第2回全国老人福祉施設大会・研究会議~JSフェスティバルin岐阜~分科会実践研究発表の最優秀賞が決定!
7会場、合計49件の実践研究発表の中から企画力・発表力・応用力を審査し、優秀賞(1発表)、奨励賞(2発表)を選出。さらに各分科会優秀賞受賞発表の中から最優秀賞(1発表)を決定した。
当会では、令和5年11月29日から30日にかけて、「第2回全国老人福祉施設大会・研究会議 ~JSフェスティバル in 岐阜~」を開催いたしました。
2日目に開催された分科会では、テーマ別に7会場に分かれ、計49件の実践研究発表を実施。企画力・発表力・応用力を審査し、優秀賞(1発表)、奨励賞(2発表)を選出し、各分科会優秀賞受賞発表の中から最優秀賞(1発表)を選出いたしました。
◆実践研究発表とは
日々の取組みの中で積み重ねてきた多くの“工夫”や“気づき”を客観視して、数値化・数量化・言語化していくことで、理論・根拠に基づいた取組みとして発表。その共有によって、高品質・高機能なケアの標準化に繋げていくことを目的としております。
◆最優秀賞受賞発表
分科会:第6分科会 養護老人ホームとしての使命と令和な福祉への新たな挑戦~課題を抱えた低所得高齢者への支援事業体として選ばれるために~
発表タイトル:「災害は”もしも”の話じゃない!! ~防災力強化の実践~」
発表者:北海道 稚内市養護老人ホーム富士見園 山内 正人 氏
概要:職員の防災意識を高め、災害発生時に求められるスキルを養うため、マンネリ化した現状の訓練では不十分と考え、より効果的な訓練を模索し、「災害図上訓練」に取り組んだ事例について紹介された。
◆審査員講評
【最優秀賞審査会 審査員】
BCPの作成は義務化され訓練の実施が求められているが単なる避難訓練にとどまらず災害図上訓練の内容はわかりやすかった。想定訓練としては理想的な報告であった。地域も巻き込んでできているところがすばらしく、「DIG」を用いた訓練が広がる契機になることを期待する。
【第6分科会 審査員】
令和6年4月から実施する必要があるBCPに関連する発表であります。BCPは、ただ作成するだけでは実際の災害時には役に立たないと言われているが、「DIG」という災害図上訓練を利用し、現場の職員全体でBCPについて考えていけることは施設として最も基本である安心と安全につながる。
以上、最優秀賞受賞者の山内 正人氏に対し、3月19日の第51回総会前に最優秀賞授与式が実施されました。
分科会にご登壇いただきました皆様、本当にありがとうございました。
その他、受賞施設の詳細や発表データのダウンロードなどは下記リンクからご確認ください。
▼全国老人福祉施設協議会ホームページ(大会詳細ページ)
https://www.roushikyo.or.jp/?p=we-page-menu-1-3&category=19326&key=26729&type=contents&subkey=543981
公益社団法人全国老人福祉施設協議会 大会・フォーラム委員会
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