【導入事例】高級レザーブランド「yuhaku(ユハク)」がクラウド型小売基幹システム「RECORE」導入
~ 店舗とECの境界をなくし、次世代リテール体験を実現 ~

株式会社NOVASTO(本社:大阪府吹田市、代表取締役:佐藤秀平)が提供する、小売・リユース業界特化のクラウド型基幹システム「RECORE(リコア)」が、高級レザーブランド「yuhaku(ユハク)」を展開する株式会社ユハク(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:仲垣友博)に導入されました。
本導入により、yuhakuでは従来の複数システムで構成されていた業務基盤を、RECOREとShopifyに統合。POS・在庫・顧客情報・ポイント・CRMといった基幹業務を一気通貫で運用できる体制を構築しました。特に、Shopifyとの高い連携性を活かして、BOPIS(EC注文 → 店舗受取)やポイント連携、店舗在庫のEC出品など、オムニチャネルを前提とした販売・接客の環境が低コストかつ安定的に実現されています。
■ 導入の背景:情報分断と高コスト構成がブランド拡大の阻害要因
yuhakuでは、実店舗とECを併用したブランド運営を行うなかで、下記のような複雑なシステム構成と業務上の課題が顕在化していました。
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店舗ではタブレットPOS、別のECカートシステムを利用していたが、うまく連携しておらず顧客・マスタ・在庫データが分断されて管理
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各システムを繋ぐ中間連携ツールやBI分析ツールが乱立し、月額30万円以上のシステムコスト
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システムごとに担当が分かれ、オムニチャネル/CRM設計が一元的に行えない状態
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サポートも各ツールごとになり、統合的なオムニチャネル設計を支援してもらえる伴走体制がなく、各システムを活用しきれていない
その結果、データ活用が進まず、店舗ごとの在庫状況や販売情報を把握・連携できないなど、販売機会のロスや非効率な業務が発生していました。
■ RECORE導入によるオムニチャネル基盤の構築とコスト最適化

RECOREの導入により、yuhakuでは以下のようなオムニチャネル/CRM体制を実現しました。
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POS、在庫、顧客管理、ポイント、CRMの一元化
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全店舗にRECORE POSを導入し、他店舗の在庫が簡単に確認可能に
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店頭在庫のEC併売がPOSから可能に
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店舗とECをまたいだ購入実績に基づく会員ランク制度やポイント還元率の統一運用
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店頭POSのUIは、既存で使用していたタブレット型POSに近いUIをカスタマイズで制作し、スタッフの習熟負荷を軽減
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キャッシュレス端末や免税販売にも対応し、リアル店舗での実用性を強化
さらに、以下のようなカスタマイズ・連携にも対応し、現場ニーズに即した柔軟な仕組みを実現しています。
<今回対応した主な要素>
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yuhakuオリジナルのPOS画面の制作
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Shopifyの出品商品情報とRECOREマスタの双方向自動連携
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倉庫管理システム(ロジザード)との在庫・出荷データ連携
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Shopify管理画面に、会員証のバーコード表示対応(店頭読み取り)
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LINEミニアプリ連携によるCRM/再来店施策の強化


RECORE導入に伴い、これまでバラバラに管理されていた商品マスタ・顧客情報の統合・名寄せ処理を実施。
「誰が」「どこで」「何を買ったか」という顧客インサイトをリアルタイムで可視化できるようになり、今後の販促や商品開発へのデータ活用が可能となりました。
これにより、RECOREは単なる業務システムではなく、ブランドの意思決定を支えるDXの中核としての役割を担い始めています。
■ 今後の展開:オムニチャネル戦略のさらなる深化とリユース領域への拡張
yuhakuではRECORE導入による統合基盤を活かし、今後以下のような展開を予定しています。
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BOPIS(店舗受取)オペレーションの本格運用とUX最適化
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店頭在庫状況のEC上でのリアルタイム表示による販売機会最大化
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販売チャネルのECモール拡大(国内・越境含む)
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長期在庫・B品のリユース販売開始による循環型販売モデルの構築
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下取りプログラム(Trade-in)の実装によるエンゲージメント施策
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経営判断・在庫回転率・収益性を可視化するyuhaku専用ダッシュボードの構築
オムニチャネルとデータ活用の高度化を通じて、yuhakuは“ブランド価値を起点としたリテールDX”をさらに加速していきます。


■ 代表メッセージ(株式会社ユハク 代表取締役 仲垣 友博)

今回のRECORE導入は、単なるシステムの入れ替えではなく、yuhakuとして“ブランドとしてのこれからの在り方”を問い直す大きな機会となりました。
これまで現場ごとに分断されていた在庫や顧客情報がRECOREによって一元化され、スタッフ一人ひとりが同じ視点で顧客と向き合えるようになったことは、私たちが大切にしてきた「丁寧なモノづくり」と「誠実な接客」の価値をより引き立ててくれるものだと感じています。
また、BOPISやポイント連携など、オムニチャネル基盤が整ったことで、店舗・ECを横断した顧客体験の質が確実に上がっていることを実感しています。
これからは、下取りやリユースといった“循環を生む取り組み”にもチャレンジし、ブランドとしてのサステナビリティも高めていきたいと考えています。
yuhakuのクラフトマンシップを、より多くのお客様に、より深く届けていくために──
今回の取り組みが、その第一歩となれば幸いです。
■ RECOREが目指す「オムニチャネル基盤の民主化」
NOVASTOが提供するRECOREは、「システム起点で顧客体験を変える」ことをコンセプトに、以下のような提供価値を通じてオムニチャネルの民主化を推進しています。
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Shopifyとの高い親和性によるオールインワン型オムニチャネル構築
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複雑なオペレーションやデータ活用をシンプルにするクラウド基幹アーキテクチャ
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ブランドの業務に応じた個別カスタマイズやAPI連携の柔軟性
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顧客体験設計〜サポートまでを一気通貫で支援する伴走体制
今後もRECOREは、yuhakuをはじめとしたブランド企業のDX・オムニチャネル戦略を支援し、業種業態を問わず“次世代の小売業”を創るインフラを目指してまいります。
■ RECOREについて
RECORE(リコア)は、株式会社NOVASTOが提供する、小売・リユース業界特化のクラウド型基幹システムです。単なるPOSや在庫管理の枠を超え、「店舗とECを横断するオムニチャネル運営の基幹」として設計されています。
RECOREは、以下のような幅広い機能を標準搭載しています:
販売管理(POS/業販):タブレットUIを採用し、キャッシュレス端末や免税販売にも対応。国内外の実店舗に即した柔軟な販売環境を提供。
在庫管理:店舗・倉庫・ECをリアルタイムで統合管理し、欠品や販売機会ロスを防止。BOPISや店舗間移動にも対応。
顧客管理・CRM:会員ランク制度、ポイント付与、購買履歴の分析を一元化し、ECと店舗をまたいだ顧客体験を実現。
EC・モール連携:Shopifyをはじめ主要なECモールとスムーズに接続。出品や受注処理を自動化し、運用工数を大幅に削減。
各種マスタ管理:商品・顧客・取引先などのデータを統合。多店舗・多チャネル運営における“データの一貫性”を担保。

さらに、RECOREは高い拡張性とAPI連携力を備えており、外部のマーケティングツールやBIツール、物流システムとのシームレスな連携が可能です。標準機能だけでなく、個別開発を組み合わせたハイブリッド構成も柔軟に実現できるため、業態や規模に合わせた最適なシステム環境を構築できます。
現在では、中堅〜大手の小売・アパレル企業からリユース事業者まで、幅広い業種で導入が進んでいます。導入企業では、月額システムコストの削減、在庫回転率の改善、顧客体験の統一、業務オペレーションの効率化といった成果が実現されており、「小売業の次世代インフラ」として機能しています。
▶ サービスサイト:https://recore-pos.com/retail/
■ 会社概要
株式会社NOVASTO

所在地:大阪府吹田市豊津町9-22 大同門ビル7F
東京支社:東京都港区港南2-17-1 京王品川ビル2F
代表取締役:佐藤秀平
設立:2016年10月
事業内容:
・小売リユース向けクラウド型基幹システム「RECORE」の開発・提供
・フリマ/EC一元管理システム「RECORE EC」の開発・提供
・RECORE logi、RECORE ささげ代行、RECORE出品代行
・RECOREコンサルティング、RECOREリユース参入支援
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