世界有数のストックフォトサイト「ゲッティイメージズ」食品・飲料業界で高まる「ウェルネス」への関心 消費者の共感を得られるビジュアルコミュニケーションのポイントを解説

日本の男性の58%が「より良いワークライフバランスを望んでいる」と回答

世界有数のビジュアルコンテンツクリエーターでありマーケットプレイスである Getty Images(本社:米国・シアトル、以下ゲッティイメージズ)は、ゲッティイメージズのビジュアルに関する消費者意識調査「VisualGPS」(*)に裏付けられた市場のニーズやトレンドをもとに、世界中の約60万人の契約クリエイターに対して撮影指導を行うことで、時代に合わせたコンテンツを提案しています。

*ゲッティイメージズは、世界的な市場調査会社である MarketCast社と提携し、26カ国13言語で 1万人以上の消費者と専門家を対象に調査を行い、「今、求められているビジュアルコンテンツ」を具体的な数字とともに明らかにした「VisualGPS」と呼ばれるガイドラインを作成しています。VisualGPSの詳細情報はこちらをご覧ください。

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■食品・飲料業界で高まる「ウェルネス」への関心

日本の食品・飲料ブランドでは、広告や消費者インサイトを通じて「ウェルネス」というテーマへの関心がこれまで以上に高まっています。この変化は、より広い文化的潮流を反映しています。日本の消費者、特に男性は、これまでのような「ビジネスでの成功」だけでなく、よりバランスの取れた、意味のある人生を求め始めています。ウェルネスがさまざまな業界で重要な価値となる中で、食品・飲料業界にとっても、この変化する価値観に寄り添い、オフィスの枠を超えた多様な男性像をビジュアルで表現することが求められています。

中核的側面(身体的、精神的、心理的、感情的、社会的、環境的)に基づくウェルネスの世界基準と比較すると、日本はウェルネスとライフスタイルに関して独特の視点を持っています。日本文化において、男性は一般的に生活の質などの他の尺度よりも「生きがい」(生きる理由、人生の目的)に重点を置く傾向があります。

「生きがい」のあるライフスタイルのため、日本の男性は毎日起きる理由を持つことを重視し、自らのライフスタイルに満足したいと考えています。これが、日本が世界幸福度レポートで55位にランクされている潜在的な理由の1つかもしれません。(World Happiness Report

今回は、食品・飲料業界の「男性」を起用した写真や動画などのビジュアルコミュニケーションに着目し、消費者の共感を得られるビジュアル表現のポイントついて解説します。

■よく見られるビジュアルは「ビジネスシーン」における男性

ストックフォトサイト「ゲッティイメージズ」で、日本において食品・飲料ブランドの広告に起用されている男性のビジュアルを分析したところ、最も多く使われているビジュアルは、「ビジネスやプロフェッショナルな文脈での自信ある姿」を描いたものであることがわかりました。スーツ姿の男性が、ホットドリンクを片手に歩くシーンや、パソコンを囲んで同僚と話す様子などのビジュアルがよく採用されています。

食品・飲料業界からゲッティイメージズでダウンロードされている「男性」の人気ビジュアル例

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■男性にとって「ビジネスでの成功」だけが人生で求められていない

一方で、ゲッティイメージズのビジュアルに関する消費者意識調査「VisualGPS」によると、男性は単に「ビジネスでの成功」のシーンに共感するだけではないことがわかりました。日本の男性の58%が「より良いワークライフバランスを望んでいる」と回答しています。また65%が「日常的に健康的な習慣(運動など)を身に付けたい」と考えており、68%は、「自分を表現できる趣味を優先したい」と感じていることがわかりました。日本の男性にとって、「ワークライフバランスを保つこと」と「快適な生活を送るための十分な収入」が、人生における2大優先事項であるようです。

このように、日本の男性にとっての「成功」の定義は、多様化していることがわかります。特に、6割以上の男性が望んでいる「健康的な習慣」に着目すると、42%が運動やウォーキング、スポーツなどの身体的な健康に気を配っていることがわかりました。ゲッティイメージズにおける食品・飲料業界の顧客検索でも「ウォーキング」や「ランニング」、「スポーツウェア」といったキーワードへの関心が確認されていますが、実際にダウンロードされ、企業やブランドのビジュアルコミュニケーションとして採用されているものはわずか3%で、大半が女性を描いているものであることもわかりました。

■食品・飲料業界における、ビジュアルコミュニケーションのポイント

日本の男性は、伝統的に収入やビジネスを通じた成功に焦点を当ててきましたが、幸福と生活の質がより大きな役割を果たす、よりバランスのとれた生活を求める傾向が高まっています。食品・飲料業界にとって、この変化を取り込むことは重要です。単に職業上の野心だけでなく、現代の日本人男性が重視するあらゆるものを反映することで、消費者とより有意義につながる機会が生まれるからです。

日本におけるウェルネスを視覚的に再定義するのであれば、堅苦しい会議室や役員室での真面目な表情からは、一歩踏み出す時期に来ているのかもしれません。より明るい環境や屋外での活動、喜びの瞬間を描きましょう。スポーツウェア姿の男性が友人と笑い合い、人生のささやかな出来事を祝うシーンなどでしょう。

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■VisualGPS調査概要

期間:2024月1月〜2025年6月

対象者:18歳以上の日本人500名

ご取材対象者

<VisualGPSやビジュアルインサイトに関するご取材>

▼Getty Images/iStock APACクリエイティブインサイト マネージャー 梅田律輝(うめだ・りつき)

東京を拠点に活動するビジュアルリサーチャー。Getty Imagesおよび iStockにて、ビジュアルインサイトの発信を通じ、顧客とエンドオーディエンスをつなぐコミュニケーションを支援している。これまでデータ分析、コンテンツ戦略、ブランドキャンペーンの実行を専門とするマーケターとして培った経験を活かし、ビジュアル選定の動機やビジュアル言語の変化を多角的に分析。アジア太平洋地域のブランドが、より効果的で魅力的なビジュアルコミュニケーションを実現できるよう導いている。

▼Getty Images APACクリエイティブインサイト ディレクター ケイト・ローク (Kate Rourke)

10年以上にわたる写真業界での経験と、クリエイティブおよびブランド戦略に関する専門知識を活かし、ビジュアル選択における動機を理解し、グローバルなビジュアル言語の変化を特定し、これらのインサイトを活用してGetty Imagesのビジュアルコンテンツの開発を形作り、ブランドがより良いビジュアル選択を行えるように導く。また、クリエイティブな分野における声なき声に耳を傾け、ブランドのビジュアルコミュニケーション戦略の指導と情報提供において重要な役割を果たす。アートディレクターや編集者、フォトグラファーやビデオグラファーへのブリーフィングをもとに、Getty Imagesで制作すべきコンテンツについてアドバイスを行う。

▼ゲッティイメージズとは

ゲッティイメージズは、世界有数のビジュアルコンテンツクリエイターおよびマーケットプレイスとして、世界中のあらゆるニーズに応じた幅広いコンテンツソリューションを提供しています。ゲッティイメージズiStockUnsplashのブランド、ウェブサイト、APIは、世界最高のフォトグラファーとビデオグラファーによる力強いビジュアルコンテンツを検索、購入、共有するための第一拠点として、世界各国のお客様に利用されています。約60万人のクリエイターと350以上のコンテンツパートナーと共にパワフルでインクルーシブなコンテンツを配信。毎年16万件以上のニューススポーツエンターテイメントイベントをカバーし、類を見ないほどの豊富な報道を提供しています。また、ゲッティイメージズは世界最大かつ最高レベルの民間所有アーカイブ写真を保持しており、写真創世記にさかのぼる画像の数は数百万枚にわたります。

ゲッティイメージズは、最⾼品質クリエイティブライブラリーカスタムコンテンツソリューションを通じて、お客様の創造性を⾼め、エンドツーエンドのクリエイティブプロセス全体を⽀援、あらゆるニーズに適したビジュアルを提供します。ゲッティイメージズ iStockの顧客は、許可されたコンテンツと無制限の補償、永続的かつ世界的な使⽤権に基づいてトレーニングされた⽣成 AI 技術とツールの採⽤・配給により、テキストから画像を⽣成しアイデアを練り、商⽤的に安全で魅⼒的なビジュアルを作成することができます。
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会社概要

URL
https://www.istockphoto.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区神宮前1-3-12 ジブラルタ生命原宿ビル2F
電話番号
-
代表者名
シャーリー・マコーム
上場
海外市場
資本金
1000万円
設立
1997年10月