要になったら、「少しでも負担を減らす商品/サービスをとり入れたい」と考えている。
3.家族のサポートや介護をしている「介護家族」はエイジテックや安全を守る商品導入への意向が高く、デジタルリテラシーも高い”ポテンシャル層”。
・家族のサポートや介護をしている「介護家族」は、課題解決型エイジテック(難聴対応スピーカー、紛失防止タグ、柔らか調理家電、ハンズフリー・シューズ)や、安全を守る商品(ユニバーサル防災グッズ、転倒防止床材)の取り入れ意向が全体よりも高まっている。
・介護家族はデジタルリテラシーも高いと考えられ、ECの利用については「月1回以上利用」が60-70代全体では58.6%に対し、介護家族は64.8%。
4.介護職の半数以上が「ビデオ通話」「動画閲覧サイト」「SNS」「EC」等をシニアのために利用経験あり。
・介護職を対象に「利用者のために使用経験があるサービス」を尋ねたところ、「ビデオ通話」「動画閲覧サイト」「SNS」「EC」「移動式スーパー」「宅配弁当」「柔らかレトルト・冷凍食品」について、半数以上の介護職が使用経験ありと回答。
・「キャッシュレス決済」「スマートスピーカー」「外食モバイルオーダー」についても25%以上の介護職が使用経験あり。
5.「在宅シニアに役立つ」と介護職が期待する商品は、まだシニア自身に価値が伝わっていないものもあり、受け入れに伸び代あり。
・「買い物による介護予防サービス」「写真共有・見守りサービス」「コミュニケーションロボット」「VRゴーグル」については、「在宅シニアの役に立ちそう」という介護職の期待と、シニア自身の「不調が出たら取り入れたい」意向にギャップあり。
本調査の詳細については後日レポートとして販売を予定しております。
●調査概要
A:シニアの兆し調査
・対象エリア:全国
・対象者条件:60〜79歳男女
・サンプル数:800ss
(60代前半男性200ss 60代後半男性200ss 70代前半女性200ss 70代後半女性200ss)
・調査手法 :インターネット調査
・調査期間 :2022年7月27日~29日
・調査実施管理 :株式会社電通
B:介護職調査
・対象エリア:全国
・対象者条件:高齢者介護の現場に従事する男女
・サンプル数:109ss
・調査手法 :インターネット調査
・調査期間 :2022年7月28日~8月6日
・調査機関 :株式会社リクシス
以下の27ジャンルについて、利用実態と将来期待度を調査
EC/キャッシュレス決済/移動式スーパー/SNS/ビデオ通話/動画閲覧サービス/フリマサービス/紛失防止GPSタグ/スマートスピーカー/難聴対応スピーカー/排泄予測機器/外食モバイルオーダー/宅配弁当/やわらかレトルト冷凍食品/やわらか調理家電/やわらか外食サービス/モバイルプロジェクター/VRゴーグル/直感型ゲーム/コミュニケーションロボット/写真共有・見守りサービス/動画自伝サービス/資産活用による社会貢献サービス/転倒を防ぐ床材/ユニバーサル防災グッズ/買い物による介護予防サービス/介護脱毛
※本リリース内容を掲載いただく際は、「リクシス・電通シニアラボ調べ」と明記をお願いいたします。
【協業「シニアビジネス・タスクフォース」について】
本調査を第一弾として、リクシスと電通シニアラボはシニアの暮らしの安全性・快適性の向上を目指し、シニア事業支援領域において協業を行う「シニアビジネス・タスクフォース」を開始いたします。シニアと介護現場における両者の知見と、介護職・介護家族とのネットワークを活かし、シニアビジネスの成長を支援します。
【株式会社リクシスについて】
「『情報』と『つながり』で幸せな長生きを実現する」をミッションに掲げ、仕事と介護の両立支援クラウド「LCAT」、シニアビジネス創造支援事業、高齢者・シニア市場向けプロモーション&マーケティング事業を提供しています。
詳細は https://www.lyxis.com/ をご覧ください。
・シニアビジネス創造支援事業について
https://www.lyxis.com/service/#research
・超高齢社会を生き抜くウェブメディア「エイジングリテラシー」
https://agingliteracy.lyxis.com/
・株式会社リクシス公式Facebookページ
https://www.facebook.com/lyxis.official/
【電通シニアラボについて】
「超高齢社会における社会課題解決」をテーマにシニアに関する知見の研究を通じてさまざまなインサイト、ソリューション開発を行なう㈱電通の社内横断プロジェクト。
●お問い合わせ先
「シニアビジネス・タスクフォース」について:research@lyxis.com
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