<前編>10代~70代以上1,050名調査が明かす世代別オンラインコンテンツ選好・利用実態調査 ~ テキスト・動画・音声・画像はシーン別にどう使い分けられているのか? ~
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ 【SEO対策】で検索順位No.1を獲得した(注1)ランクエストが世代別にオンラインコンテンツ利用実態調査
近年、スマートフォンやSNSの普及が加速したことで、動画・音声・画像など多彩なコンテンツを手軽に活用できるようになりました。一方で、テキスト記事や図解といった文字・視覚を基盤とする情報ソースも、正確さや検索性の高さからいまだ根強い需要を保っています。
こうしたコンテンツ利用動向の変化を捉えるべく、【SEO対策】で検索順位No.1を獲得した(注1)ランクエスト(https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/ )は、2024年12月18日に大規模調査を実施。対象者は“10代”、“20代”、“30代”、“40代”、“50代”、“60代”、“70代以上”の7つの年齢区分に150名ずつ、合計1,050名に及びます。
本調査では、オンライン上に存在するテキスト・動画・音声・画像・図解といった各種コンテンツを世代別にどの程度利用し、どのようなシーンで好まれているのかを詳細に分析しました。
結果として、ユーザーが「いつ・どんなフォーマット」で情報を得たいのかといった傾向が見えてくるだけでなく、コンテンツ提供側にとっても、ターゲット世代や利用シーンに応じた最適な情報発信の方向性をつかむうえで貴重な示唆を与える内容となっています。
※尚、本アンケート調査の内容は前編・後編に分けて公開しています。
▼後編はこちら
<後編>10代~70代以上1,050名調査が明かす世代別オンラインコンテンツ選好・利用実態調査
(注1)2025年1月9日に東京都新宿区で、PCブラウザーからGoogle検索を行い、その結果を測定しました。検索キーワードは「SEO対策」で、クッキーや履歴を削除した上で計測しています。なお、他の地域やデバイス、検索タイミング、検索エンジンのアルゴリズムの変更などによって、順位が変動する場合があります。
調査結果①:普段、あなたが最もよく利用するオンラインコンテンツ形式はどれですか?
1.テキストベースのコンテンツは中高年層がメインユーザーに
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40代以降になると、テキスト中心のコンテンツ(記事、ブログ、ニュースなど)の利用率が高まる傾向が読み取れます。
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50代以上では「記事やニュースサイトを読む」ことが過半数に達しており、年齢が上がるほど動画よりもテキストで情報を取得しようとするニーズが強いと考えられます。
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大量のテキストを読む習慣や、仕事・学習の場面で文章情報に慣れ親しんできたバックグラウンドが影響している可能性があります。
2.動画コンテンツの台頭と若年層の支持の強さ
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10代・20代は動画コンテンツの利用率が7割近くに達しており、他の年代に比べて圧倒的に高い利用率を示しています。
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近年のスマートフォンの普及やSNS上の短尺動画の流行によって、動画は「隙間時間や移動時間に気軽に見られる」、「テキストを読むより速く情報を得られる」といった手軽さが若年層に支持されていると考えられます。
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また、TikTokやInstagram Reels、YouTubeショートなど、「短くてインパクトのある動画コンテンツ」が普及したことで、従来よりさらに動画視聴のハードルが下がっていることも要因の一つでしょう。
3.画像・図解中心コンテンツの相対的な利用率
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画像やイラスト、写真といった視覚情報中心のコンテンツ利用率は、動画やテキストほど高くはなく、特筆する傾向は見られませんでした。
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文字ばかりの情報を読み込むよりも、図解やイラストがあると理解しやすい場面が増えていることや、動画ほど時間を取られずに情報を得られるというメリットがあるのかもしれません。
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一方で、SNS上では画像で瞬時に伝わるインフォグラフィックスや写真も流通していますが、アンケート結果からはまだ動画ほどの広がりには至っていないようにも見えます。
4.音声コンテンツは限定的ながら一定の支持
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音声コンテンツ(ポッドキャストやオーディオブックなど)の利用率は、全体的に他の形式より低めですが、10代・20代に限ると11~13%程度と、一定の支持があります。
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通学・通勤、家事など「ながら作業」中に耳だけを使って情報を得られる手軽さが評価されている可能性があります。
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今後、5Gや通信環境の整備によってデータ容量をあまり気にせず利用できるようになると、音声コンテンツもさらに伸びる可能性があります。また、クラブハウスなどのライブ音声配信の流行も、若年層を中心に「聴く」体験が身近になりつつある背景といえるでしょう。
5.世代別のメディア接触習慣と情報取得効率の重視
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若い世代は「スピード感」や「視聴体験の楽しさ」を重視し、動画や短尺クリップが最も手軽な手段として受け入れられている一方、中高年層は「自分のペースで読む」や「深い理解のための文章情報」が重要視されている可能性があります。
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その結果、コンテンツ提供者はターゲット世代に応じて、動画を活用するのか、テキスト中心で訴求するのか、あるいは音声・ビジュアルで特徴を打ち出すのかを戦略的に検討する必要があります。
6.今後の展望とアクションポイント
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マルチフォーマットの必要性:
同じ内容でもテキスト・動画・図解・音声など複数形態での発信を行い、ユーザーの好みや利用シーンに合わせられるようにすることが効果的と考えられます。
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若年層マーケティングでは短尺動画がカギ:
10~30代へのリーチや共感を得るには、SNS上の短尺動画やインフルエンサーコラボを取り入れるなど、視聴ハードルを下げたアプローチが欠かせないでしょう。
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中高年向けにはテキスト+αの工夫:
40代以上をメインターゲットとする場合でも、図解や写真を用いて読みやすさ・理解しやすさをサポートする仕掛けや、音声で補足解説をつけるなどの取り組みが有効となります。
総じて、「若年層ほど動画コンテンツを中心に利用し、年齢が上がるほどテキスト系コンテンツが好まれる」という傾向が明確に見られますが、近年はオーディオコンテンツの利用拡大や、画像・図解のわかりやすさへのニーズも高まっています。
企業やクリエイターは、単に「動画かテキストか」の二分法にとどまらず、複数のコンテンツ形式を組み合わせ、ターゲットの利用シーンに合わせた最適な発信方法を検討することが重要だといえるでしょう。
調査結果➁:商品・サービスを購入する前に最も参考にするコンテンツ形式はどれですか?
1. 専門家による記事やレビュー記事が総じて最も支持される
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50代~60代で特に高い支持(50%超)を集めており、購入を検討する際には「専門家による解説」や「信頼できるレビュー」の重要度が高いと考えられます。
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10代・20代でも3割前後の利用率があり、全年代でトップの参考情報ソースとなっています。
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価格の高い商品や専門性が要求されるサービスほど、こうした「専門家・プロの評価」による裏付けを重視する傾向があるのかもしれません。
2. 商品デモや解説動画は40代を中心に高め
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全体の2番手に位置し、特に40代で3割を超える利用率が見られます。
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10代~30代でも3割弱と一定の支持がありますが、「文章でのレビュー」ほど突出してはいません。
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実際に商品を操作する様子や使用感を確認できる「デモ動画」は、視覚的に分かりやすいことから、「実物を試す前にイメージをつかみたい」というニーズを満たしていると考えられます。
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加えて、若年層はSNS上の短尺動画やYouTubeのレビュー動画にも慣れているため、比較的気軽に視聴している可能性が高いでしょう。
3. 写真ギャラリーやビジュアル図解は2割前後で利用
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10代~40代では2割程度、50代以降では1割程度とやや低めですが、写真や図解でのビジュアル情報も一定の役割を果たしています。
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特に「文章を読むほどではないけれど、ざっと外観やイメージを把握したい」という時に重宝されていると推察されます。
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とはいえ、最終判断にはより詳しい情報(文章レビューや動画解説など)を参照する層が多いことから、写真ギャラリー単体では不十分と感じるユーザーも多いのかもしれません。
4. 音声インタビュー・レビューは若年層がやや高めだが全体では少数
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ポッドキャストやオーディオブックなどの音声コンテンツは、10代・20代が2割程度と比較的高く、30代も1割程度の利用率があるものの、他の年代では数%台にとどまっています。
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通学・通勤、家事など「ながら聴き」がしやすい若年層を中心に一定の需要がある一方、商品・サービスの購入前の情報収集としては、まだ主流になりきっていないことが分かります。
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詳細なスペックやビジュアルが求められる商品では、音声だけの情報より、文章や動画の方が理解しやすいと感じる消費者が多い可能性があります。
総括すると、どの年代でも「信用・専門性」が重視される一方、年齢層によって動画や音声などの補完的な情報をどの程度参考にするかは異なります。
商品やサービスの内容によっては、専門家のレビューを軸に、デモ動画や写真・図解で補足し、さらにポッドキャストなどでインタビューを配信するといった多面的な情報発信が、より多くの消費者の購入意欲を後押しするうえで有効となりそうです。
執筆者:城下透子
ランクエスト ライティングチーム編集長
東北芸術工科大学芸術学部文芸学科を卒業後、雑誌・書籍編集プロダクションに入社し、紙媒体での編集業務に携わる。その後、株式会社ecloreに入社。SEOコラムやインタビュー記事、サービスページなどを執筆し、【SEO対策】で検索順位No.1を獲得した実績(注1)を持つ。座右の銘は、「“言う”と“伝える”は異なる」。
調査概要
調査日:2024年12月18日
調査対象地域: 全国
調査機関: Freeasy
調査方法: オンラインアンケート調査
調査人数: 1,050名 ※
※ 本調査は10代・20代・30代・40代・50代・60代・70代以上の7区分に分け、
それぞれ150名ずつ、合計1,050名を対象としています。
調査対象: 10代~70代以上の男女
<<調査結果の利用条件>>
1.情報の出典元として「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」の名前を明記してください。
2.ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-seo/
https://rank-quest.jp/column/column/how-to-contents-seo/
ランクエストについて
ランクエストでは、「徹底的にSEOで集客するプロ集団」というコンセプトのもと、4,300社を超える企業様にサービスを提供してまいりました。
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社内リソースが厳しくSEO対策を丸投げしたい方は、ぜひご相談ください。
Point①自社リソースを改善できる『ランクエストの丸投げSEO』
多くのSEO業者は施策の提案までが役務範囲で、施策の実行はクライアント任せか追加費用がなければ対応してもらえない、ということも珍しくありません。しかしランクエストでは、徹底的に考え抜かれたSEO計画を、施策の実行まで追加費用無しで対応させていただいております。
Point➁正社員のライターチームによる品質担保
コンテンツを高品質に維持するために、全ての記事構成を内製で対応しています。毎週更新される100以上の厳格なコンテンツ制作ルールを遵守しつつ、必ず編集長がチェックする徹底的な品質維持体制をとっています。さらに、SEO効果の高いオリジナルコンテンツの制作も対応可能です。
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SEOに限らずリスティング広告や、SNSの運用など、多岐にわたる施策をご案内しています。施策単体の効果にとらわれない複合的なプランニングで、マーケティングのトータルコンサルティングを提供し、クライアントの期待に最大限に応えます。
ランクエスト 概要
商号 :株式会社eclore
代表者 :宮島 隆
所在地 :東京都新宿区新宿2丁目8-6 KDX新宿286ビル4階
事業内容:主にSEOコンサルティングと記事制作に関する事業
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