金融機関の3割が副業兼業仲介業の内製化に興味あり。サーキュレーションが提携先金融機関にアンケート実施
〜課題は業務負荷、人材業ノウハウ、人材データベースなどの不足〜
結果として、約2割の金融機関で人材業との提携の他に内製化の動きが出ていること、人材業内製化にあたっての課題などが明らかになりました。当社はこうした変革を積極的に志す業務提携先のニーズに応えるため、成約率の向上やさらなる内製化の支援等、幅広い形で地域金融機関と連携していきます。
■アンケートの結果
<副業・兼業仲介の内製化に3割が興味:図1左>
人材業の内製化に興味があるか尋ねたところ、46.2%はまだ方針が無い/わからないという回答でしたが、38.5%が人材紹介の内製化に興味があり、30.8%が副業兼業仲介の内製化に興味があることが分かりました。
<人材業との業務提携に留まらず、自行での内製化に既に取り組む金融機関は約2割:図1右>
また、現在取り組んでいる人材業関連業務について、61.1%が人材会社とのビジネスマッチング、55.6%と半数以上が勉強会開催にも取り組んでおり、業務提携と勉強会開催は積極的に取り入れられていることが伺えます。一方、人材業を自行だけで行う内製化に取り組む金融機関も22.2%見られました。5.6%は人材会社からの出向も受け入れていました。
図1
<課題は業務負荷、人材業ノウハウ、人材データベース:図2>
人材業関連業務に関する課題として最も多く挙げられたのは「本業と兼務で十分な時間的リソースが確保できない」で44.4%でした。次に、人材業のノウハウ不足、成約までの業務が体系化されていない、紹介したい人材がデータベースにいないなどのノウハウ・情報不足が38.9%挙げられており、効率よく人材業で成果を出すための経験・知見が必要とされていることが伺えます。
図2
<先駆けて人材業の内製化に取り組む金融機関では成約事例が出始めている>
人材業の内製化に取り組む金融機関に、内製化の進捗状況について尋ねたところ、既に成功パターンが生まれており、属人化を脱して成果創出の基盤ができている金融機関が1行、まだ属人的ではあるものの、成約事例が生まれており解決すべき課題が明確である金融機関が5行、立ち上げたばかりでまだ成功パターンや課題を特定中である金融機関が2行となりました。
図3
<アンケートの詳細はこちら>
https://prtimes.jp/a/?f=d15163-57-688049508bebea2849f0f21cc09fa955.pdf
<アンケート概要>
アンケート期間:2023年12月4日(月)〜12月15日(金)
回答者:サーキュレーションと提携する全国金融機関(銀行・信用金庫)18行庫
回答者属性:本部業務15名(83.3%)・法人向け営業(人材業メイン)3名(16.7%)
■地域金融機関×プロシェアリングでの実績について、アライアンス推進部 部長 猪俣 菜央よりコメント
2018年3月以降、金融庁は各金融機関に対して、人材紹介業を皮切りに人材派遣業や仲介業などの人材関連業を解禁してきました。一方で、上記のデータにもある通り、人材業のノウハウがなく本業と兼務で十分なリソースが割けないこと、企業の課題に対して活用可能なデータベースから適切なマッチングに繋がっていないことなどが内製化を阻む要因となっており、人材業との提携の形を取って実績を徐々に伸ばしている金融機関がほとんどであるのが実態です。
当社は「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンを掲げ、地域企業にもプロ人材の「知」を活用した変革を支援したいという想いから、創業3年目の2017年より現在まで全国に7拠点を設け、金融機関との提携を進めてきました。2021年10月末時点で71行庫と提携し、金融機関に寄せられるプロ人材へのニーズを雇用ではなく業務委託で活用できる「プロシェアリング」によって、これまで提携先金融機関と共に首都圏以外のエリアで3,500件以上(2022年12月末時点)のプロジェクトを創出し、伴走しています。
私自身も約6年間金融機関との提携に従事するなかで、金融機関の皆様が地元企業のために本気で変革し続けようとする熱意を実感してきました。出張やリモートワークをベースにして企業の変革を後押しできるプロシェアリングは地方企業と相性が良く、提携先の金融機関の皆様に驚き、喜んでいただくことも数多くあります。
サーキュレーションはこれからも、日本全国にプロ人材の経験・知見が駆け巡り、そこには各地で地域企業に長年向き合い続ける地域金融機関の皆様がいるような世界を実現すべく、より金融機関の皆様との連携を強化してまいります。
■全国エリアにおける地域金融機関と当社の取り組み(一例)
・各地の金融機関との業務提携による顧客紹介体制の構築
・支店におけるプロシェアリング勉強会の実施による理解浸透とノウハウ共有
・その他多数
また、これまで地域金融機関からのご紹介から地域企業の変革に繋がった事例の一部をホームページでも公開中です。
サーキュレーションのプロシェアリング事例はこちら:https://circu.co.jp/pro-sharing/cases/
設立10周年記念プロジェクトはこちらからもご覧いただけます:https://circu.co.jp/10th_anniversary/
プロシェアリングを活用し最適なプロ人材と共に進めていくことで、社内のリソースだけでは解決できなかった経営課題を解決することが可能となります。サーキュレーションは、全国提携先パートナーと共に、今後も外部のプロ人材を活用いただくことで、様々な経営課題を解決し、企業の変革の一助を担っていきます。
【企業概要】
会社名 株式会社サーキュレーション
公式HP https://circu.co.jp/
代表者 代表取締役社長 福田 悠
設立 2014年1月6日
所在地 東京都渋⾕区神宮前3-21-5 サーキュレーションビルForPro
「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョンのもと、外部プロ人材の経験・知見を複数の企業で活用するプロシェアリング事業を運営しています。高い専門性を有するプロ人材の経験・知見を雇用ではなくプロジェクトベースで活用頂くことで、企業の抱える課題の解決、ミッションの達成を支援します。
23,000名以上のプロ人材のリソースから、企業の経営課題・業界・成長フェーズ・社風・経営における理念・思想を鑑み、企業に最適なプロ人材を選出、課題解決プロジェクトチームを組成します。登録している20代から70代のプロ人材は、インタビューを実施し、独自の人材アセスメントにより、スキル・経験・志向性・人物について適正な評価・知見を蓄積しています。2014年設立以来、導入実績は4,716社/16,289プロジェクトを数えます。(2023年10月末時点)
【プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社サーキュレーション 広報
TEL: 03-6256-0467
FAX: 03-6256-0476
Email: public_relations@circu.co.jp
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