通販事業者の「約半数の49.7%」がECシステムと通販業務システムを別々に運用

別システム運用で「二重入力」「データ連携」が現場の負担に

株式会社エルテックス

今回の調査でわかったこと

ECと通販業務を別システムで運用する際の課題は、システムとシステムの“間”に生じる負荷として表れていることが見えてきました。

  •  同一システム運用では、「顧客情報の一元管理」「二重入力や手作業の削減」「受注・在庫・出荷情報のスムーズな連携」など、情報や業務をつなぐことによる効果が上位となりました

  • 一方、別システム運用では、「二重入力・手作業」「データ連携の不具合やタイムラグ」「受注・在庫情報の連携の手間」など、システム間をつなぐ部分で発生する負荷が上位となっています

  • こうしたシステムの分断は、マーケティングでは改修・保守コスト、オペレーションでは作業負荷、情報システムでは連携品質と、職種によって異なる形の課題として現れていることも特徴です

2026年版調査結果の概要 

ECサイト構築/通販システム構築・支援を主要事業として手掛けている株式会社エルテックス(本社:神奈川県横浜市保土ヶ谷区 代表取締役社長 森久尚 以下、エルテックス)は、EC・通信販売事業関与者の実態調査、「通販事業者のECシステムと通販システムの利用実態」2026版を発表しました。

EC、通販システム利用の実態

・ECシステムと通販業務システムを「別々のシステムで運用」している通販事業者は49.7%で最多、「同一のシステムで運用」は33.3%

・年商100億円以上では、別システム運用が60.9%と全体を11.2ポイント上回り、統合運用は28.3%にとどまりました

同一システム利用の効果・メリット

・同一システムの効果・メリットは、全体では「顧客情報を一元管理できている」が67.0%で最も高く、次いで「二重入力や手作業が少ない」54.0%、「受注・在庫・出荷情報の連携がスムーズ」47.0%

・職種別では、マーケティングは「顧客情報の一元管理」75.8%、オペレーションは「情報連携がスムーズ」「二重入力や手作業が少ない」がともに66.7%、情報システムは「顧客情報の一元管理」65.1%が最も高くなっています

別システム運用の課題

 ・別システム運用の課題は、全体では「二重入力の手間や手作業が発生している」が45.6%で最多、次いで「データ連携の不具合やタイムラグがある」37.6%、「受注情報・在庫情報の連携に手間がかかる」34.9%

・職種別では、マーケティングは「システム改修・保守コストが高い」45.8%、オペレーションは「二重入力」55.4%、情報システムは「データ連携の不具合やタイムラグ」51.1%が最大の課題

通販とECに関する調査レポート・コラム 

通販調査から考察できるトレンドなどをまとめたコラムはこちらで読むことができます。 

https://dc.eltex.co.jp/research_column/

「通信販売事業関与者の実態調査2026」各項目の説明とグラフ

 1)  ECシステムと通販業務システムは「別システム運用」が49.7%

質問項目)

あなたの会社または事業所では、ECシステム(ECサイトおよびその管理機能)と、通販業務システム(電話・FAX・ハガキ等の受注管理、コールセンター業務、顧客管理等)をどのように運用していますか。最も近いものをひとつだけお選びください。(単一回答)

◇回答に見る特徴

ECシステムと通販業務システムを別々に運用する事業者が約半数を占め、同一システムでの運用を上回りました。

このことから、ECと通販業務をそれぞれ異なる仕組みで支える運用が、通販事業者に広く存在していることがわかります。

年商別に見ると、特に100億円以上の事業者では別システム運用の割合が高く、同一システム運用は3割を下回りました。

一方、1億~100億円未満の2区分では同一システム運用の割合に大きな差は見られませんが、10~100億円の年商レンジでの「ECシステムのみ利用している」が14ポイントと目立っています。

事業規模が大きくなるほど一律に別システム化が進むというより、100億円以上の層でシステム分離がより顕著になる点が特徴的です。事業規模の拡大に伴う業務や販売チャネル、既存システムの複雑化などが、システム構成に影響している可能性もうかがえます。

2) 同一システムの効果・メリットは「顧客情報の一元管理」がトップ


質問項目)

あなたが回答した「ECシステムと通販業務システムを同一のシステムで運用している」について、効果やメリットを感じていることをお選びください。(複数回答)

◇回答に見る特徴

同一システム運用のメリットは、単にシステムをひとつにすること自体ではなく、「情報をまとめる」「作業を減らす」「業務をつなぐ」ことに強く表れました。 顧客情報の一元管理に加え、二重入力・手作業の削減、受注・在庫・出荷情報のスムーズな連携が上位となっています。

また、職種によって評価するポイントには明確な違いが見られます。

マーケティングでは顧客情報の一元管理、オペレーションでは情報連携や手作業の削減が特に高く、同じシステム統合でも、部門によって実感するメリットが異なることがわかります。

一方、「新しい施策や販売チャネル追加がしやすい」は全体で相対的に低く、統合の効果は新たな施策への拡張性よりも、まず現在の業務を正確かつ効率的に回すことに強く認識されていることがうかがえます。

3) 別システムの課題は「二重入力・手作業」が45.6%

質問項目)

あなたが回答した「ECシステムと通販業務システムを別々のシステムで運用している」について、課題に感じていることをお選びください。(複数回答) 

◇回答に見る特徴

別システム運用の課題は、システムそのものの機能不足よりも、システムとシステムの“間”で発生する負荷に集中しています。二重入力・手作業、データ連携の不具合やタイムラグ、受注・在庫情報の連携などが上位となり、システム間をつなぐ作業や運用が負担になっていることがうかがえます。

さらに職種別では、マーケティングは改修・保守コスト、オペレーションは二重入力・手作業、情報システムはデータ連携の不具合やタイムラグを最大の課題として挙げています。同じ「システムの分断」が、マーケティングにはコスト、業務部門には作業負荷、情報システムには連携品質の問題として現れている点が特徴的です。

一方、「新しい施策や販売チャネル追加に時間がかかる」は相対的に低く、将来の拡張性よりも、日々発生する入力・連携・保守といった足元の運用負荷のほうが、課題として強く認識されている結果となりました。

4) 統合運用と別システム運用の対照

回答結果を対照すると、統合運用で評価されている効果と、別システム運用で認識されている課題は、相対する傾向がみられました。

観点

同一システムの効果・メリット

別システムの課題・デメリット

顧客・データ管理

顧客情報を一元管理できている(67.0%)

情報連携に手間がかかる(34.9%)

受注・在庫・出荷連携

情報の連携がスムーズ(47.0%)

情報連携に手間がかかる(34.9%)

入力・作業負荷

二重入力や手作業が少ない(54.0%)

二重入力や手作業が発生(45.6%)

改修・保守

改修・保守がしやすい(39.0%)

改修・保守コストが高い(33.6%)

部門間連携

部門間で情報共有しやすい(30.0%)

部門間で情報共有しにくい(18.1%)

調査概要

調査エリア:         全国

調査対象者:         楽天インサイト保有の調査パネル(ビジネスパネル)

           年商規模1億円以上(1~10億円未満:68、10~100億円未満:186、100億円以

           上:46)の通販事業に携わる1~3の職種の、会社役員、社員、派遣社員、個人事

           業主

         1.  マーケティング・広告・宣伝

         2.  業務(受注、決済、配送、その他の業務)

         3.  情報システム

調査方法:            ネット方式による、アンケート調査

調査期間:            2026年7月2日~6日

回収サンプル数:   300( 調査対象者 1.マーケ:100  2. 業務 :100  3. 情シス :100 )

調査主体:            株式会社エルテックス http://www.eltex.co.jp/

調査実施機関:      楽天インサイト株式会社

株式会社エルテックスについて

会社概要

商 号         株式会社エルテックス  (ELTEX, Inc.)

本 社         横浜市保土ヶ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパーク イーストタワー 14階

                  URL: http://www.eltex.co.jp

設 立         1985年(昭和60年)12月14日

資本金         1億円

代表者         代表取締役社長 森久尚

事業年度      7月1日〜6月30日

売上高         37億円

従業員数    152名(内技術職115名)

資格保有数 高度情報処理技術者:90 

      公認会計士:1 中小企業診断士:1  

認 定       ISO9001(QMS) JQA-QMA14486 (財)日本品質保証機構

        ISO/IEC 27001(ISMS) JQA-IM0924 (財)日本品質保証機構

          ISO/IEC 27017(ISMSクラウドセキュリティ認証)JQA-IC0033 (財)日本品質保証機構

        ※対象サービス【eltexCloud(Iaas及びマネージドサービス)】

        JIS Q 15001(Pマーク) 10821894  (財)日本情報経済社会推進協会

        電気通信事業者 A-23-11961 総務省

        健康経営優良法人2026(大規模法人部門)日本健康会議

        横浜健康経営認証「クラスAAA」横浜市

        横浜市SDGs認証制度 Y-SDGs【上位】「Superior(スーペリア)」横浜市

        かながわSDGsパートナー(第7期)神奈川県

事業内容

【EC/通販システム構築・支援事業】 

EC/通販統合システム構築サービス (eltexDC)https://dc.eltex.co.jp/ 

ECサイト構築サービス (eltexDC)  

ECサイト分析・プロモーションサービス (eltexCX)  https://dc.eltex.co.jp/products/services/ 

EC/ICT関連サイト分析・改善サービス(eltexUXD)https://dc.eltex.co.jp/products/services/

 【データセンター事業】 

インフラトータルソリューション (eltexITS)https://dc.eltex.co.jp/products/services/ 

 【メール配信事業】 

ショートメッセージ配信サービス(eltexSMS)http://www.eltex.co.jp/service/product/eltexsms/ 

メール配信サービス(eltexCX)https://dc.eltex.co.jp/products/services/

 【商品情報管理システム事業】 

AI搭載クラウド型商品情報管理サービス(HANABI Data)https://hanabidata.jp/

 【運用支援事業】 

コールセンターサービス 

コンテンツマネージメントサービス

 (   )は主要なプロダクト/サービス

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株式会社エルテックス

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URL
http://www.eltex.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市保土ケ谷区 神戸町134番地 横浜ビジネスパーク イーストタワー 14階
電話番号
045-332-6655
代表者名
森 久尚
上場
未上場
資本金
1億円
設立
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