「はたらくソーシャル・リスニング(25年度上半期)」を発表 「年収の壁」への関心が続く — 制度改正への“戸惑い”と”期待“が交錯
就活時の採用ハラスメントも話題に — 売り手市場の中で問われる企業姿勢
株式会社パーソル総合研究所(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩田 亮)は、生活者の生の声をもとに「はたらく」に関するトピックスのトレンドを可視化する「はたらくソーシャル・リスニング(2025年度上半期)」を発表いたします。(分析対象期間:2025年4月~2025年9月)
本調査では、SNS・ブログ・レビューサイト・掲示板など、国内10万のソーシャルメディアから取得した「はたらく」に関する投稿(サンプリングデータ)を定期的に分析するもので、2025年度上半期の調査では、24年度下半期に引き続き「年収の壁」への関心が高く、今回も最多の増加率を記録しました。社会保険の適用拡大にともなう制度変更に対して、戸惑いや不安、制度への疑問、期待など、さまざまな声がSNS上に広がりました。
また、ランキング2位には「レディネス」が浮上。DX推進や人的資本の開示が進む中で、個人の学習や成長に対する変化対応力(準備状態)を測る指標として、注目が高まりました。
さらに、2025年卒の内定率が過去最高を記録したことを背景に、学生が企業を選ぶ売り手市場が加速。採用時の対応や面接官の言動に対する投稿が増加し、「就活セクハラ」など、企業の姿勢が問われるテーマにも関心が集まりました。
■2025年度上半期の投稿増加率上位10ワード

■2025年度上半期の投稿増加率上位ワード (上位11-20位)
2025年度上半期において、前年同期からの投稿増加率が高かったトピック10~20位は以下。

■25年度上半期のピックアップ・トレンド
1. 「年収の壁」見直しの議論が引き続き話題に

2. 「レディネス」・「非認知能力」の話題が増加

3. 「就活」関連の話題

■2025年度上半期の投稿減少率上位ワード
2025年度上半期において、前年同期からの投稿減少率が高かったトピックは以下。

●本調査を引用いただく際は、出所として「パーソル総合研究所」と記載してください。
●構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。
■調査概要

■【株式会社パーソル総合研究所】<https://rc.persol-group.co.jp/>について
パーソル総合研究所は、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームとして、調査・研究、組織人事コンサルティング、人材開発・教育支援などを行っています。経営・人事の課題解決に資するよう、データに基づいた実証的な提言・ソリューションを提供し、人と組織の成長をサポートしています。
■【PERSOL(パーソル)】<https://www.persol-group.co.jp/>について
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
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