東亜電気工業、サークレイスの「AGAVE海外給与計算」を採用 作業時間を約1/2に削減、業務の標準化で属人化を解消

海外15拠点に対応する複雑な給与計算を効率化、担当者の負担を軽減

サークレイス株式会社

エレクトロニクス部材の販売・加工・製造を行う 東亜電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:岩切 章、以下「東亜電気工業」)は、サークレイス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:佐藤 スコット、以下「当社」)が提供する海外人事労務特化クラウドサービス「AGAVE(アガベ)」を採用しました。

従来Excelで個別管理していた複雑な給与計算業務は、属人化と誤送信リスクを抱えていましたが、導入後は 作業時間がおよそ半分に削減され(※1)、業務の見える化により特定の担当者に依存せず遂行可能な体制 に刷新。バックオフィスと現地スタッフとの連携も円滑になり、効率性と信頼性の両面で改善を実現しています。

導入の背景と課題

東亜電気工業は、中国や東南アジア、欧米など8か国15拠点に出向者を配置し、グローバルにビジネスを展開しています。従来、各拠点の給与計算は、為替や税制・手当の違いを加味しながらExcelで手作業管理されており、給与明細の作成・送信にも多大な工数を要していました。

給与明細送付時のパスワード設定ミスや誤送信のリスク、資料の再送依頼に対する対応負荷など、ヒューマンエラーと心理的な負担も大きく、担当者に業務が集中していたことが大きな問題となっていました。

AGAVE導入の決め手は「視認性」と「属人化しない設計」

複雑な業務を効率化できる手段を模索する中で、東亜電気工業ではAGAVEのユーザー会を通じて他社の運用事例を参照。シンプルな操作性と、視覚的に明瞭なロジック構造により、業務フローの引き継ぎや標準化が可能であると判断し、2024年にAGAVEの導入を決定しました。

  1. 給与計算業務の作業時間、約1/2を削減

    給与計算や明細通知、為替対応などをシステムで一元化し、月次業務の負担を大幅に軽減。

  2. 業務の標準化による属人化の解消

    システムにルールを反映することで、担当者の不在時でも他メンバーが対応可能な業務体制に移行。

  3.  問い合わせ対応の効率化

    従業員自身による明細閲覧・計算根拠の確認が可能となり、現地からの問い合わせ対応もスムーズに

東亜電気工業 人事部からのコメント

「AGAVE海外給与計算」の導入により、これまで属人化していた海外給与業務が標準化され、誰でも対応できる体制へと変化しました。従来はExcelで煩雑な計算や送付作業を行っており、業務が特定の担当者に集中していたため、ヒューマンエラーのリスクや心理的な負荷も大きいものでした。

導入後は、業務の流れをシステム上で可視化できたことで、作業の再現性が高まり、引き継ぎもスムーズに行えるようになりました。また、給与明細の通知も自動化され、誤送信などの不安から解放されたことは大きな安心材料です。

作業時間は従来のおよそ半分に削減され、担当者には精神的な余裕が生まれました。現地スタッフとの問い合わせ対応もスムーズになり、信頼関係の構築にもつながっています。今回の導入を通じて、業務効率だけでなく、今後の戦略的な取り組みへの時間的余力も確保できたと実感しています。

さらに今後は、AGAVEのAI機能活用による高度な分析や自動化にも期待しており、戦略的パートナーとしてサークレイスとの協業を一層発展させていきたいと考えています。

今後の展望

東亜電気工業では、AGAVEによる効率化・標準化を実現した上で、将来的にはAI機能の活用によるさらなる付加価値創出にも期待を寄せています。サークレイスは今後も、海外人事領域における戦略的DXパートナーとして同社を支援してまいります。

詳細な導入事例のご紹介

東亜電気工業における「AGAVE海外給与計算」導入の背景や課題、導入プロセス、具体的な効果については、インタビュー形式で詳しくご紹介しています。現場のリアルな声を通じて、海外給与業務の効率化・標準化がどのように実現されたのかをご覧いただけます。


AGAVEについて

「AGAVE(アガベ)」は、海外に拠点を持つ企業の人事・労務管理を支援する、海外人事業務に特化したクラウド型SaaSプラットフォームです。海外駐在員の給与計算、経費精算、レポート出力など、多岐にわたる業務の効率化と標準化を支援します。

グループ会社ごとに異なる制度や運用にも柔軟に対応可能で、現地拠点とのスムーズな連携を実現。人的資本を戦略的に活用したい企業の海外展開を力強くサポートします。

2024年9月末時点の東京商工リサーチ調査では、「導入企業 国内シェアNo.1※2」として認定されており、2024年6月末時点での契約ユーザーID数は1万人を超え、今後もさらなる導入拡大が見込まれています。


サークレイスについて

サークレイスは、2012年に株式会社パソナグループと当時英国ロンドンに拠点を置いていたTquila Ltd.との合弁会社「株式会社パソナテキーラ」として設立され、2020年7月に「サークレイス」へと商号変更、2022年4月には、東京証券取引所グロース市場に上場しました。

自社開発のSaaS製品やSalesforceをはじめとする主要クラウドソリューションを活用し、お客様の DX(デジタルトランスフォーメーション)やカスタマーサクセスの実現を目指し、革新的かつ実効性のあるソリューションを提供し続けています。

会社名: サークレイス株式会社(circlace Inc)

所在地: 東京都中央区日本橋2-1-3 アーバンネット日本橋二丁目ビル 6F

設 立: 2012年11月1日

資本金: 4億1375万円(2025年6月30日現在)

代表者: 代表取締役会長兼社長 佐藤 スコット

事業内容

  • DX(デジタルトランスフォーメーション)に関するコンサルティング

  • ICTを活用した業務改善に関するコンサルティング

  • 自社SaaS製品(AGAVE)の開発、販売

  • クラウドソリューション(Salesforce, ServiceNow※3, Anaplanなど)の導入における設計から開発、さらに定着化、保守・運用サポートまでのワンストップサービスの提供

※Salesforceは、Salesforce, Inc.の登録商標です。

※Anaplanは、Anaplan, Inc.の登録商標です。

※1:工数削減率は、東亜電気工業株式会社の社内実績に基づく試算です。

※2:東京商工リサーチ「海外駐在員向け情報管理SaaSに関する調査(2024年9月末時点)」

※3:アオラナウ株式会社(当社連結子会社)との連携により対応可能です。

東亜電気工業について

東亜電気工業は、1947年の創業以来、電子・電気材料や電子部品、電気絶縁材料などの専門商社として、国内外の製造業を支えてきました。近年では、商社機能にとどまらず、受託開発・製造や自社オリジナル製品の企画・販売にも注力し、「ものづくり企業」への進化を推進しています。

アジア・北米・欧州を中心に15の海外拠点を展開し、グローバルなサプライチェーンを活かして、自動車関連・産業機器・環境衛生分野をはじめとする多様な領域において高付加価値な製品とサービスを提供。柔軟かつ確かな提案力で、お客様の課題解決と製造現場の最適化に貢献し続けています。

会社名: 東亜電気工業株式会社(TOA Electric Industrial Co., Ltd.)
所在地: 東京都千代田区外神田5丁目1番4号
設 立: 1947年6月17日
資本金: 4億5,068万円(2025年3月1日現在)
代表者: 代表取締役社長 岩切 章
事業内容:

・エレクトロニクス部品・機器の製造販売、受託開発・製造

・オリジナル製品の企画・販売

 

※本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後、予告なしに変更されることがあります。

【関連リンク】

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

サークレイス株式会社

12フォロワー

RSS
URL
https://www.circlace.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区日本橋2-1-3 アーバンネット日本橋二丁目ビル 6F
電話番号
-
代表者名
佐藤 スコット
上場
東証グロース
資本金
4億1375万円
設立
2012年11月