小学生の子どもがいるワーキングマザーの84.5%が「夏休みの小1の壁」を実感。4割が働き方を見直し、約3人に1人が転職を検討
【意識調査レポート】昼食準備や宿題対応など長期休暇特有の負担が、働き方やキャリアにも影響する実態が明らかに

ワーキングマザーのキャリア支援を展開する株式会社mog(東京都渋谷区、代表取締役社長:稲田明恵、以下「当社」)は、小学生の子どもを持つ正社員ワーキングマザーを対象に、「夏休みの小1の壁」に関する意識調査を実施しました。
調査の結果、84.5%が「夏休みに小1の壁を感じたことがある」と回答しました。特に負担として多く挙げられたのは、「宿題・家庭学習のサポート」(65.6%)、「仕事との両立・勤務時間の調整」(63.0%)、「子どもとの時間が十分に取れないことへの申し訳なさ」(56.8%)が上位となり、仕事と子育ての両立に加え、心理的な負担も大きいことが分かりました。
また、37.4%が「働き方を見直したいと思った」、33.9%が「転職を考えた(考えている)」と回答しており、夏休みの負担が、働き方やキャリアについて考えるきっかけにもなっている実態が明らかになりました。
背景
近年、共働き世帯は増加を続けており、内閣府や厚生労働省の統計でも、共働き世帯数は専業主婦世帯の約2.5倍となるなど、子育てをしながら働くことは多くの家庭で当たり前のライフスタイルとなっています。
一方で、小学校の夏休みは、保育園や幼稚園のころにはなかった昼食の準備や宿題・家庭学習のサポート、子どもの見守りなど、家庭で担う役割が大きく変化する時期です。しかし、こうした長期休暇がワーキングマザーの仕事や働き方、キャリアにどのような影響をおよぼしているのか、その実態は十分に可視化されていませんでした。
そこで当社は、小学生の子どもを持つ正社員ワーキングマザーを対象に、「夏休みの小1の壁」に関する緊急意識調査を実施しました。
調査結果サマリー
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84.5%が「夏休みに小1の壁」を実感
小学生の子どもを持つワーキングマザーの大多数が、夏休み特有の仕事と子育ての両立負担を経験していました。
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負担の上位は「宿題・家庭学習」「仕事との両立」
「宿題・家庭学習のサポート」(65.6%)、「仕事との両立・勤務時間の調整」(63.0%)が最も多く、「子どもとの時間が十分に取れないことへの申し訳なさ」(56.8%)も半数を超えました。
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約4割が働き方を見直し、約3人に1人が転職を検討
37.4%が「働き方を見直したいと思った」、33.9%が「転職を考えた」と回答。夏休みが働き方やキャリアを考える契機になっていることがうかがえました。
調査結果詳細
調査結果① 84.5%が「夏休みに小1の壁」を実感

「夏休みに『小1の壁』を感じたことがありますか」と質問したところ、84.5%が「はい」と回答しました。また、子どもの学年別に分析すると、「小学校1年生のみ」の子どもを持つ家庭では90.3%、「現在小学校2~6年生のみ」の子どもを持つ家庭でも82.6%が「感じたことがある」と回答しました。
※現在小学校2〜6年生のみの家庭については、小学校1年生当時の経験を含めて回答している可能性があります。そのため、現在も同様の負担を感じていることを示すものではありませんが、「夏休みの小1の壁」が多くのワーキングマザーにとって強く記憶に残る経験であることがうかがえる結果となりました。
調査結果② 負担の上位は「宿題・家庭学習」と「仕事との両立」

夏休みに負担を感じた内容では、「宿題・家庭学習のサポート」(65.6%)が最も多く、次いで「仕事との両立・勤務時間の調整」(63.0%)、「子どもとの時間が十分に取れないことへの申し訳なさ」(56.8%)、「預け先の確保」(50.2%)、「昼食・生活リズムの管理」(49.3%)となりました。
自由記述では、「宿題を見ながら仕事を進めるのが難しい」「在宅勤務でも仕事に集中できない」といった声に加え、「子どもとの時間を十分に取れないことが申し訳ない」「夏休みらしい経験をさせてあげられないことに罪悪感がある」といった心理的な負担も数多く寄せられました。
調査結果③ 多くの家庭が働き方を工夫して夏休みに対応

夏休みを乗り切るために実施した働き方の工夫としては、「在宅勤務(リモートワーク)の回数を増やす」(37.9%)、「有給休暇や特別休暇を取得する」(37.0%)、「配偶者・家族と勤務を調整する」(36.6%)、「時間単位年休やフレックス制度を活用する」(32.6%)などが上位となりました。制度を利用しながらも仕事と育児の両立に苦労している実態がうかがえました。
一方、自由記述では「休暇を取得しても仕事が減るわけではない」「制度はあっても利用しづらい」といった声も見られ、制度だけでなく、実際に活用しやすい職場環境づくりの重要性も示唆されました。
調査結果④ 夏休みは「預け先」の確保も大きな課題に

夏休み中の主な預け先について尋ねたところ、「公設学童」が67.4%で最多となり、「保護者が在宅勤務をしながら見守る」が47.6%となりました。「実家・義実家」や「習い事」といった回答もある一方で、政府が推進するシッターサービスの利活用はほとんど見られませんでした。
調査結果⑤ 約4割が働き方を見直し、約3人に1人が転職を検討

夏休みをきっかけにキャリアへの影響を感じたか尋ねたところ、「働き方を見直したいと思った」が37.4%、「転職を考えた」が33.9%となりました。また、「実際に転職した」が18.5%、「離職した」が8.4%という回答も見られました。
夏休みの負担は一時的な生活上の困りごとにとどまらず、働き方やキャリア選択にも影響を及ぼしていることがうかがえます。
調査結果⑥ 自由記述から見えた「夏休みの小1の壁」
自由記述では、大きく以下の5つのテーマが見られました。
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仕事との両立が難しい
「在宅勤務でも仕事に集中できない」「会議中も子どもが気になってしまう」「仕事が夜にずれ込む」など、仕事への影響を挙げる回答が多数見られました。
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昼食・宿題対応など家事・育児負担の増加
毎日の昼食準備や宿題・家庭学習のサポートなど、夏休みならではの対応が大きな負担となっていました。
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子どもへの申し訳なさ・罪悪感
「子どもとの時間を十分に取れない」「夏休みらしい思い出を作ってあげられない」「1人で留守番をさせることが心苦しい」など、心理的な負担も多く寄せられました。
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預け先・見守りへの不安
「学童に行きたがらない」「留守番が増えて心配」「長期休暇中だけ利用できるサービスが少ない」といった、預け先に関する悩みも目立ちました。
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制度だけでは解決できない課題
在宅勤務や休暇制度を利用しても、「結局仕事は減らない」「制度があっても利用しづらい」という声もあり、制度整備だけでは解決しない実態も見えてきました。
考察
今回の調査では、夏休みがワーキングマザーにとって、仕事と子育ての両立負担が集中的に高まる時期であることが明らかになりました。特に、宿題・家庭学習のサポートや昼食準備、子どもの見守りなど、小学校ならではの対応が加わることで、時間的な負担だけでなく、「子どもとの時間を十分に取れない」「夏休みらしい体験をさせてあげられない」といった心理的な負担も生じていることがうかがえます。
当社が2025年に公表した「ワーキングマザー白書2026」では、95.7%が子育てと仕事の両立に何らかの「しんどさ」を感じていると回答し、ワーキングマザーの自由時間は平均約1時間という実態が明らかになっています。また、転職理由では「働き方が合わない」「子育てと両立しにくい」が上位を占め、働くうえで助かる支援として「リモートワークや在宅勤務を選択できること」が最も多く挙げられました。
今回の調査で約4割が働き方の見直しを、約3人に1人が転職を検討したという結果は、こうした日常的な両立課題が、夏休みという長期休暇においてさらに大きくなり、キャリアにも影響を及ぼしていることを示唆しています。
共働きが社会のスタンダードとなった現在、夏休みのような長期休暇を前提とした働き方や支援のあり方を見直すことは、ワーキングマザーの就業継続だけでなく、人材の定着・活躍の観点からも重要であると考えられます。
参考「ワーキングマザー白書2026」
https://forms.gle/J6A1eJJtwnBTcp3u9
代表コメント
株式会社mog 代表取締役 稲田 明恵
私たちは日々、ワーキングマザーの転職やキャリア相談をお受けしていますが、「仕事を辞めたいわけではない。できることなら働き続けたい。でも夏休み中の仕事との両立は大変…」という声を耳にすることが少なくありません。
夏休みは、子どもと過ごす大切な時間である一方で、毎日のお弁当づくりや宿題のサポート、学童との時間調整など、働く親にとっては負担が集中する時期でもあります。今回の自由記述でも、「子どもとの時間を十分に取れない」「夏休みらしい体験をさせてあげられない」といった声が数多く寄せられ、時間的な負担だけでなく、親としての葛藤も大きいことをあらためて感じました。
今回の調査では、多くの方が働き方を見直したいと考えたり、転職を検討したりしている実態も見えてきました。働く親が抱える課題は、個人の努力だけで解決できるものではありません。
私たちは、こうした課題を家庭だけで抱え込むのではなく、企業や社会全体で支えていく視点が必要だと考えています。mogはこれからも、ワーキングマザーと企業の双方を支援する立場として、子育てもキャリアも諦めることなく働き続けられる選択肢を広げ、ひとりひとりの「働き続けたい」という思いを実現できる社会づくりに貢献してまいります。
【調査概要】
調査名称: 『夏休みの「小1の壁」に関する緊急意識調査(2026年7月)』
調査対象:小学生(1〜6年生)の子を持つ正社員ワーキングマザー(有効回答数:227名)
調査時期:2026年7月27日〜8月2日
調査方法:インターネット調査
株式会社mogについて
株式会社mogは、「ママ、お仕事がんばって!」と言える社会の実現を目指し、ワーキングマザーに特化したキャリア支援事業を展開しています。主力サービスである「mog career転職」では、リモートワーク・フレックス・時短勤務など柔軟な働き方を前提とした正社員求人を紹介しています。また、育休中の女性向け越境学習プログラム「ママボラン」、コミュニティ運営、研修・セミナー、企業向け採用支援(RPO)などを通じて、働く女性と企業双方を支援しています。
社名の「mog」は、「ママ(m) お仕事(o) がんばって!(g)」の頭文字に由来しています。子育てと仕事の両立に挑戦する人が、自分らしいキャリアを築き続けられる社会づくりに取り組んでいます。
会社名:株式会社mog(mog Co.,Ltd)
所在地:〒151-0064東京都渋谷区上原1-3-9
代表取締役社長:稲田明恵
設立:2019年04月01日
資本金:500万円(2019年7月現在)
事業内容:人材紹介事業、研修事業
企業サイト:https://www.mog-career.co.jp/
【当社サービスに関するお問い合わせ】
株式会社mog
Mail: ipr@mog-career.co.jp
FAQ
Q1. 「夏休みの小1の壁」とは何ですか?
A. 小学生の夏休みに、宿題・昼食・学童・見守りなど保育園時代にはなかった負担が加わり、仕事と子育ての両立が難しくなる状況を指します。
Q2. 今回の調査で最も大きな負担は何でしたか?
A. 「宿題・家庭学習のサポート」(65.6%)と「仕事との両立・勤務時間の調整」(63.0%)がもっとも多い回答でした。
Q3. 夏休みは働き方やキャリアにも影響しますか?
A. はい。「働き方を見直したいと思った」が37.4%、「転職を考えた」が33.9%となり、夏休みがキャリアを考えるきっかけにもなっていることが分かりました。
Q4. ワーキングマザーはどのように夏休みを乗り切っていますか?
A. 在宅勤務や有給休暇、家族との勤務調整、フレックス制度の活用など、さまざまな工夫を組み合わせながら対応しています。
Q5. 株式会社mogはどのような会社ですか?
A. 株式会社mogは、「ママ、お仕事がんばって!」を掲げ、ワーキングマザーに特化した転職支援や企業向け支援を通じて、子育てとキャリアの両立をサポートしています。
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