【調査報告】人的資本経営は“設計”の不足がボトルネック、「4レイヤーの抜け」と“どうすれば良いか分からない”停滞
— DX総合EXPO「JAPAN FUTURE GATE」出展事後報告:会場アンケート(少数回答)と現場の声からの示唆 —
知識表現AIを用い、会話・文章情報から組織課題を可視化するコグニティ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:河野理愛、以下「コグニティ」)は、2026年2月25日(水)〜27日(金)に幕張メッセ3ホールで開催された「DX総合EXPO」内の特設展示エリア「JAPAN FUTURE GATE(以下JFG)」に出展し、人的資本経営に関する会場アンケートおよび調査レポートの配布を実施しました。
会期中、当社ブースでは人的資本経営の説明に関心を示す来訪者が多く、アンケートには17名が協力してくださいました。そこでの直接の会話では、人的資本経営の知識有無にかかわらず、4レイヤーで整理する考え方と、COG-SUITEのサービス群を用いることで“設計可能な形”に落とし込める点に対し、強い驚きと関心が寄せられました。

■ 出展概要
コグニティはJFGエリアにブースを設け、人的資本経営を「4つのレイヤー」で整理する考え方と、COG-SUITEを構成するCOG-EVIDENCE/COG-TRACKINGを用いた「課題抽出→施策設計→定着・改善」の流れを、来訪者のテーマに合わせて個別に説明しました。会期中は人的資本経営に関するアンケート(キーワード選択式)を行い、あわせて「人的資本経営」「株価が動く、株主総会とは?」「技術で語る企業価値」などの調査レポートの配布も実施しました。

■ JFG入場者数

|
DAY1 (2/25) |
DAY2 (2/26) |
DAY3 (2/27) |
|
|
入場者数 |
237人 |
320人 |
262人 |
表:JFG入場者数(主催者発表)
【表の見方】 JFG入場者数を日別に示します(DX総合EXPO全体の来場者数ではなく、JFGゲート通過者数)。
【読み取れること】 1日目 237人、2日目 320人、3日目 262人で、累計は819人でした。
【示唆】 JFGは“会場内の特設エリア”として、入場動機の設計が重要であり、エリア内の各ブース来訪は「短時間で濃い対話」に寄りやすい可能性があります。本リリースは、限られた接点の中で得られた反響を、現場の兆候として整理するものです。
■ 会場アンケートが示した「組織運用×価値創出」への関心
本アンケートは、ブース来訪者が「自社の職場での課題」に近いキーワードを選ぶ方式で実施しました。回答数は表の通り少数であり、統計的代表性を意図したものではありません。あくまで会期中に得られた“現場の兆候”として整理します。


|
レイヤー1 |
レイヤー2 |
レイヤー3 |
レイヤー4 |
|---|---|---|---|
|
採用・定着・離職・配置・育成・スキル・評価・納得感・エンゲージ・マネジメント負荷・メンタル |
連携・サイロ・情報共有・引き継ぎ・属人化・標準化・再現性・会議過多・意思決定停滞・心理的安全性 |
優先順位・施策分散・方新進党・戦略整合・KPI設計・変革推進・責任・効果検証・コンプライアンス |
生産性・品質・顧客満足・売上・利益・継続率・ブランド・採用力・投資家説明・開示・知的財産 |
表:各レイヤーで示したキーワード
【表の見方】 4つの欄は、人的資本経営をコグニティが整理した4レイヤー(人・組織・戦略整合・価値創出)に対応するキーワード群です。得票は、来訪者が関心のある(課題と感じる)キーワードが含まれる群を選択する方式で行いました。
【読み取れること】 投票は「組織の運用・連携(サイロ、情報共有、引き継ぎ、標準化、再現性、心理的安全性など)」および「価値創出・成果(生産性、品質、顧客満足、売上・利益、開示など)」側に寄る場面が見られました。一方で「戦略整合(優先順位、方針浸透、戦略整合、KPI設計、変革推進など)」は相対的に選ばれにくい傾向がありました。
【示唆】 人的資本経営の議論は“戦略(レイヤー3)”に寄せて語られがちですが、現場では「組織の運用(レイヤー2)」と「価値創出・開示(レイヤー4)」の設計が置き去りになりやすい可能性があります。4レイヤーで抜けを可視化し、施策の優先順位と運用設計に接続することが、導入・定着の近道になり得ます。
■ 現場の反応:“4レイヤーの抜け”と設計不在の停滞感
(※発言は趣旨を損なわない範囲で要約しています)
会期中のブース来訪者との対話では、人的資本経営の知識有無にかかわらず、次のような反応が複数見られました。
-
先程聞いた講演では、レイヤー2(組織の運用)とレイヤー4(価値創出・開示)が抜けていたように感じた。
-
人的資本経営は知っているが、「設計できる」という発想に驚いた。
-
人的資本経営は知っているが、設計ができるとは知らなかった。
-
人的資本経営は、多くの企業が“どうすれば良いか分からない”状態に見える。
また、配布した調査レポートについて「じっくり読んでみる」と述べる来場者が複数おり、技術の詳細を理解していなくても、考え方(4レイヤー)と設計可能性が直感的に伝わる点が特徴的でした。

■ コグニティの示唆
人的資本経営は、施策の数を増やすことではなく、現場(人・組織)の課題を抽出し、組織施策に結びつけ、企業戦略との整合を取り、価値創出へ接続していく“設計と運用”の取り組みです。今回の会場での反響は、人的資本経営が「概念としては知られている」一方で、実務では「“設計に落とせない”ことによる停滞」が生じている可能性を示唆しています。
コグニティは、会話・文章などの定性データを構造化し、改善に使える指標と行動に落ちる示唆へと変換することで、課題抽出から施策設計、定着・改善サイクルまでを支援してまいります。
■ レポート提供
会期中に会場で配布した調査レポート「人的資本経営-何から手を付けるべきか?-」の内容は、サイトからダウンロードして頂けます。
入手をご希望の方は、下記よりダウンロードしてください。
*ダウンロード:https://cognitee.com/cta/surveydl

■ トライアルのご案内:Baseline Review機能
コグニティは、会話・文章などの定性データを、独自の構造化技術により「改善に使える指標」と「行動に落ちる示唆」に変換する分析サービスを提供しています。商談・会議・社内共有・研修・顧客対応・IRなど、目的に応じてコミュニケーションの“伝わり方”と“成果につながる要因”を可視化し、改善のための施策と優先順位を提示します。
その入口として、短期間で現状課題と改善の方向性を把握できる「Baseline Review(お試し)」を5万円(税別)で2026年1月27日に提供開始しました。パフォーマンスが良いトーク/悪いトークの違い(構成、論点の置き方、説得の流れ等)や、最終版の再レビュー(Before/After比較)として、録画・音声・書類等を2本ご提出いただき、分析結果とブリーフィング1時間でフィードバックします(個人利用の場合は、ブリーフィングに代わりメールまたはオンラインセミナーで実施)。

申込ページ:https://cognitee.com/baseline-review-cog-evidence
【コグニティ株式会社 会社概要】
◯ 社 名 :コグニティ株式会社
◯ パーパス :技術の力で、思考バイアスなき社会を。
◯ 事業内容 :定性情報の定量化技術を使った組織分析サービス
◯ 本 社 :〒140-0015 東京都品川区西大井一丁目1番2-208号
◯ 設 立 :2013年3月28日
◯ Web :https://cognitee.com/
◯ 資本金 :6億円(準備金含む)
◯ 従業員 :71名(リモートワーカー含む)
◯ 代表者 :代表取締役 河野 理愛
◯ 受賞歴他 :
■EY Innovative Startup エンタープライズ部門受賞(2019)
■第11回 HRアワード 人材開発・育成部門 最優秀賞(2022)
■第22回 一般社団法人日本テレワーク協会 テレワーク推進賞 優秀賞受賞(2022)
■第3回TOKYOテレワークアワード 推進賞(2023)
■一般社団法人生成AI活用普及協会協議員(2023〜)
本件に関するお問合せ
コグニティ株式会社 広報担当:奥井
Email: okuinagisa@cognitee.com TEL: 03-4212-8445
すべての画像
