Snowflake、Apache Iceberg™のイノベーションを発表オープンデータとAI対応の最高のパフォーマンスをエンタープライズに提供

Snowflake合同会社

※本報道資料は米国スノーフレイク社が4月8日に発表した内容の抄訳です。

  • Icebergの柔軟性と相互運用性とSnowflakeのパワフルなプラットフォームを組み合わせ、シンプルで接続された信頼性の高いデータを実現

  • Illumina、Komodo Health、Medidata、WHOOPをはじめとする多くのお客様が、高いパフォーマンス性能はそのままに、オープンフォーマットのデータを容易に活用可能に

AIデータクラウド企業であるSnowflake(ニューヨーク証券取引所:SNOW)は、比類なきパフォーマンス、セキュアなデータ共有、データ保護の中核機能を、最も急速に成長するオープンテーブル形式の一つであるApache Iceberg™テーブル(1)に組み込むことを発表しました。これにより、組織はデータを移動させることなく、かつオープンな相互運用性を確保しながらデータをより迅速に活用化できるようになります。その結果、Snowflakeのお客様はシームレスにオープンレイクハウス戦略を加速させ、オープン環境でもマネージド環境でもデータアクセスや分析が可能となることで、高度なインサイトやAIを活用したアプリの構築、拡張、共有を迅速に行えるようになります。

これまで、組織はデータを管理する際、統合されたデータプラットフォームに頼るか、Parquetのようなオープンで相互運用可能なデータフォーマットを選択するかのトレードオフを迫られていました。SnowflakeがApache Icebergテーブルに完全対応することで、お客様は双方のメリットを活用することが可能となります。ユーザーはSnowflakeのシンプルで接続された信頼性の高いプラットフォームのメリットを享受しつつ、オープンで相互運用可能な形式でデータを保存し管理、分析することができます。ベンダーロックインは発生せず、世界中の何千社ものお客様は、比類なきパフォーマンスと柔軟性により、社内のあらゆるデータを活用して、最終的にはAI戦略を推進させることができます。

Snowflakeの製品担当EVPのChristian Kleinermanは次のように述べています。「オープンこそがデータの未来である一方で、シンプルであることも求められます。お客様はオープンフォーマットとクラス最高のパフォーマンスまたは事業継続性の間で選択を迫られることがあってはなりません。Snowflakeが今回発表するIcebergテーブルのイノベーションにより、お客様はSnowflakeプラットフォームに保存されたデータと同じようにオープンデータを活用できるようになり、複雑さを解消しつつ、Snowflakeのエンタープライズグレードのパフォーマンスとセキュリティを確保することが可能となります」

SnowflakeによるIcebergテーブルの機能強化により、次のような活用が可能となります。

  • レイクハウスの分析:Snowflakeネイティブのテーブル形式と同じコンピュートエンジンをIcebergテーブルでも利用し、Search Optimization Service(近々一般提供開始)またはQuery Acceleration Service(近々一般提供開始)をIcebergテーブルに適用してクエリパフォーマンスを強化することができます。SnowflakeのマネージドIcebergテーブルにより、柔軟なオープン保存形式を利用しつつ、業界屈指のコストパフォーマンスを誇るSnowflakeのAI Data Cloudを活用可能です。Snowflakeは、VARIANTデータ型をサポートするためApache Icebergコミュニティと積極的に協力しています。

  • 総合的なセキュリティ&ガバナンスと組み込まれた事業継続性・ディザスタリカバリ機能:SnowflakeはIcebergテーブルにセキュリティをシームレスに組み込み、強力で直感的な制御によりオープンレイクハウス環境をセキュアで管理しやすい状態に維持し、カスタマーコンプライアンスも確保できるようになります。お客様は、オープンデータの柔軟性と組み込まれたセキュリティの両方のメリットを享受することができます。またSnowflakeは信頼性の高いデータレプリケーションおよび同期の機能をIcebergテーブルに拡張(プライベートプレビュー段階)します。これにより、システム障害やサイバー攻撃、その他障害の発生時にも、オープンレイクハウスのアーキテクチャをサポートしつつ、大きな中断なくデータを迅速に復旧することができます。

  • データ共有:Snowflakeのセキュアなデータ共有テクノロジーをIcebergテーブルに搭載することで、お客様はネイティブなSnowflakeテーブル形式と同様に、シームレスに自社データにアクセスし、共有、配布、利益化することが可能となります。

オープンソースとデータ革新の未来を推進

Snowflakeは、オープン標準を提唱し、データの相互運用性と透明性を高めるコミュニティ主導型のオープンソースプロジェクトに重点的に投資しています。実際、過去4年間にSnowflakeが買収した企業の35%が、オープンデータエコシステムを強化するテクノロジーを持つ企業であることからも、オープン化に投資する当社の姿勢が示されています。

Snowflakeが関わる主なオープンソースプロジェクトは以下のとおりです。

  • Apache Iceberg :SnowflakeのIcebergに対する取り組みにより、ガバナンスを設けた効率的なデータレイク管理を実現し、スキーマ進化、パーティション、トランザクション管理もサポートします。

  • Apache NiFi™:NiFiを活用するDatavolo(2024年にSnowflakeが買収)は、取り込み、変換、リアルタイムのパイプライン管理を簡素化します。

  • Apache Polaris™ (Incubating)Apache Polaris™(Incubating)は、ベンダーロックインの課題を解消し、エンタプライズセキュリティと、Icebergの主要クラウドプロバイダーとの相互運用性を確保します。

  • Modin:SnowflakeはModin(Snowflakeが2023年に買収)によりpandasのワークロードを加速し、コードを変更することなくシームレスなスケーリングを可能にします。

  • Streamlit:SnowflakeにStreamlit(Snowflakeが2022年に買収)を統合することで、インタラクティブなWebアプリケーション、データダッシュボード、視覚的な表現を簡単に構築し共有することが可能となります。

  • TruEra:TruEra(Snowflakeが2024年に買収)はAIの説明可能性(explainability)とモデルパフォーマンスモニタリングを強化し、バイアス検出やコンプライアンス機能、パフォーマンスインサイトを提供します。

Icebergの強力な機能に関するSnowflakeのお客様のコメント

  • Illumina:「Apache IcebergテーブルとSnowflakeを活用して分析を実行することで、当社の製造システムデータを大規模に管理する際の柔軟性とパフォーマンスを実現することができました(2)。このオープンアーキテクチャにより、膨大なデータセットをシームレスに分析しつつ、優れたコスト効率を維持し、より速やかなインサイトを得て、製造プロセスの改善、セルフサービスの重要データへのより迅速なアクセスが可能となりました。SnowflakeがIcebergに対応したことで、当社のデータ俊敏性の向上につながっただけでなく、業界全体のオープン標準への移行もさらに進み、ゲノミクスにおける革新を科学界全体で有効に活用、拡張できるようになりました」Illumina スタッフデータソリューションアーキテクト Stephen Horn氏

  • Komodo Health:「Komodo Healthの使命は、包括的なHealthcare Map®、プラットフォーム、ツール、解析ソリューションにより世界の疾病負担を軽減することです。Apache Iceberg、そしてPolaris Catalogのようなオープンソースカタログは、複雑なヘルスケアデータから、実際に活用できる管理されたインサイトを作成できる画期的なツールです。オープンテーブル形式は当社が求める柔軟性、相互運用性、より高いデータガバナンスを提供するものであり、Snowflakeの比類なきパフォーマンス機能により、これらのインサイトを最大効率で効果的に展開することができます。この2つを併せ持つ強力な技術基盤により、ヘルスケアデータにアクセスし、活用することが容易になり、最終的にはヘルスケアエコシステム全体で患者の健康状態の改善につながります」Komodo Health 最高技術責任者 Laurent Bride氏

  • Dassault Systèmes傘下のMedidata:「Apache Icebergのようなイノベーションは、Medidataにとって非常に重要であり、当社のClinical Data Studioなどの製品がより使いやすくなることで、当社のお客様はデータ運用をより迅速、柔軟、かつシンプルに行うことができるようようになります。統合データレイヤーはAIによるプラットフォームの基盤です。オープンで相互運用可能なデータ標準、特にSnowflakeの強力なオープンカタログ、Icebergテーブル、データ連携技術を通して、当社のデータ戦略をさらに進め、当業界を前進させることができます」Medidata 最高技術責任者 Tom Doyle氏

  • WHOOP:「データの相互運用性と柔軟性は正確なリアルタイムのインサイトをお客様に提供するのに欠かせません。特定のベンダーに依存しない設計のApache IcebergとApache Polaris Catalogにより、コピーを作成したり単一のエコシステムにロックインされることなく、様々なデータソースをシームレスに活用することができます」WHOOP ビジネスアナリティクス担当シニアディレクター Matt Luizzi氏

詳細情報:

  • クイックスタートでApache IcebergテーブルとSnowflakeを使い始めることができます。

  • 何千ものグローバル組織がSnowflakeでどのようにオープンデータレイクハウスを強化しているのかを、こちらのリソースでご覧ください。

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(1)「Apache」はApache Software Foundationの米国および・またはその他の国における登録商標または商標です。
(2) リサーチ目的のみに利用。診断には利用されません。

このプレスリリースには、明示または黙示を問わず、(i)Snowflakeの事業戦略、(ii)開発中または一般に提供されていないSnowflakeの製品、サービス、テクノロジー、(iii)市場の拡大、トレンド、競争状況に関する考察、(iv)Snowflake製品とサードパーティプラットフォームの統合およびサードパーティプラットフォーム上でのSnowflake製品の相互運用性と可用性についての言及など、将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述は、さまざまなリスク、不確実性、前提に左右されます。これには、Snowflakeが証券取引委員会に提出するForm 10-Q(四半期レポート)やForm 10-K(年次レポート)内の「リスク要因」などのセグメントに記載されているリスク、不確実性、前提が含まれます。これらのリスク、不確実性、前提を考慮すると、将来の見通しに関する記述において予想または暗示されている結果と比較して、実際には大きく異なる結果や反対の結果に至る可能性があります。 これらの記述は、初回記述日の時点に限った記述であり、かかる記述の時点で入手可能な情報に、および/または経営陣がかかる時点で抱いていた誠実な信念に、基づいています。法律で義務付けられている場合を除き、Snowflakeには、本プレスリリース内の記述を更新する義務または意図は、一切ありません。そのため、将来の見通しに関するいかなる記述も、未来の出来事についての予測として利用してはなりません。

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Snowflakeについて

Snowflakeは、簡単かつ効率的で信頼性の高いエンタープライズAIを実現します。世界最大規模の数百の企業を含めた11,000を超える世界中のお客様が、SnowflakeのAIデータクラウドを利用して、データ共有、アプリケーション構築、AIによるビジネス強化を実践しています。エンタープライズAIの時代が到来しました。詳しくは、snowflake.comをご覧ください。

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39階
電話番号
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代表者名
東條英俊
上場
未上場
資本金
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設立
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