広島市立広島特別支援学校の生徒が制作した“福笑い”などをカンボジア難民キャンプへ

「世界とつながる学び」TEAM JAPANの教材で、避難民の子どもたちに“学び”と“笑顔”を届ける

特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト

 特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト(代表:中村雄一/千葉県松戸市)は、2025年12月27日〜2026年1月5日の日程で、カンボジア・シェムリアップ州を中心とする避難民支援活動(教育支援・食糧支援・炊き出し等)を実施しました。今回の支援には、広島市立広島特別支援学校の生徒が「講演会で知った世界の現状」に対し、“今、自分にできること”として制作した福笑い・版画・プレゼント袋等の教材・作品が活用され、現地の子どもたちの授業・遊び・交流の場を支えました。 

 また本活動には、広島市立広島特別支援学校の福富茂樹教諭、山形県遊佐町立遊佐中学校の今野大輔教諭が、事前研修を経て「なかよし学園チーム」として現地に同行。教材の実装・授業運営・配布支援に参画しました。現地での活動は現地パートナー団体からの要請により企画され、安全管理と状況把握を密に行い、国際教育支援NGOとして現地住民に大きな効果を達成しました。

広島特別支援学校の生徒が作成した「福笑い」

背景情報:国境地帯の緊迫と、子どもたちに届く“支援の空白”

 2025年は、タイ・カンボジア国境をめぐる衝突が断続的に報じられ、空爆を含む軍事行動や大規模な避難が発生しました。12月27日には両国が停戦に合意し、報道では「20日間の戦闘で多数の死傷者が出て、50万人超が避難した」と伝えられています。
 他方、別報道では避難規模がさらに大きい可能性にも触れられており、情勢の不安定さが地域住民、とりわけ子どもたちの学習・生活機会を奪い続けています。 

ミサイル攻撃を受けた住民
ミサイルから避難する防空壕

今回の空爆を描いた絵画

 こうした「ニュースで知る出来事」が、日本の教育現場では“遠い国の出来事”として流れやすい一方、なかよし学園は、国内の学校が制作した教材を実際の現場で活用し、現地からのフィードバックを学期内に学校へ還す循環(CoRe Loop)によって、児童生徒が“当事者として平和構築に関わる学び”へ転換していく仕組みづくりを進めています。 

世界の情報をなかよし学園から学び、現地に通用する教材制作を行う生徒たち
グローバル探究学習の新たな形として教師・生徒ともに好評を得ている

広島市立広島特別支援学校:「聞いて終わり」にしない、“行動する平和教育”

広島市立広島特別支援学校では、講演会をきっかけに、生徒が「今、自分にできること」を具体的な制作物へ落とし込みました。福笑い、版画、プレゼント袋などの作品は、遊びや学習の導入教材として活用でき、言語や年齢を超えて“関わり”を生むツールとなります。こうして生徒の学びは、寄付ではなく「教育として現地で実装される教材」として、難民キャンプの子どもたちへ届けられました。

戦禍に怯える子どもたちに特別支援学校の生徒たちの教材が笑顔を届けた

現地支援(12/27〜1/5)の概要:教育支援・炊き出し・地雷啓発授業を実施

なかよし学園は、シェムリアップ州の避難民が集まる寺院等を拠点に、以下の支援を実施しました。

・避難民児童生徒への教育支援(教材を用いた授業/交流プログラム)

・避難民への食糧支援・炊き出し(おにぎり等を含む)

・地雷啓発を含む学習機会の提供(地域の安全課題を“学び”に変換)

福笑いで教育支援を行う
地雷啓発授業
車椅子バスケット体験
食糧支援活動

今回の活動地

バンテアイスレイ(Preah-Dak寺院 等)/Chi Kraeng(寺院拠点)/Anlong Veaeng(空爆被害地域周辺)/シェムリアップ市内学校支援 ほか

子ども達に笑顔を届ける支援活動

現地パートナー REN REASKA コメント

 現地で支援を担うパートナー REN REASKA は、「破壊や避難が続く中で、日本の子どもたちが“私たちを見捨てない”というメッセージを教材として届けてくれたことが、避難民の勇気と希望になった。事実を知り、平和のために行動してほしい」と語りました。

今後:学校へ“フィードバック”を還し、学びを次の探究へつなげる

本活動の内容は、3学期に広島市立広島特別支援学校へ報告・フィードバック講演として還元し、生徒一人ひとりが「自分の学びが、誰かの役に立った」という実感を次の探究・進路・自己効力感へ接続できるよう支援します。 

広島特別支援学校はルワンダに続きカンボジアでの活動を行なった。これからが楽しみだ。

関連情報

広島市立広島特別支援学校の取組(PR TIMES):

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000166170.html

カンボジア緊急支援(PR TIMES): 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000166170.html

◆代表メッセージ

「支援は“遠い誰かのため”ではなく、子どもたち一人ひとりが“当事者として世界とつながる”学びです。広島の生徒が作った福笑いが、難民キャンプの子どもの笑顔を生み、その笑顔がまた日本の教室へ還ってくる。こうした往還の中で、平和は“願うもの”から“つくるもの”へ変わっていくと信じています。」

難民の方々を励ます中村雄一代表

◆団体概要

特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト
代表者:理事長 中村 雄一
所在地:千葉県松戸市
活動内容:世界10カ国の紛争地・貧困地域での教育支援/日本全国の学校と海外をつなぐ「世界とつながる学び」プロジェクト運営/国連・ウィンザー城等での平和教育発信 ほか 

◆お問い合わせ先

特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト
担当:中村 里英
E-mail:peace.office@nakayoshigakuen.org
URL:http://www.nakayoshigakuen.net/npo/

すべての画像


会社概要

URL
http://www.nakayoshigakuen.net/npo/index.html
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844
代表者名
中村雄一
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年04月