写真家 岡田将 × サーキュラーエコノミープロジェクト ZACO Project®️「価値」のゆらぎをテーマにした『漂流価値』展を開催

2024年8月20日(火)より、東京・虎ノ門「SIGNAL」にてスタート

株式会社SIGNING

株式会社SIGNING(サイニング、本社:東京都港区、代表取締役社長:牧 貴洋、以下SIGNING)企画・プロデュースによるソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」では、Signature Exhibition vol.5として、写真家 岡田将とサーキュラーエコノミープロジェクト ZACO Project®️がコラボした『漂流価値 Something that drifts between the valuable and the valueless.』展を、2024年8月20日(火)〜9月22日(日)に開催いたします。

■『漂流価値 Something that drifts between the valuable and the valueless.』展について

写真家 岡田 氏とサーキュラーエコノミープロジェクト ZACO Project®️がコラボレーションした本展示「漂流価値」は、そのタイトルの通り、「価値」のゆらぎをテーマにした企画展です。それぞれ「海洋プラスチック」と「未利用魚」をテーマに、鑑賞者に自身の中の「対象に感じる価値」がゆらゆらと揺れ動く体験を提供します。人がなにかに価値を感じるという事象に、ビジュアル、情報、体感というアプローチで働きかける意欲的な展示となっています。

■展示コンセプト

「漂流価値」

価値は、まるで漂流物のように漂いながら循環している。どんなに価値があるものでも、時代や文化・社会や個人から不要と判断されれば「無価値なもの」として世界に溢れていく。

  

漁場を荒らす害魚として扱われ、一部の地域では未利用魚になっているチヌと、プラスチック製品の成れの果てとして環境問題になっているマイクロプラスチック。どちらも「無価値なもの」として扱われているが、視点を変えれば新たな価値を付けることが出来る。

チヌは漁業という視点で見れば害魚になるが、食用としての視点を強めれば、新たな価値が付けられる。

マイクロプラスチックは微細化したプラスチックごみだが、特殊な撮影方法で全体の姿を見てみると、独特な色や形、テクスチャーの美しさを確認することができる。その姿は人工物であることを再認識させると同時に、太古の生物が長い年月を経て原油となり、そこからプラスチックが製造されたという時間と過程を感じることができる。

未利用魚とマイクロプラスチック、いずれも価値という海を漂流している。それぞれが独立しているかのように見えるかもしれないが、それらは私たちの日常と結びつき、無価値から価値へ、価値から無価値へ、漂流と循環を続けている。

他者が無価値と判断したものに手間と時間をかけて新たな価値を付けていくという行為は、持続可能な社会への一歩であると同時に、私たちの人生をより豊かにする営みでもあるのではないだろうか。

岡田将

■ZACO Project®️からのメッセージ

ZACO Project®️は、2021年から全国各地のさまざまな未利用魚を題材に、サーキュラーエコノミーなビジネスを漁業関係者の皆さんとともに実現すべく、活動を続けるプロジェクトです。今回は、東京湾で食害を引き起こしてしまうということで駆除されたまま使い道がなく放置されてしまっている未利用魚「クロダイ」をテーマにみなさんに新しい食体験を提供するべく、「黒ZACOYAKI」という新メニューをご用意しております。ぜひ会場でお召し上がりください。

クロダイにちなんだ、黒いZACOYAKI

岡田さんとは一度お打ち合わせをさせていただいたときから、アーティストとビジネスプロジェクトというポジション的にはかなり縁遠い存在でありながら、目指しているものの方向感の近さに驚くとともに大変共感させていただき、今回このような形でコラボレーションさせていただくことを大変光栄に思っております。

未利用魚と海洋プラスチック。どちらも人間が原因となっている海のイシューです。それらの解決が進まないのは、多くの人にとって有害であっても価値がないから。もしそこに価値が見いだせたら、その解決に向けて一歩が踏み出せるはず。今回の展示を通じて、みなさまの価値が良い方向に大きく揺らいでくれることを願っています。

■アーティストプロフィール

岡田 将(Susumu Okada)

1984年生まれ2005年日本写真芸術専門学校研究科を修了後、フリーランスの写真家として活動。2018年、キヤノン写真新世紀にて、サンフランシスコ近代美術館写真部門の名誉キュレーター、サンドラ・フィリップスの選出で優秀賞を受賞。環境問題に興味を抱き、直径1ミリ程度のマイクロプラスチックを撮影した「Microplastics」シリーズの制作をはじめる。主な個展に2012年「白い痕跡」(Nikonサロン)、2016年「砂の顔」(Nikonサロン)、2019年「Neo Atlas」(GalleryYukihira)、2023年「Microplastics」(GalleryYukihira)など。主なグループ展に、2019年showcase #8“共振体 – Resonators”curated by minoru shimizu(eN arts)、2022年第3回プリピクテ ジャパンアワード「Fire & Water」(東京都写真美術館)など多数。

■ZACO Project®️

未利用魚を活用した新ビジネスの開発により、漁業の生産性向上、地域経済の活性化、マイナー魚の魅力の伝達による需要魚の育成や、地産地消の推進などに取り組むサーキュラー・エコノミープロジェクト。

江の島や三浦半島で未利用魚として廃棄されてしまう魚を調理したい焼き型にした「ZACOYAKI」や、広島では瀬戸内海の魚を活用した「ZACONOMIYAKI」を開発。必要だから義務として行う社会課題解決ではなく、誰しもが楽しんで、進んで参加したくなる社会課題解決をコンセプトに活動を広げています。

https://www.instagram.com/zaco_project/

■イベント情報

開催期間中、下記イベントを実施予定です。

・オープニングレセプション

日時:2024年8月20日(火)18:00〜20:00

参加費無料、事前登録不要、レセプション価格でのドリンク提供

・展示アーティストによるトークイベント

■ 岡田将×清水佑介

日時:2024年8月29日(木)18:00〜20:00(17:30開場、18:00開始) 

アーティストの岡田将と、ZACO Project®️の清水佑介が今回の展示テーマである『漂流価値』について、それぞれの活動の中で感じている価値のゆらぎや、展示にこめた想い、メッセージなどについて、ディスカッションを行います。

参加費無料、現地でのワンドリンク制(事前申し込み必要)

※オンライン配信はございません。

■ 岡田将×磯部洋明

日時:2024年9月4日(水)18:00〜20:00(17:30開場、18:00開始) 

宇宙物理学を研究している京都市立芸術大学准教授の磯部洋明さんを迎え、岡田将の作品をプラネタリーな視座からアプローチし、価値の循環についてともに考えます。

参加費無料、現地でのワンドリンク制(事前申し込み必要)

※オンライン配信はございません。


上記イベントへの参加申し込みはこちらよりお願いいたします。

https://forms.gle/SjY7BH9QpB7ENuQ89

『漂流価値 Something that drifts between the valuable and the valueless.

』展 開催概要

・期間:2024年8月20日(火)〜2024年9月22日(日)

・開館時間:火〜金曜日 11:00-23:00 カフェ&ギャラリー(18:00以降はバータイムになります)

      土曜日   11:00-18:00 カフェ&ギャラリー

      ※日・月・祝日は休み

・入場料:無料

・所在地:東京都港区虎ノ門1丁目2-11 The ParkRex TORANOMON 1F

・電話番号:03‐6205‐8220

・WEBサイト:https://signing.co.jp/signal/

・公式Instagram:https://www.instagram.com/signal_socialissuegallery/

・電車 : 東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 A2出口から徒歩5分

    東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 2a出口から徒歩3分

 Google map https://goo.gl/maps/qvQkChSzmWnkVmwY6

■クレジット 

ZACO Project®︎=清水佑介(代表/ねごと)、山縣太希(SIGNING)

デザイン=齊藤あかり(SIGNING)

制作=博報堂プロダクツ

進行=吉田薫(CINRA)、久々江美都・ヴィンセント一朔(SIGNING)

キュレーション=田尾圭一郎(田尾企画編集室)

監修=亀山淳史郎・菅井朋香(SIGNING)

■ ソーシャルイシューギャラリー&カフェ「SIGNAL」

ソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」は、来場者が情報のインプットとアウトプットの両方を担うところが特徴です。アート展示を鑑賞し、顕在化していない社会課題と向き合う機会提供だけにとどまりません。社会課題を表現したアートを鑑賞することで湧き上がる来場者の想いがアンケートによりアウトプットされ、そのアウトプットの集合体を当社が様々な角度で”兆し”として取り扱い、社会課題解決のアイディアに昇華させていく、という仕組みです。アンケートで得た定量データをもとに、社会課題に関するレポートや対話型のイベント、企業・団体・大学との共同プロジェクトも実施予定です。リアルな実地調査による取り組みを通じ、未発見の社会の課題や兆しの発見を目指し、大小隔たりのない社会課題解決に邁進してまいります。

今後の展示

10月:石原海 展

11月:佐久間洋司 展

※展示の期間は予告なく変更する可能性がございます。

■会社概要

SIGNINGは、「ビジネスの課題」と「社会の課題」を同時解決するソリューションを提供するソーシャルビジネススタジオです。現代のビジネス環境は、テクノロジーの進化や世界情勢の激変により、めまぐるしい変化にさらされています。そのような環境下で、多くの企業が、先の予測できない環境下で、既存のビジネスモデルや競争ルールにとらわれない、新たな成長領域の開拓を迫られています。また、こうした変化の激しい時代に社会と共生し持続的な成長を実現するための方法論として、SDGsやソーシャルビジネスへの関心も急速に高まっています。SIGNINGは、多くの企業が直面するこうした社会背景をふまえた(1)社会課題を解決しソーシャルグッドを推進していく「Social Design」、(2)事業の新たな成長機会を発見し新市場を創造していく「New Market Design」、という2つの領域に特化しています。コミュニケーション領域にとどまらず、事業・商品・サービス開発領域まで融合した「Social Business Studio」をコンセプトに掲げ、統合的なソリューションを提供してまいります。 

・所在地:〒108-0073東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル16F

・代表:牧 貴洋

・URL:https://signing.co.jp/

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会社概要

株式会社SIGNING

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URL
https://signing.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区三田1丁目4番28号 三田国際ビル16階
電話番号
03-4236-4980
代表者名
牧貴洋
上場
未上場
資本金
5000万円
設立
2020年03月