「マネジメント層の職場づくり実態調査」第2弾結果発表 人事評価の際、部下との面談を”実施しない”管理職が最多で35%
実施する場合の時間の長さは「30分程度」が約3割で1位
「フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする」をミッションに掲げるHRサーベイクラウドサービスの株式会社シーベース(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:深井幹雄)は、マネジメント業務に携わる264名に対して「マネジメント層の職場づくり実態」に関するアンケートを実施し、回答を得ましたので、お知らせいたします。
先行き不透明な時代における企業経営や事業拡大には、従業員と組織の成長が不可欠です。その成長を牽引するマネジメント層がどのように職場づくりを行っているのか、ぜひ参考にしてみてください。
※調査結果の詳細はこちらから https://www.cbase.co.jp/news/20250331-2/

調査結果サマリー
今回の調査では、前回の調査で明らかになった「部下との目標設定」に関連して、「部下との人事評価面談」に関して調査を行いました。
全体の傾向としては「面談を実施していない」割合が35%と最も高くなりました。面談時間は「30分程度」が最も多くなりつつも「1.5時間程度」以上の回答も10%を占め、人事評価の際の面談に要している時間のばらつきがあることがわかりました。役職別では、「事業部長」が長時間の面談を実施している傾向があり、経営者・役員は面談実施率が低い結果となりました。さらに面談の目的を聞いてみると、「係長・主任」などで「人材育成(フィードバック)」がトップとなる一方で、経営者・役員では「コミュニケーション」がトップに。面談実施形式は、オンラインは25%にとどまるのに対して、約9割が対面で行っていることも明らかになりました。
人事評価面談の実施実態、目的の置き方、さらにその職場づくりへの活用方法は、役職による違いが強く影響していることがわかりました。
調査結果 詳細
設問:人事評価のための部下との面談には、どれくらい時間を割いていますか?もっとも近いものを選んでください。※複数回にわたり面談を実施する場合、合計時間を選んでください
【全体】※複数実施の場合は合計時間を選択

「人事評価のための部下との面談には、どれくらい時間を割いていますか?」という設問に対して、「実施していない」と回答した割合が最多で35%となりました。また、実施する場合の時間の長さは「30分程度」が約3割で1位となり、次点は「1時間程度」で15%と続きました。「1.5時間程度」以上の長時間をかける回答は全体の10%程度となり、人事評価の際の面談に要している時間のばらつきがわかる結果となりました。
【役職別】

役職別に見てみると、面談の実施率が高く、「2時間以上」と回答した割合ももっとも高いのが「事業部長」となりました。役職別に違いがありますが、面談を実施していない割合がもっとも高いのは「経営者・役員」という結果となりました。
【従業員規模別】

従業員規模別に見てみると、「2,000~4,999名」の規模がもっとも面談に時間を割いている結果となりました。100名~999名の間の規模感の企業も実施率は高めで、100名未満の中小企業での面談実施率が最も低い結果となりました。一方で、「5,000名以上」の大企業になると、面談実施率が下がる傾向もうかがえます。
設問:人事評価面談の実施目的として、もっとも近いものを選んでください。
【役職別】

人事評価面談の実施目的を問うたところ、「係長・主任」「課長」「部長」で「人材育成(対象者へのフィードバック)」が1位となりました。「事業部長」は「人材育成(成長機会の提供)」が約4割、「経営者・役員」は「コミュニケーション」が約3割でそれぞれトップとなりました。
役職別では、「人材育成」目的の割合の差が明らかとなり、前設問の「面談にかけている時間」との関連もありそうです。
設問:人事評価の面談の実施形式を教えてください。(複数回答可)
【全体】

面談の実施形式は、「対面」が約9割で最多となりました。評価に関する内容なので、顔を合わせての実施を重視している傾向がわかります。オンラインツールも25%が回答しましたが、通常業務での導入率と比較すると低い印象となりました。
設問:人事評価面談で実施しているものをすべて選んでください。(複数回答可)
【全体】

「経営者・役員」は「行動評価」が8割超えでもっとも高く、ほかの役職はすべて「能力評価」がトップの回答となりました。
今回の調査結果からは、役職別に人事評価の際の面談の活用方法が異なることがわかりました。人事評価は、定期的にやってくる部下にとって重要なイベントと言えます。目的をどこに据えて、どのような形式で、どのようなアジェンダで実施するのか、改めて見直してみる余地があると考えられます。
※調査結果を引用いただく際には出所として「株式会社シーベース」と明記をお願いいたします
■「データでわかる! 360度フィードバック導入状況」の調査結果も公開中
2024年度版はこちらからダウンロードできます。ぜひご覧ください。
https://www.cbase.co.jp/download/7597/
■調査概要
・調査手法:インターネットリサーチ
・都道府県:全国
・対象者、サンプル数:250サンプル
・実施期間:2025年2月
■お問い合わせ先
サービスの導入・お問合せに関しては、下記フォーム、もしくはメールにてお問い合わせください。
URL:https://www.cbase.co.jp/contact/
Email:web_marketing@cbase.co.jp

株式会社シーベース
株式会社シーベースは「フィードバックと対話で、すべての人と組織、社会をアップデートする。」をミッションに掲げ、大手企業を中心に1,000社以上が導入する360度評価システムの「CBASE 360°」、多面的に組織コンディションの把握と改善策の支援を実現する「組織診断」などの各種HRサーベイクラウドサービスを運営しています。これからも、人と組織が成長するためのDX(ODDX)を推進し、未来をリードする企業として価値を発揮していくことを目指します。
https://www.cbase.co.jp/
企業名:株式会社シーベース
代表取締役社長 CEO:深井幹雄
本社所在地:〒160−0022 東京都新宿区新宿2−8−8 ヒューリック新宿御苑ビル7F
事業内容:360度評価システム「CBASE 360°」の提供、HRタレントマネジメントクラウドサービスの提供、HRサーベイクラウドサービスの提供、各種サーベイクラウドサービスの提供、人材および組織開発サービスの提供
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