若手との面談の秘訣は「プライベートな話題」!? 職場面談に関する2024年最新調査アンケート結果

Beatrust

ビートラスト株式会社は、社員の自律的協業やイノベーション創出を促すタレントコラボレーション・プラットフォーム「 Beatrust 」を提供し、累積 30,000人 を超えるユーザーに「タグ」を使って自身あるいは同僚のスキルや強み、特技、興味関心などを可視化、検索、マッチングできるプラットフォームをご利用いただいております。今回は職場で実施される個別面談をテーマに、20代〜50代の会社員、400名の方を対象に調査しました。


調査結果サマリー

①面談を受ける立場だと、半数以上が職場での面談に不満を感じている。

「面談時間や回数が限られている(そもそも面談機会も設けられていない)」「面接が形骸化している」「相談や要望を伝えても何も変わらない」が主な理由として多く挙げられた。

上司は「業務の優先順位やタスクの分配の話題」「キャリアプランに対するフォローアップ」「目標やKPIの進捗状況の確認」を面談時に意識している

③一方、部下は「業務への評価やフィードバック」「目標達成に向けたアドバイス」「ワークライフバランスやストレス管理」についての話題を希望している。

④面談の改善点として、部下からは「面談の最初に、目的を明確にしておくこと」「目標や期待される成果を明確に伝えてほしい」「業務やコミュニケーションに関する改善点の話し合いが積極的に行われること」が求められている。

また世代別の特徴として、20代は全世代と比較しても「仕事だけでなく、お互いのプライベートについても話題にすること」で面談が充実すると考えている割合が高い。


調査概要

調査対象:全国の20代~50代の会社員400名(各世代100名ずつ)

調査期間:2024年3月29日

集計方法:自社調査によるオンラインアンケート(選択式+自由記述欄あり、3つまで複数回答可)


調査背景

前回 新しい職場で不安なことは?2024年最新動向ランキング 〜若手20代に特有の傾向が明らかに の調査結果を公表したところ、多方面から大きな反響をいただきました。前回の調査で特徴的だった、職場での面談について上司と部下がそれぞれの立場で意識していることや充実した面談に必要なことについて調査しました。


調査結果詳細、考察

①面談を受ける立場で、半数以上が職場での面談に不満を感じている。

その理由も調査したところ不満を感じる理由として、「面談時間や回数が限られている(そもそも面談機会も設けられていない)」「面談が雑談で終わるなど形骸化している」「相談や要望を伝えても何も変わらない」が主な理由として多く挙げられました。

一方、面談に満足していると答えた理由には、「定期的に面談が行われており、真摯に対応してくれているから」「まずこちらの話を聞こうとしてくれる」「仕事や悩みについてアドバイスを行ってくれる」などが挙げられました。

職場での個別面談は「面談回数や時間」「部下の話をどれだけ聞く姿勢があるか」「面談内容にアドバイスや回答があるかどうか」が、満足度を左右する観点になると考えられます。



②上司は「業務の優先順位やタスクの分配の話題」「キャリアプランに対するフォローアップ」「目標やKPIの進捗状況の確認」を面談で意識している。

上司や先輩の立場では、優先順位の認識や業務量の確認をした上で、部下のキャリアプランや全体進捗の確認をしていきたい、と考えている方が多い結果になりました。また、面談を実施する上司や先輩の立場を経験したことがない方も多くいらっしゃることがわかりました。これは年齢や経験値的に部下を持っていない方に加えて、「職場でそもそも面談機会が設けられていない」という方も一定数いらっしゃることから、43.0%という数値になったと考えられます。実際に仕事を教えてたりチームの取りまとめはしているものの、面接はさらに上の役職者が実施するというケースも多いのではないかと考えられます。



③一方、部下は「業務への評価やフィードバック」「目標達成に向けたアドバイス」「ワークライフバランスやストレス管理」について話題を希望している

部下は、明確なフィードバックや評価、アドバイスを求めていることが分かりました。また、キャリアについての相談よりもワークライフバランスやストレス管理など日々の仕事により密接に関わる話題への関心が高いようです。上司が業務量や進捗について確認したいと考えている一方、部下は明確なフィードバックやアドバイスを求めています。このギャップが、面談に不満をもつ理由に繋がっていると考えられます。



④面談の改善点として、部下からは「面談の最初に、目的を明確にしておくこと」「目標や期待される成果を明確に伝えてほしい」「業務やコミュニケーションに関する改善点の話し合いが積極的に行われること」が求められている。

また世代別の特徴として、20代は全世代と比較しても「仕事だけでなく、お互いのプライベートについても話題にすること」で面談が充実すると考えている割合が高い。

より充実した面談のために、部下から「面談の最初に目的を明確にしておく」ことが最も求められています。Q2によると、面談の最初に目的を明確にしておくよう意識している上司や先輩は7.8%のみと、部下との間に認識のギャップがあることが明らかになりました。上司や先輩は面談で、業務の優先順位やタスクの分配の話題など、本題にすぐに入ってしまう傾向にあるようですが、考課フィードバックの面談なのか、キャリアプランに関する面談なのか、日々の仕事の進捗確認なのか、最初に面談の目的をはっきりさせることが求められています。はっきりと伝えづらいという上司の方のお話もよく耳にしますが、部下に期待していること、挑戦してほしいことなど「目標や期待される成果も明確に伝える」ことも面談の充実度には欠かせない要素です。


そして世代別で特徴的なデータも明らかになりました。「仕事だけでなく、お互いのプライベートについても話題にすること」を希望する20代の割合が14.3%と全世代の割合8.7%と比較し、大きく上回りました。これは「定期的なフィードバックや指導が行われること」と同じ割合であり、特徴ある傾向です。この背景としては、近年仕事だけでなくプライベートも重視する人が若手世代を中心に増えている(※1)ことも関係しているのではないでしょうか。仕事と同様、もしくはそれ以上にプライベートを重視している部下にとっては、お互いのプライベートについての興味、関心度合いも高いものになっていると考えられます。

(※1)Job総研による『2023年 ワークライフ実態調査』を実施 理想はプライベート重視7割 実際は仕事に偏りギャップ顕著



まとめ

・上司は「面談時にはプライベートな話題や雑談からスタートし、面談の目的を伝えた上で本題に入る」、

部下は「今取り組んでいる仕事の状況や進捗についても報告する」と個別面談の充実に繋がる!?

特にQ2~Q4を総合すると、職場面談で上司と部下の求めていることにギャップがあることがわかりました。上司も部下もそれぞれ相手の求めていること、意識していることを考慮した上で面談に望むとより充実した面談になるのではないでしょうか。特に上司や先輩は、部下とプライベートな話題で雑談しながら、面談目的を伝え、面談の本題に入る。そして本題の中身としては、業務に対するフィードバックや評価、相手に期待していることや挑戦してほしいことも今までよりもはっきりと伝えていくことが求められています。


・プライベートの話題についてどこまで触れていいか分からない、、、

ここまでの調査結果でプライベートな話題の重要性もイメージしていただけたかと思いますが、どこまでプライベートの話題に踏み込んでいいのか分かりづらいことも事実です。この課題に対して、Beatrust が活用されている事例もご紹介します。


Beatrust は、仕事に関するスキルや経験だけでなく、趣味や関心のあることなどパーソナリティーに関わる情報も自ら入力することができます。例えば、上司も部下も面談の前にお互いのプロフィールを確認しておくことで、プライベートな話題探しをスムーズに行うことができます。また面談を通して、お互いの新たな発見があれば、メッセージを送ったりやピアタグ(※2)を送ることができ、コミュニケーションの活性化に繋がります。

エンゲージメントの向上や、企業内コミュニケーションの活性化を後押しできるするツールとして日本を代表する企業の皆様にも多く活用いただいております。具体的な導入事例は以下をご覧ください。

(※2)同僚にタグを送ることができる仕組み


導入事例 

①日鉄興和不動産 Beatrust で「人を知る」。 Know-Who システムの活用で 社員間コミュニケーションが活性化。

②東京建物 コロナ禍×フリーアドレスで生じたコミュニケーション課題を新たな “Know who” の仕組みづくりで乗り越える。


新年度を迎え、働く環境が変化した方も多いのではないでしょうか。新年度の目標設定など、職場での面談も増える時期かと思います。今回の調査結果では、上司と部下が、お互い相手が何を求めているのか少し意識するだけで、面談の充実度が大きく変化するのではないかと明らかになりました。皆さまの働きやすい環境づくりの一つとして Beatrust がお役に立てるよう、これからもプロダクトのアップデートはもちろん、情報提供も継続して行っていきます。弊社ホームページもぜひご覧ください。


ビートラスト株式会社について

ビートラスト株式会社は「誰もが最高の自分を実現できる世界をつくる」をビジョンに掲げ、2020年 に設立されたスタートアップです。企業内コミュニケーション活性化やイノベーション創出、風土改革に取り組む企業様をサポートする「タレントコラボレーション・プラットフォーム」を提供し、現在では 3万人 をこえるユーザー様にご利用いただいております。

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代表者名
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上場
未上場
資本金
300万円
設立
2020年03月