シェルパ、AI回答自動生成サービス「Answer Ease by SmartESG」を提供開始。サプライチェーンアンケートの回答案自動生成が可能に

- AIエージェントによるアシストでアンケート回答の量的負荷を解消 -

シェルパ・アンド・カンパニー株式会社

2024年12月17日 15時36分

企業向けESG情報開示支援クラウド「SmartESG」を開発・提供するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役CEO 杉本淳、以下シェルパ）は、サステナビリティ・ESG評価関連アンケートへの回答案をAIが企業の公開情報や過去回答をもとに自動生成（※）し、回答業務の負荷を軽減するESG AIエージェント「Answer Ease by SmartESG」（以下本機能）を2024年12月17日より提供開始します。

（※）特許出願中

機能概要

本機能は、当社が開発したAIが企業の公開情報や過去のアンケート回答内容などをもとに、サプライチェーン・取引先アンケートの回答案を自動生成するアシスト機能です。サステナビリティ・ESG評価に対応する企業が多くの時間を割いている取引先アンケート回答業務の負荷を削減し、大幅な効率化を実現します。AIのアシストにより、サプライヤー企業のIR部門およびサステナビリティ部門の担当者は、サステナビリティ経営の戦略立案やサステナブルな企業活動の推進など、より人間にしかできない業務に集中することが可能になります。

利用企業の声「助手1人分に相当する」

本機能の企画・開発は、「SmartESG」導入企業の声を受けて実現しました。実際にアンケート回答に取り組む企業にPoC（Proof of Concept）として試験的に利用いただき、フィードバックいただいた声をご紹介します。

「「Answer Ease by SmartESG」を利用した感想は、『まるで助手を一人雇ったようだ』でした。AIが情報収集や土台となる回答案を作成してくれるので、自分自身はより管理監督に近い業務に転換することができました。AIエージェントが入力する回答案にはその根拠となるURLを添付してくれますが、情報を正確に引用できていたことも感心したポイントです。この機能を活用することで、すべて人手で対応していた時に比べてアンケート対応工数が概ね半減しました。

また、工数の削減だけでなく、AIが解釈・作成した回答案を見ることで私たち自身が質問の意図を正しく理解することにおいても役立ちました。このことは、今後もアンケートに対応していく上での価値となると考えています。」

サプライチェーンアンケートの回答を自動生成

近年、サプライチェーン・マネジメントの観点でアンケートによる調査が活発に行われており、その数は一社あたり年間100件ほど対応していると言われています。AIエージェントが回答企業の過去の回答情報や公開されている自社開示情報をもとに回答案を作成することで、企業が直面する回答業務の量的負荷を解消します。サプライチェーン全体での回答の量と質を上げることで、サプライチェーン全体の透明化促進の支援にもつながります。

今後、段階的に本機能を様々なサステナビリティ・ESG評価関連アンケートに対応させ、適用範囲を拡大していきます。なお、本機能は「SmartESG」の基本パッケージ機能を導入していなくても、本機能単体でのご利用が可能です。

開発背景

東証プライム上場企業などの大企業では、サステナビリティ情報の開示活動の一環として、ESG評価機関やサプライチェーン、メディアなどから送付される膨大な量のアンケートに対応しています。その数はESG評価機関のアンケートだけで年間数百件にのぼり、サステナビリティ関連部署はこれらの対応に月100時間以上を割いていると言われています。

企業のESG情報開示を支援する「SmartESG」を提供するシェルパは、このような非財務情報開示にまつわる量的負荷や専門性不足という負をテクノロジーの力で解消し、企業がより本質的なサステナビリティ活動の改善や実行に集中できる環境づくりを支援しています。本機能により、企業のESG評価機関のアンケート対応にかかる業務工数を大幅に短縮し、より高度な分析やサステナビリティ施策立案のための時間を確保します。

シェルパは、「利益とサステナビリティが融合する世界を実現する。」の経営ビジョンのもと、企業のサステナビリティ経営の高度化を支援し、企業価値の向上に資するデータプラットフォームを目指してまいります。

■ESG情報開示支援クラウド「SmartESG」について

「SmartESG」は社内のESGデータを一元化し、企業のサステナビリティ活動の分析と改善を可能にするクラウドサービスです。「SmartESGデータベース」によって社内に点在している外部評価機関やESG開示情報を一元管理し、「SmartESGワークフロー」にて各部署や関連会社における情報管理・収集プロセスの標準化を図ることで、情報開示依頼やアンケート回答作業を大幅に効率化していきます。また、集約したESGデータを「SmartESGマトリクス」によって、各評価機関・開示基準が求めるESG主要項目ごとにマッピングし、共通度合いや重要度を明らかにします。その上で「SmartESGベンチマーク」によりベンチマーク企業の開示ベストプラクティスの特定を行い、導入企業様の市場からのESG評価の向上を促します。

製品についてのお問い合わせは、以下のサイトよりご連絡ください。

https://smartesg.jp/