京都調理師専門学校が「福井県立美方高等学校」とオンラインで西洋料理の特別講義を実施

ニューノーマル時代の新しい取り組みとして、オンラインによる特別講義を実施しました。

福井県立美方高等学校との連携授業でオンラインによる特別講義を実施しました。

2021年2月4日に京都調理師専門学校と福井県立美方高等学校による高専連携特別授業が実施され、本校が美方高等学校の生徒様の技術向上のサポートとして、実習指導の動画を配信し、配信を視聴後に実習を行うという取り組みを行いました。

 

動画視聴後に実習中の生徒たち

視聴後に担当した中川佳講師（本校フランス料理・イタリア料理学科長）とオンラインによる質問コーナーもあり、生徒たちはさらに学びを深めることができました。本来は美方高等学校にて行われる予定であった授業ですが、新型コロナ感染症が終息せず、直接指導させていただける機会は失われ、講師があらかじめ撮影と編集を行った動画配信を事前に見てもらうという形で実施を行いました。実習内容は西洋料理のボロネーゼのパスタ、ボロネーゼソースを使用した派生グラタン、オムレツ、ソースのかけ方などで、生徒たちも最初は「動画を見ながらうまくできるのだろうか」と不安を抱えていたようですが、「丁寧に細かなところまで動画で学ぶことができ、上手にできてうれしい」「先生のお手本を見て真似をしたらうまくできて技術が上達した」「直接指導を楽しみにしていて授業がなくなったが、しっかり学べてよかった」という感想を多く頂きました。本校では2020年に始まった新型コロナウイルス感染症対策授業として、早期にオンライン授業に取り組み、そのノウハウを積み上げてきましたが、このような取り組みにもその経験を生かして遠隔でも正しく伝える授業を実施することができ、大変良かったと思います。

オンラインで交流を深める

福井県と京都市内という遠く離れた場所でありながら、この授業を通じて教育交流を深めることができ、うまく生徒たちに伝わるだろうかという当初の心配はほぼ払しょくされることが実証できました。これはニューノーマル時代の新しい教育の在り方を実践する場でもあった講習会でした。京都調理師専門学校では、現在文部科学省からの委託を受けVRを活用した教育プログラムも開発中です。これからも様々な教育コンテンツにチャレンジし、フードサービス産業界や、調理師養成施設の発展に寄与してまいります。

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