【秋田県初】学力テストで測れない「課題解決力」などを、AIを活用して測る「Ai GROW」を、秋田県立秋田中央高等学校が有償導入
6月13日(木)に高校1年生210名が受検予定
Institution for a Global Society株式会社(本社・東京都渋谷区、代表取締役社長 福原 正大、以下「IGS」)は、従来の学力テストでは測れない生徒の「資質・能力」をAIの活用で客観的に可視化する「Ai GROW(アイ・グロー)」を、秋田県立秋田中央高等学校に秋田県初の事例として有償導入いただいたことをお知らせします。43都道府県目の導入となります。
6月13日(木)15:15より、高校1年生210名が「Ai GROW」を受検予定です。(取材可)
「Ai GROW」導入背景
■「探究する学校づくり」を通して、「課題発見能力」・「課題探究能力」・「多様な発信力」を育成
秋田県立秋田中央高等学校は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校となって12年目(第Ⅲ期2年目)を迎えます。SSHは、先進的な理数系教育や、文理融合領域に関する研究開発を行う高校を、文部科学省が指定して原則5年間支援するものです。
同校は「探究する学校づくり」に向けて、SSHの対象を全生徒とし、全教科にわたって生徒たちが課題意識をもちながら、社会課題を掘り起こし、解決しようとする機会を与えることを目指しています。具体的には、秋田県立大学との「研究室インターンシップ」や、秋田県内のすべての高校に呼びかけた「秋田県 高校生探究発表会」開催、各種大会・コンテストへの参加(2023年度は7件)をはじめとした、様々な独自の教育施策を行っています。これらの取り組みを通して、生徒の「課題発見能力」・「課題探究能力」・「多様な発信力」の育成を図っています。
■「正解のない問題に取り組む力」だからこそ、従来の学力テストでは測れない
「課題発見能力」・「課題探究能力」・「多様な発信力」は、「非認知能力」が含まれます。「非認知能力」は、現代の不確実で変化の速い時代を生き抜き、幸せな人生を切り拓くために必要な力と言われています。一方で、「非認知能力」は、正解を問う従来の学力テストに比べ評価基準が曖昧になりやすく、多様な能力を含むため測定が難しいとされてきました。そのため、教育現場においても、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することの負荷が高いことが課題とされています。
同校においても、SSHの教育効果を検証するために、「課題発見能力」・「課題探究能力」・「多様な発信力」の能力測定を客観的に行う方法を模索する中で、生徒や職員へのアンケート調査結果の分析や、他社の外部指標を活用するなどを試みるも、客観性や運用面での使いづらさなどの課題がありました。そこで、昨年度、補助金利用により、非認知能力を中心とした多様な能力を客観的に測るIGSのツール「Ai GROW」をトライアル導入いただき、課題解決の実感を得て、この度の有償導入につながりました。
〇秋田県立秋田中央高等学校 SSH事業主担当 伊藤英先生 コメント
「昨年1年間、補助金を活用して「Ai GROW」を使用しました。年間を通して行われるSSH事業の節目にAi GROWの測定を入れることで、事業前と事業後の生徒の変化を捉えることができました。これにより、各事業のより客観的な評価ができるようになり、また、個々の生徒のさまざまな能力の伸長の様子をより詳細に把握することができるようになりました。」
「Ai GROW」とは
■「見えない学力」の可視化と教育効果の科学的検証を可能に
IGSは、「Ai GROW」を2019年4月にリリースして以来、国内外の小学校・中学校・高等学校350校以上への導入を進めてまいりました。この度の秋田県への導入で43都道府県目となります。なお、同県では秋田中央高等学校と同じ、SSH指定校の秋田県立横手高等学校での導入も決まっております。
「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れています。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、25種類もの能力を公正に可視化することができます。(特許第6589257号)
加えて、「Ai GROW」では、受検回数によらず年間の利用料を一定としており、生徒の能力やその変化を定期的に測定することが可能です。これにより、測定した能力データを活用し、「どのような教育活動が、どのような能力育成に貢献したのか」を効果検証することができます。例えば、文化祭の前後にAi GROWを受検することで、生徒が文化祭を通して具体的にどのような能力を伸ばしたのかを可視化することが可能です。
APPENDIX
■「Ai GROW」とは
児童・生徒同士の評価にAIの補正を加え、「非認知能力」を含む25種類もの能力を公正に評価するツールです。2019年4月にリリース以降、国内外の小学校・中学校・高等学校350校以上、43都道府県へ導入されています。
・「Ai GROW」サービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow
■秋田県立秋田中央高等学校 概要
1920年に設立された土崎町立実科高等女学校を前身とし、100年以上の歴史と伝統を誇る、公立高等学校です。26,000名を超える卒業生は,県内外のあらゆる方面で社会の中核として活躍しています。平成29年に竣工となった新校舎で,校訓「自主,友愛,躍進」のもと,現在600有余名が文武両道の理想を日々追求しており,秋田市北部地域を拠点とする進学の中心校として前進し続けています。
秋田県が設置する高等学校における「進学の中心校としての役割を果たす学校」(計10校)の1校。2013年に文部科学省スーパーサイエンスハイスクール (SSH) 指定校となり、2018年に2期目、2023年に3期目の指定を受けています。
所在地:〒011-0943 秋田県秋田市土崎港南三丁目2番78号
設立:1920年
学校サイト:https://akitachuo-h.jp/
■Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を企業パーパスに掲げるHRTech/EdTech企業。2021年12月29日に東証マザーズ市場(現・グロース市場)に上場。
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F
設立:2010年5月
資本金:97百万円
事業内容:AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供
コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/
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