【シニアの睡眠ニーズ調査】最も知りたいのは「必要な睡眠時間」~自分に合う指針を重視する傾向が明らかに~

50代以上のシニア440名以上に『睡眠習慣』に関するアンケート調査を実施

コスモヘルス株式会社

シニア専門のマーケティングプラットホーム コスモラボ(会社名:コスモヘルス株式会社、本社:東京都港区、代表取締役社長 小塚 崇史)がシニア層の『睡眠習慣』に関するアンケートリサーチのレポートをリリースしました。本レポートでは、50歳以上のシニア層を対象に睡眠習慣に関する意識と実態調査を実施しました。日中の不調や、睡眠の可視化サービス利用状況、睡眠改善への情報ニーズなど、シニア世代の睡眠課題と改善への取り組み状況が明らかになりました。

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調査トピックス

◆過半数が抱える日中の強い眠気
「日中に強い眠気を感じる」(52.4%)が最多で、シニア世代の半数以上が睡眠不足や睡眠の質の低下による影響を日常的に体験しています。この高い割合は、睡眠の量や質が日常生活の活動レベルや生活の質に直接的な影響を与えていることを示しており、シニア世代にとって睡眠問題が切実な課題となっていることが浮き彫りになりました。

◆限定的な睡眠可視化サービスの利用
睡眠状態を数値やグラフで把握できる製品・サービスの利用経験について、「いいえ」(87.9%)が約9割を占め、睡眠可視化技術の活用は非常に限定的です。デジタル機器への抵抗感や操作の複雑さが影響していると考えられ、シニア世代に適した使いやすい睡眠管理ツールの開発と普及が重要な課題となっています。

◆自己管理重視の情報ニーズ
睡眠改善のための情報として、「自分に必要な睡眠時間」(52.8%)が最多で、個人に最適化された睡眠管理への関心が高いことが明らかになりました。シニア世代は画一的な情報よりも、自分自身の体調や生活リズムに合わせた具体的で実践的な睡眠改善指針を求めています。

1:睡眠が十分にとれていないことによって、日中に不調を感じることはありますか?(有効回答者数:447名)

「ときどきある」(47.4%)が最多で、「よくある」(14.8%)と合わせると60%以上の方が睡眠不足による日中の不調を経験しています。

6割を超えるシニアが睡眠の問題を実感している結果は、加齢に伴う睡眠パターンの変化や、生活習慣、健康状態の影響が現れていることを示しています。

2:日中に、どのような不調を感じることがありますか?
  (複数回答可)(有効回答者数:399名)

「日中に強い眠気を感じる」(52.4%)がトップで、「頭がぼーっとする、集中力が続かない」(25.6%)、「目覚めが悪く、起きるのがつらい」(16.3%)が続きます。「イライラしやすい、気分が落ち込みやすい」(13.8%)や、「肌荒れや体調不良が起こりやすくなった」(13.8%)も一定数見られます。眠気と集中力の低下が主要な症状として挙げられており、これらは日常活動や社会参加に直接的な影響を与える深刻な問題です。

3:睡眠の状態を、数値やグラフで把握できる製品やサービスを利用したことはありますか?(有効回答者数:447名)

「いいえ」(87.9%)が約9割を占め、「はい」(12.1%)は少数にとどまっています。この低い利用率の背景には、デジタル機器への心理的ハードルや、操作の複雑さ、費用面での懸念、効果への疑問などが複合的に影響していると考えられます。

4:これまでに利用したことのあるものを教えてください
  (複数回答可)(有効回答者数:54名)

「スマートウォッチ(例:AppleWatch、Fitbit、Garminなど)」(38.9%)が最多で、「睡眠計測アプリ(例:SleepCycle、熟睡アラームなど)」(24.1%)、「医療機関・専門機関での検査」(16.7%)が続きます。「ベッドや枕などのセンサーデバイス」(13.0%)や「家庭用睡眠計測機器」(3.7%)は少数派でした。

5:今後の睡眠習慣改善のために、どのような情報が必要だと思いますか?
  (複数回答可)(有効回答者数:447名)

「自分に必要な睡眠時間」(52.8%)が最多で、「睡眠の深さやサイクルの変化(浅い眠り・深い眠りの割合)」(46.8%)や、「睡眠時間や質から測れる睡眠効率」(33.3%)が続きます。「日中の行動と睡眠の関係(運動、カフェイン、スマホなど)」(29.5%)への関心も高く、「特になし」(11.4%)は少数派でした。

総評

本調査から見えてきたのは、「高い睡眠課題認識と限定的なデジタル活用」というシニア層の睡眠管理の特徴です。「睡眠が十分にとれていないことによって、日中に不調を感じることはありますか?」という問いに対して、「ときどきある」(47.4%)と「よくある」(14.8%)を合わせて62.2%が睡眠不足による日中の不調を経験しており、「日中に強い眠気を感じる」(52.4%)が過半数を占める現実は、シニア世代の睡眠問題の深刻さを物語っています。

睡眠可視化サービスの利用については「いいえ」(87.9%)が約9割を占め、デジタル技術の活用は極めて限定的です。利用者の中では「スマートウォッチ」(38.9%)や「睡眠計測アプリ」(24.1%)といった比較的身近な技術が選ばれており、手軽さと日常性が重要な選択基準となっています。

睡眠改善のための情報ニーズでは「自分に必要な睡眠時間」(52.8%)が最多で、「睡眠の深さやサイクルの変化」(46.8%)が続くことから、個人に最適化された情報への強い関心が確認されました。「特になし」(11.4%)が少数派であることは、睡眠改善への積極的な姿勢を示しています。

この結果は、シニア世代が睡眠の重要性を十分認識し、改善への意欲を持ちながらも、既存のデジタル技術との間にギャップが存在することを示しています。今後は、シニア世代の特性に配慮した使いやすい睡眠管理ツールの開発と、個人に最適化された睡眠改善情報の提供が重要となります。デジタル技術の利便性と、シニア世代の求める実用性と信頼性を両立したアプローチが、効果的な睡眠改善支援の鍵となるでしょう。


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コスモラボについて

コスモラボは、シニアに特化したマーケティングサービス全般を提供しています。

主に60歳以上の約20万人のシニア会員を対象に、広告、アンケートリサーチ、インタビュー調査、ホームユーステストなど、多彩な調査手法で企業のマーケティング活動を支援します。

調査概要

◾️調査方法:ネットリサーチ
◾️調査地域:全国
◾️対象者 :「コスモラボ」のアンケートモニター
◾️回答総数:447
◾️調査対象期間:2025年7月23日

データのご利用に関して

レポートの著作権は、コスモヘルス株式会社が保有します。

調査データの引用・転載の際は、「コスモヘルス株式会社調べ」と出典を明記いただき、

引用元として、下記リンクを記載いただきますようお願いいたします。

https://cosmolab.jp/report/sleep_2507/

また、併せて広報担当までご連絡をお願いいたします。
https://cosmolab.jp/contact

会社概要

◾社名 :コスモヘルス株式会社
◾代表者:代表取締役社長 小塚 崇史
◾本社 :東京都港区新橋1-12-9-10F
◾設立 :1984年7月1日
◾資本金:1億円
◾URL :https://www.cosmohealth.co.jp/

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https://www.cosmohealth.co.jp
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区新橋 1-12-9-10F
電話番号
03-5537-3030
代表者名
小塚崇史
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1984年07月