資源循環と環境保全の未来を創造する『メトレック株式会社』設立
~タケエイ、エムエル商事、リバーが合弁で新たな挑戦を開始~
1.設立の目的
2022年11月、TREホールディングス株式会社(以下「TREホールディングス」)とみずほリース株式会社(以下「みずほリース」)は、サーキュラーエコノミー推進を目的とした事業スキームの構築で基本合意に至り、2023年8月にはみずほリースがTREホールディングスに資本参加する形で協力体制を強化しました。この提携は、高度循環型社会の構築、脱炭素社会の推進という社会課題に対応するため、両社の知識、技術、人材、信用、ネットワークなどのリソースを活用し、廃棄物の再資源化やそれに関連する事業を共同で推進することを目指しています。
また、昨今ではVUCA※1時代に即したより高度な経営判断が求められるなか、各企業等が有する施設の統廃合も資源循環、環境保全を意識しながら速やかに進めていく必要があります。一方、建設業界における担い手不足や環境基準の高まりへの適切な対応などもあり、施設統廃合を行う企業側にとっては実現が困難な状況も存在します。
今般、これらの課題を解決するために、両社は子会社を通じて、合弁会社「メトレック株式会社」(以下「メトレック」)を設立しました。
メトレックでは、増加する環境課題に積極的に取り組み、企業が抱える上記課題を解決することを目指しています。具体的には、「みずほ」が有する動脈企業へのネットワークとTREグループが有するケイパビリティー※2やネットワークを通じ、お取引先企業の廃棄物・資源循環に関する課題解決や、工場・施設等の統廃合時に発生する環境対策や設備撤去、構造物解体、再資源化、廃棄物処理までワンストップでの提案や対応を行っていきます。
エムエル商事は1972年に創業、みずほリースの100%子会社として、遊休設備・中古設備の買取、設備査定業務等を主に事業を行っております。また、みずほリースにおいては、「サステナブルな社会のクリエイター」をビジョンとして掲げ、「脱炭素社会実現への貢献」、「循環型経済の牽引」を重要な社会課題(マテリアリティ)として特定し、「中期経営計画 2025」においてもサーキュラーエコノミーにおける取り組みに注力しております。
タケエイは1967年に創業し、首都圏を中心に建設系廃棄物リサイクルや再生可能エネルギー事業を手掛ける企業グループです。また、リバーは1904年に創業し、金属スクラップや使用済自動車、廃家電、産業廃棄物等を扱う総合リサイクル企業です。2021年10月にタケエイとリバーは共同持株会社「TREホールディングス」を設立し、「地球の環境保全に貢献する。」を企業理念として、地球規模での環境課題の解決に取り組んでおります。
なお、メトレックという社名は、Material(資源)、Environment(環境)、Traceability(追跡可能性)、Recycle(再資源化)、Energy(エネルギー)、Circularity(循環性)の頭文字から成り立っています。この社名は、両グループの資源循環、環境保全、脱炭素に対する想いを象徴して名付けております。
※1:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つの単語の頭文字をとった言葉で、目まぐるしく変転する予測困難な状況を意味する。
※2:「企業全体の組織的な能力」、「組織として持つ、他社より優位な強み」を指す。
2.ビジネスモデル
3.新設会社の概要
商号 | メトレック株式会社(英文名称:METREC Co., Ltd.) |
本店所在地 | 東京都港区芝公園二丁目4番1号 A-2階 |
事業内容 | ・設備機器、構造物撤去、環境対策の提案・実行 ・再資源化、廃棄物処理の提案・実行 |
資本金 | 300百万円(タケエイ36.6%、エムエル商事33.4%、リバー30.0%) |
代表者 | 小池 陽二 |
設立日 | 2024年8月1日 |
左から 取締役 猪鼻秀希(リバー)、代表取締役 小池陽二(タケエイ)、
取締役 佐藤健介(みずほリース)、取締役 渡邊裕樹(タケエイ)
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