KIIが認知症・精神疾患治療薬の開発を行うNeusignal Therapeuticsに出資
在宅での根本的な治療を可能にする低分子経口薬の開発を促進
慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、Neusignal Therapeutics株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 吉田 欣史、以下 Neusignal Therapeutics)に対して第三者割当増資による出資をいたしました。他の出資者からの調達も含めた今回の第三者割当増資及び令和5年度「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」の助成金によるNeusignal Therapeuticsの調達額は総額13.3億円となります。
◆在宅でアルツハイマー病の根本治療が可能な低分子経口薬の開発を促進
アルツハイマー病は、脳の神経細胞が破壊され脳が萎縮することで発症する進行型の疾患です。疾患の進行に伴い、認知機能の低下や多様な周辺症状が発現し、最終的には日常生活全般において介護が必要な状態となります。近年、疾患の進行を抑制する新規医薬品が登場しましたが、定期的な通院での点滴治療、医療費、リスクリターンに基づく対象の妥当性など、議論がなされています。
Neusignal Therapeuticsの開発する医薬品は、経口低分子薬のため安価な治療コストで、多様に進行する病態に関わらず、疾患の進行・認知機能の低下・周辺症状の全てを在宅にて治療を可能とします。患者様の治療満足度の向上、介護者様の負担軽減、そして国全体の医療費の適正化をもたらすことで、健康寿命の延伸・経済的損失の低減といったインパクトの創出を目指します。
■会社概要
会社名 :Neusignal Therapeutics株式会社(Neusignal Therapeutics inc.)
所在地 :東京都中央区日本橋本町
代表者 :代表取締役社長 吉田 欣史
設立 :2022年4月1日
事業内容:認知症・精神疾患治療薬の研究・開発、脳疾患に関する創薬シーズ探索
U R L :https://neusignal-tx.com/
◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について
KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。
2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。
<KIIの概要>
商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.)
事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営
資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む)
代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎
URL :https://www.keio-innovation.co.jp
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