通信ネットワーク機器の大容量・高速化および鉛フリーはんだに対応する耐熱性を実現

パナソニック電工株式会社

通信ネットワーク機器の大容量・高速化および鉛フリーはんだに対応する耐熱性を実現
「MEGTRON4」を世界同時発売
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パナソニック電工株式会社は、ミドルレンジのサーバやルータなどの通信ネットワーク機器における信号の大容量・高速伝送に適し、鉛フリーはんだにも対応する多層プリント配線板用材料「MEGTRON4」(メグトロン フォー)の開発に成功し、グローバルでの採用拡大を図るため、当社では初めて、2009年6月20日に世界同時に発売をします。
 インターネットの動画など、大容量の情報を送受信するためには、高速かつ効率的に電気信号を伝送する必要があり、ネットワーク機器に搭載されるプリント配線板には、低誘電率(※1)、低誘電正接(低伝送損失)(※2)などの特性が求められています。また、環境対応として、鉛フリーはんだの採用が拡大する中、より高い耐熱性が求められています。当社は先進の樹脂設計・配合技術を駆使することで、困難とされていた「高速伝送特性」と「高耐熱性」の両立を実現し、加えて、高多層化への対応とコストパフォーマンスに優れたプリント配線板用材料「MEGTRON4」の製品化に成功しました。

 MEGTRON4は、既にハイエンドのネットワーク機器を中心に採用が拡大しているMEGTRON6での実績を生かして、ミドルレンジのネットワーク機器を中心にユーザーでの認定活動を推進することで、2012年度には同製品で36億円/年の販売を目指します。
同製品は「JPCAショー2009」(2009年6月3日(水)~5日(金)於:東京ビッグサイト)に出展します。

製品名 : 低誘電率・高耐熱多層プリント配線板用材料 「MEGTRON4」
品 番 : R-5725(銅張積層板), R-5620(プリプレグ)
発売日 : 2009年6月20日
販売目標 : 36億円/年(2012年度)

※1 : 信号のスピードを表す指標で、低いほど高速伝送に適している。
※2 : 信号伝送の際の損失(ロス)を表し、値が小さいほど効率的で信号伝送時のロスが少ない。



■ 主な特長

(1) 大容量・高速伝送に適した低誘電率(3.8)、低誘電正接(0.005)を実現(1GHz)
(2) 耐熱性に優れる(熱分解温度 約45℃向上/当社一般材比較)
(3) 鉛フリーはんだ実装にも対応可能な、優れたはんだ耐熱性


■ 主な用途

 ミドルレンジのサーバ、ルータなどの通信ネットワーク機器など


■ お問い合わせ先

パナソニック電工株式会社 電子材料本部 戦略事業企画室(広報担当) 
TEL 06-6908-1131(大代表) 受付(平日のみ) 8:45~17:30
電子材料本部サイト http://panasonic-denko.co.jp/em/

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会社概要

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URL
http://panasonic-denko.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1048
電話番号
06-6908-1131
代表者名
長榮 周作
上場
未上場
資本金
-
設立
-