性格がBMIに影響！？性格タイプ別でみる健康と食行動の驚きの関係

ディグラム・ラボ株式会社

2024年11月20日 10時00分

日本の性格診断をリードするディグラム・ラボ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：木原誠太郎）と予防ヘルスケア×AI（機械学習、生成AI）に特化したヘルステックカンパニーの株式会社FiNC Technologies（本社：東京都千代田区、代表取締役 CEO兼CFO：小泉泰郎、以下「当社」）は、2024年7月22日から8月12日にかけて実施された「性格タイプ別BMIおよび食事行動調査」の結果を発表いたします。

【9つの性格タイプ】

本調査は、FiNCアプリユーザーを対象に、BMIとディグラム・ラボ株式会社が開発したディグラム診断に基づく9つの性格タイプの関連性を解析しました。ディグラム・ラボ代表の木原誠太郎が考察しましたので、あわせて掲載いたします。

＜調査概要＞

・調査対象：18歳以上のFiNCユーザー

・有効回答数：男性760人　女性1,477人　全体2,237人

・調査期間：2024年7月22日～2024年8月12日

・調査方法：ディグラム診断のアンケートを実施。

　　　　　　回答者の食事記録から体組成と栄養摂取内容を調査。

・解析内容：BMIと食事内容を9つの性格タイプ別に解析。

＜調査サマリー＞

・性格タイプと性別によって、BMIや栄養摂取内容に違いがみられた。

・全体では「アクティブ・スマート」タイプに比べて、

「優しい・おっとり」タイプおよび「マイペース・引っ込み思案」タイプは

BMIが有意に低い結果となった。

・男女別において、肥満が多いタイプは、男性では「アクティブ・スマート」タイプ、

女性では「ポジティブ・楽天家」タイプと「直感・ひらめき」タイプであった。

また、「頑固・カタブツ」タイプの女性は脂質を目標量内で摂取できている人が多く、

やせ型が多かった。

１. 「アクティブ・スマート」タイプに比べて、

　 「優しい・おっとり」タイプと「マイペース・引っ込み思案」タイプはBMIが有意に低い

9つの性格タイプの中でも、「アクティブ・スマート」タイプと「優しい・おっとり」タイプおよび「マイペース・引っ込み思案」タイプの間で特に統計的に有意差な差が見られました。

１. 同じ性格タイプでも男女でBMIが異なる結果に

＜性別および性格タイプ別のBMI構成比＞

男性

「アクティブ・スマート」タイプの男性では、肥満が多いことが確認されました。一方でこのタイプの男性の食事内容をみると、ビタミン類の摂取は良好でした。また、「ポジティブ・楽天家」タイプの男性は、やせ型は見られず、普通体重の割合が最も高い結果となりました。

【男性の性格タイプ別BMI】

女性

「頑固・カタブツ」タイプの女性はやせ型が多いことがわかります。このタイプの栄養素の摂取状況をみると、脂質を目標量内で摂取できている人が他のタイプに比べて多かったので、脂質をうまく調整できていることが影響している可能性があります。また、「ポジティブ・楽天家」タイプと「直感・ひらめき」タイプの女性は、肥満の割合が高い結果となりました。

【女性の性格タイプ別BMI】

３. 性格タイプにより、栄養補給方法の違いが浮き彫りに

「アクティブ・スマートタイプ」はビタミンサプリメントを摂取している人が多く、「頑固・カタブツ」タイプはビタミンに加えミネラルもサプリメントで補っている人が多い特徴が見られました。

本結果を踏まえたディグラム・ラボ代表：木原誠太郎の考察

今回、性格タイプによってBMIに違いが見られたことは、

性格特性に基づく健康行動の違いから生まれている可能性があります。

今回の結果を受け、特徴的な性格タイプについての考察は下記です。

①「アクティブ・スマート」タイプ

特に男性において、BMIで肥満と判定される方が多いのは、

行動的なライフスタイルに反して体重コントロールに十分な時間を割いていないのかもしれません。

一方で、男女ともにビタミンサプリメントを摂る人が多いことに関して、

行動力が高い性格タイプのため、食事にも積極的にアプローチしているのでしょう。

②「ポジティブ・楽天家」タイプ

男性においてはやせ型は見られず普通体重の割合が最も高い結果は、

前向きな性格が体重コントロールに寄与している可能性があります。

③「頑固・カタブツ」タイプ

女性においてはやせ型が多く脂質摂取の調整がされていたという結果において、

慎重な性格が食生活に影響を与えていると考えられます。

また、男女ともにビタミン・ミネラルサプリメントを摂る人が多いことに関して、

慎重な性格のため食事内容も計画的かつシンプルで効率を重視した

健康管理を好んでいるのでしょう。

まとめ

性格に基づくアプローチは、健康管理の成功率を引き上げることが期待されます。

従来の健康アドバイスに、性格タイプという異なる視点を加えることで、

より個人の行動特性に適したアドバイスを可能にし、

無理なく持続可能な健康的なライフスタイルの確立に寄与します。

この調査結果に基づき、将来的には性格ごとの健康プログラムの開発や、

BMI管理に特化したプランの提供も視野に入れています。

【ディグラム診断について】

ディグラム診断は統計学と心理学に基づく性格診断プログラムです。エゴグラムをベースとした20の質問による心理テストを37万人のリサーチモニターに対して定期的にリサーチを実施し、統計処理を施したデータベースを構築しており、診断実績は5000万診断を超えます(※2024年6月現在)。

被験者が20問の心理テストに回答し、そのデータベースを参照することにより、同じ性格の人の基本性格、対人関係、恋愛、仕事などの傾向がフィードバックされる仕組みになっています。

基本性格のタイプはグラフ化されており、CP(厳しさ)、NP(優しさ)、A(論理性)、FC(奔放性)、AC(協調性)の五つの指標の波形(高低)で表示され、現在の波形パターンは31パターンあります。

【健康管理／ダイエットアプリ「FiNC」とは】

FiNCアプリは、「カラダのすべてを、ひとつのアプリで」をコンセプトに、体重・歩数・食事・運動・睡眠・生理などひとつのアプリで記録が可能な健康管理アプリです。また、FiNCオリジナル体組成計と連携することにより、Bluetooth接続で、体組成計に乗るだけで自動的に体重、BMI、体脂肪、体年齢など、11個のデータも取得できます。「歩くだけでガチャが回せる歩数ガチャ」により4000歩、8000歩でポイント（FiNCマイル）が当たり、貯めたポイントは、コンビニ商品券、Amazonギフト100円などの電子マネー、豪華商品に交換できます。楽しみながら健康管理できるので、病気や怪我をする前から、日常的に楽しく記録できるサービスを目指しています。

●会社概要

◆会社名　ディグラム・ラボ株式会社

◆所在地　東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー22階

◆設立　2013年1月16日

◆代表者　代表取締役　木原誠太郎

◆事業内容　ディグラムに関する書籍、印刷物の企画制作及び出版並びに販売、ディグラムおよびマーケティングに関する各種コンサルティング、ディグラムに関わるライセンス事業、イベント/セミナー等の企画・運営、マーケティングリサーチ業務

◆HP　https://digram-shindan.com/

◆会社名　株式会社FiNC Technologies

◆所在地　東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F

◆設立　2012年4月11日

◆代表者　代表取締役 CEO兼CFO　小泉泰郎

◆事業内容　健康管理／ダイエットアプリ「FiNC」の企画・運営、健康経営法人向け事業、DX事業、